「危ない転職エージェントさんを見分ける方法。」 | ディーセントワーク・高橋のブログ

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現在キープレイヤーズのパートナーとしてエージェント業やってます。
リエゾンアーキテクトからキープレイヤーズへ。
そしてディーセントワークの実現へ。

毎回面談していると話題になるのが、
「どんなエージェントさんが良いエージェントさんなんですか?」というご相談。

今回はぶっちゃけてしまおうという事で、
すぐにわかる危ない転職エージェントを見分ける方法を記載します。

■年収を下げてくる
もうこれはダメです。
なぜかって、年収はキャリアとか実績とかを評価して提示していないからです。
*参考
http://ameblo.jp/takahashi-hidenari/entry-11984017833.html

年収は企業の給与制度によって提示しているだけです。
しかしながら、採用企業は必ずと言っていいほど、初回の提示は低めに提示してきます。
なぜか。
採用は投資ですから。初期投資を抑えるのは当然です。
みなさんだって、買い物したり外部業者を使うときに
「安くならない?」って言ってますよね?

それと同じです。

安くしたい企業に、安くしようとするエージェントがついたら
あなたの年収は安くなるに決まっています


できるだけ年収を下げない様に企業と交渉してくれるエージェントさんこそ
おつきあいしていくエージェントさんとしてふさわしいでしょう。

「600万円?そんなに出ませんよ?」「相場は400万円ですよ。」
「もう少し低めでも大丈夫ですよね?」
なんて言ってくるエージェントさんは避けるべきですね。

■入社した人、推薦した人の事を説明できない
「いい会社です!」「おすすめです!」とかオウムのように繰り返し言う事はできるけど、
どんな人が入ったか、どんな人が応募しているかを説明できないエージェントさんは避けた方がいいですね。

だって、採用企業と日々取引しているわけですから、わかっているはずです。
支援実績があれば、入社した方がどんな風に過ごしているかわかっているはずです。
しかし語れない。
「個人情報なんで!」とか煙に巻く人もいるようですが、年代と職種くらいは言えるでしょう。

これが言えないという事は、求職者さんと関係構築ができていない、もしくは
とりあえず入社させてほったらかしというケースが多いです。

■初回面談時に回答期限を設定する
結構多いみたいですね。初回面談で「内定が出たら*日以内に返事してください。」とか
「1週間以内に回答するのがルールです」とかね。
アウトです。
そもそも、多くの採用企業は回答期限の設定を行ってきません
私はかれこれ8年位この仕事やっていますが、回答期限を設定されたことはありません。

では、誰がやっているのか。
多くの場合、間に入っている転職エージェントが行っています。

意図的に情報を動かすことで、自分たちが利益を得られるように仕向けているんですね。

企業が内定回答期限を設定する場合の合理的な理由ってほとんどないんです。
ちなみに、回答期限設定を守らずに内定が取り消しになるのは違法です。
これも知らない方が多いようでびっくりなお話なんですが。

回答期限設定を行うのであれば、内定通知書に明確に記載しなくてはいけません。
大抵期限記載がない通知書が多いわけですが、間にいるエージェントがそれを代理で
「回答期限は*日です。じゃなきゃ取り消しです」とか言うのは無効です。
内定って雇用契約ですからね。

というわけで、初回面談で上記内容に一つでも当てはまることがあれば要注意です。
というかほぼアウトです。

こういったエージェントさん経由でも転職できるかと言われればできますが、
深い納得感を得られる活動になることは難しいと思われます。

転職市場も活況ですが、活況になると市場が荒れるというのも事実です。
くれぐれもご注意ください。