2012-04-19 10:08:06

卸売業や小売業が厳しい理由

テーマ:100年企業


前回は、下請けの厳しさについて述べました(前回 )。





その原因は

「全ての商流は最終消費者に通じる」という点です。





製造業ではなく、卸売業や小売業は

最終消費者により近い存在です。





では、彼らは順風満帆なのでしょうか。



卸売業や小売業は製造部門を持っていませんから、
自社のオリジナル商品ではなく、
標準品を仕入れて、販売しています。




標準品はどこから買っても、機能は同じです。




長年の付き合いで、

大企業や自治体に納めていられたとしても、

いつまで自社から買い続けてくれるか不安な状況なのです。





最終消費者に近いので、
多くの人が必要として、
かつ「欲しい」と思うものが何かを感じる事が出来ます。
その変化も知ることができるでしょう。




しかし、他社が作った標準品は

消費者の「必要」を満たすことはできても、

「欲しい」を満たすことはできない事が多いのです。

















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2012-04-11 11:34:50

下請け製造業が厳しい理由

テーマ:100年企業


下請けではダメだとよく言われますね。



下請けの特徴は、


他社の意思が自社の商品を決定すること。



この状態は、最終商品が順調に売れ続けていると

非常に楽ですよね。



まず、商品開発を自社で行う必要がありません。

上位工程の会社が言うものを作っていればいいのですから。


新規の顧客を獲得するための営業もいりません。

上位工程の担当者との関係を維持していればいいのですから。



商流を維持するためのコストが非常に安く済みます。




しかし、すべての商流は最終消費者へ通じているのです。




最終消費者の好みが変化すると、楽な状況は一変します。



最終消費者が購入しなければ、

最終商品は在庫になり、

中間部品の生産は不要となってしまうからです。




下請けのもっとも大きな問題は、

最終消費者から距離があることです。

最終消費者の欲求の変化を捉えるには、

当然、最終消費者と接点がなければ難しい。




下請け製造業が抱える大きな問題です。



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2012-04-05 14:26:05

アウトソースする事のメリット

テーマ:分業について


前回は分業のメリットについて述べました(前回記事



しかし、前回述べたものだけが分業のメリットではありません。




社内に分業体制を構築できたならば、

その業務の全てを自社で行う必要はありません。


業務のアウトソースをすることで、利益を得られます。




どんな企業でも、自社だけでは、

それほど多くの量が発生しない業務があるはずです。



そうした業務を行う専門業者があれば、

そこに業務委託することで利益を得られることがあります。




分業された作業が、既に一つの社内業務として
鎖のように前後の業務とつながる体制を

整えられているのであれば、

作業それ自体を社外に出すことに
不都合はまったくありません。




注意点は、アウトソースした先が
その作業に十分「熟練」していて
こちらの要求レベルを満たす作業「ノウハウ」を

有しているかどうかにあります。


つまり自社の分業体制とフィットして、

うまく業務をつなげられなければ、
アウトソースするメリットはありません。




こうした点に留意すれば、自社で行うより、
質の高い作業を、より安いコストで手に入れられるのです。







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2012-04-01 10:30:06

分業のメリット

テーマ:分業について


分業のメリットについて確認しておきましょう。



まず社内に存在する様々な業務を挙げてみましょう。



発注、納品(検品)、支払、保管、受注、出庫(検品)、

検収(売上先)、請求、入金確認、など・・・。



たくさんありますよね。





これだけの作業を仮に一人で全て行う場合、

一つの作業を終了し、次の作業を実施する度ごとに

次の作業の準備をしなければなりません。


作業ごとに段取り時間をとられますから、

分業した時に比べて全ての作業を終了するまでの

総作業時間がより多くかかってしまうことになります。




また一人で全ての作業を行う場合、

それぞれの作業に慣れるまでにたくさんの時間が必要です。




同一の作業を

より短時間にかつ正確に実施するには
作業の繰り返しによって「熟練」

の域に達することが必要です。

分業することで、一人で作業する場合に比べて
より速く「熟練」に達することができます。




また、「熟練」を手に入れる過程でなされる

創意工夫により、
ユニークな作業道具、作業手法が

生み出される可能性があります。

これらの作業道具や作業手法が、

まさに「ノウハウ」であり、
同業他社は持っていませんから、

あなたの会社に競争優位をもたらすことになります。



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2012-03-23 11:17:16

事務所移転を計画しています

テーマ:ブログ


当初、交通の便が良い事から

赤坂界隈を移転先に考えていたのですが、

古い建物が多く、

電気容量が足りない、

耐震基準を満たしていない等、

なかなか、条件にあう物件が見つかりませんでした。




そこで、物件を探す範囲を赤坂界隈から、

虎ノ門まで範囲を広げる事にしたところ、

条件に合う物件が見つかりました。




虎ノ門は私が会計士としての

キャリアをスタートさせた場所。

何か不思議な縁を感じています・・・。




移転が決定いたしましたら、

またご報告させていただきます。




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2012-03-19 14:28:45

有価証券報告書を経営に利用する

テーマ:100年企業


他社のうまくいっているやり方を、

必要な部分だけ模倣する事は成功への早道です。




また、同じ業種、または自社製商品に影響を与えそうな

業種の企業がどういう戦略を考えているか、

知りたいものです。




そんな時、役に立つのが有価証券報告書です。




有価証券報告書とは金融商品取引法で

規定されている事業年度ごとに作成する

企業内容の外部への開示資料のことです。




財務情報はもちろん、

実に様々な企業情報を

開示しなければならないことになっており、

株式を上場している企業はこの有価証券報告書を

開示しなければなりません。





例えば、有価証券報告書の中に

「事業等のリスク」という章があります。




これは投資家保護のため、

企業がさらされているリスクを開示しているものです。




これを読むと、

その開示会社が身を置いている

市場環境やその市場環境に対して、

どのように対応していこうとしているか、

読み取ることができます。




何も、細かい財務分析をしましょう、

と言っているのではありません。



その企業の属する業界に対する認識、

それに対して、何が問題だと考えて経営しているのか、

それを知ることはあなたが経営する上で

有用であることは間違いありません。




あなたのほんの少し先を行っている企業が、

自社の重要情報を開示してくれているのです。

これを参考にしない手はないでしょう。




自社の参考とすべき適当な規模の

上場企業をみつけ、その有価証券報告書を

是非参考にしてみてください。



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2012-03-13 11:59:21

売上1億円企業が規模を拡大しようとすると・・・ その3

テーマ:100年企業


資金だけではありません。


「上場審査基準」の存在は、

上場企業等との取引をしづらくさせています(モノ)。

「大企業神話」の存在は、

優秀な人財を未だ大企業にのみひきつけます(ヒト)。



これらが、日本の制度または根深い日本人の感情

に基づいていることから、

経営者であるあなたの力だけでは

どうしようもないものなのです。



では、どうすればよいのか、

ただ黙々と努力するしか方法はないのでしょうか。



高度経済成長ははるか昔です。

努力さえすれば、結果がでるような時代ではありません。


問題は努力の仕方なのです。


ただやみくもに、がむしゃらに頑張ってみても

結果に結びつくとは限らないのが

今の日本の現実ですから。



努力の仕方を間違えてしまえば、

売上10億円どころか、業容の大幅縮小、

さらには倒産またはそれに近い憂き目に会う事さえあります。



売上10億円を目指しつつ、

倒産や業務縮小というリスクは回避する、

そんな頑張り方をみつけなければならないのです。



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2012-03-06 10:51:21

売上1億円企業が規模を拡大しようとすると・・・ その2

テーマ:100年企業


規模拡大を阻む障害、

しかし、この障害を取り除くことは経営者の努力だけではできません。




金融機関に対する不満は定番中の定番ですが、

金融機関が成長に十分な潤沢な資金を、売上1億円企業に

貸すことができないのには理由があります。



それは金融検査マニュアルの存在。



金融機関の監督官庁は金融庁です。

金融機関が適正な融資を実施しているか、

金融庁が検査する際の基準となるのが、

この金融検査マニュアル。




このマニュアルには、「償却・引当」という項目があります。




その内容を要約すると、

回収不能と考えられる金額が発生した場合、

それを「引当金」として損失計上しなさいということ。

損失が大きくなれば、結果自己資本が減少、

金融機関として事業継続に関わる

重要な事態を招く事になってしまいます。




売上1億円規模の会社にとって、

成長するために必要な資金も、一度焦げ付けば、

金融機関にとって自社のビジネスに

悪影響を与えかねない、

危険な貸付金になってしまうのです。




ではなぜ、中小企業の成長を阻害しかねない

金融検査マニュアルが存在するのでしょうか。




それは日本の社会が金融システムの維持を必要としているから。

仮に金融機関の貸付金に多額の回収不能額が発生し、

日本の金融システムが揺らいだらどうなるか。

アメリカのサブプライム問題や

ヨーロッパの信用不安のように

社会に大きな負の影響を与えてしまうのです。




金融検査マニュアルを社会が必要としている以上、

経営者の努力だけで既存の金融機関から

成長に十分な潤沢な資金を借り入れる事は不可能なのです。



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2012-03-05 13:23:36

売上1億円企業が規模を拡大しようとすると・・・ その1

テーマ:100年企業


「格差社会」とはウィキペディアによると



「人間社会の構成員を階層化した際に、階層間格差が大きく、階層間の遷移が不能もしくは困難である(つまり社会的地位の変化が困難、社会移動が少なく閉鎖性が強い)状態が存在する社会」



だそうです。




格差といえば個人の問題を指すのが一般的ですが、

個人にとどまらず、企業においても

格差の問題は存在するのではないでしょうか。




個人の「格差」の問題としてよく挙げられるのが、

「格差」の固定化です。

個人の能力や努力とは無関係に、

経済的な豊かさの程度が固定化される

ということです。




企業においても同様の問題が

指摘できるのではないでしょうか。




優れた技術や能力、人脈を有しているのに、

規模を大きくすることができない・・・。

社会に広く活躍の場が提供されることがない・・・。




売上1億円規模の企業に

日本の社会はとても厳しいように感じます。




確かに倒産を避けるための諸施策は用意されています。


しかし規模を大きくしようと活動し始めると、

そこに様々な障害がでてくるのです。



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2012-03-02 12:23:57

お弁当屋さんの「お金の流れ」

テーマ:100年企業


繁忙期になるとありがたいのがお弁当屋さん。




事務所近くの小路にも、お昼時、

お弁当の移動販売車が何台かやってきます。

その中には行列ができる店もあります。




まずは、タコライス屋さん。

タコライスとは、ご飯の上にタコスの具をのせた、

沖縄発祥の料理。

基本600円。

ご飯大盛り、アボガド追加、レタス追加などで

プラス50円から100円。

注文してから容器に盛り付けてくれるのですが、

一人のお客様をさばくのに、数十秒。

行列はできますが、待ち時間は数分でしょう。




次は、エスニック料理のお弁当屋さん。

6種類のエスニック系お惣菜から3種類を

選んでご飯の上にぶっかけるスタイルが基本。

これが600円。

ご飯大盛り、お惣菜一品追加、スープ付きなどで

プラス50円から100円。

こちらのお店も注文してから

盛り付けてくれるのですが、

やはり一人のお客様をさばくのに、数十秒。




低価格路線のお弁当屋さんもありますね。
こちらは、400円と500円の二種類のみの販売。
既に盛り付けられているお弁当、

スープなどの別売り商品もなし・・・。




根は「経理屋」ですので、行列に並んでいても、

頭の中はそれぞれの店舗の粗利の試算(笑)。




みなさんがお弁当屋さんを経営するとしたら、

どんなお店にしますか?





売上10億円企業への水先案内人 高橋康夫のブログ

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