建築中の検査を拒否する工務店と売主不動産業者 | エスクローおじさんのブログ

建築中の検査を拒否する工務店と売主不動産業者

住宅を新築する際に、施主さんが第三者検査=ホームインスペクションを入れることは、いまや稀なことではなくなりました。


しかし、未だに第三者検査が入ることを拒否する建築会社や売主不動産業者がいます。


弊社の場合で言うと99%の建築会社は拒否しませんが、売主不動産業者は依然として多い印象です。どうでしょう、半分くらいは断るでしょうか。


売主不動産業者については、建てているのはあくまで分譲主である不動産業者であり、建築中の建物は売主の所有物であるので拒否する権利はあります。そういう意味で工務店より多いというのはやむを得ません。


建築会社で拒否する会社には特徴があります。


1.「弊社は品質に絶対の自信があります。国が定めた指定検査機関の検査も受けていますので大丈夫です。」という会社。


こういう会社に限って品質がよろしくない。このトークは多くのハウスメーカーも使いますね。


2.大工さんが主体となっている工務店。


昔ながらの職人気質で仕事をしていただくのは結構ですが、情報収集に限りがあるので、どうしても時代遅れになってしまう。


結果として情報収集能力に欠ける人・より良いものを求めようという意識が希薄な人。こういう人達が携わっているという傾向があります。


逆に「どうぞどうぞ第三者でも誰でも自由に見てください。」という建築会社は、素晴らしいことが多い。


これから家づくりを始める方は、良い会社かどうかを見極めるトークとして「建築中に第三者の検査を頼もうと思っているのですが大丈夫ですか?」と聞いてみるのも良いかもしれません。


ちなみに東海地区では、相変わらずW社が完成引き渡し後しか検査させてくれませんので、弊社ではお勧めしない会社ワースト1位となっています。