楽曲制作業奔走記・たかちのおんがく

サウンドクリエーター、NR-Takaの音楽制作業奔走ブログです。東京進出を目指し、音楽制作・サウンド制作のお仕事を募集しています。

皆さん、おはようございます。

NR-Taka

サウンドクリエーター

NR-Taka
作曲家・編曲家・サウンドデザイナー

ゲームミュージック、リズム体操用BGMの制作に特化したサウンドクリエイター。
ストリングス、ブラスを使ったパワフルな生楽器系のアレンジを得意とする。
同人即売会M3には、サークル名「NR-Taka」で参加していたり、相方の同人音楽サークルの制作協力をしている。

楽曲制作者としてさらなる飛躍を目指すべく、東京進出を目指し、活動中。
音楽制作の依頼は、下記リンク等よりメールにておねがいいたします。

■音楽制作のNRTサウンド■

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皆さん、おはようございます。


商用フリーで許諾申請いらず
NRTサウンド プレミアム楽曲集2016、発売中!


…と、キャッチコピーにもなっている商用フリー許諾申請いらず、という言葉ですが…
今回は、それをアピールする理由について、コラム致します。

地雷だらけのBGM使用


もしかしてとは思いますが…こんなこと、していませんか?

・人気アイドルが好きで、その曲をいつもお店でかけて営業してます!
・イベント会場を借りてイベントを行っていますが、このアーティストの曲をかけてると好評です!
・このアーティストの曲が好きだから、曲のカバーを演奏するイベント(入場料あり)を開催したよ。



もし、上記のことを断りなく行っていた場合、違反行為となることがあります。

JASRAC登録曲の使用


JASRACというと、世間ではあまり良いイメージを持たれていないと思いますが、大体の市場に流通する邦楽は、上記団体によって権利を管理されていると考えていいでしょう。

簡単に説明すると、アーティストは(大体がレーベルを通じて)JASRACに楽曲を登録することで、CDが販売されたり、楽曲が使用された場合に、使用されたメディアや回数に応じて、ギャランティがアーティスト、作曲家・作詞家などに支払われます(印税)。いわゆる印税生活とは、楽曲が売れた、楽曲が使用された、そのたびに振り込まれる印税によって、働かずとも収入があり暮らしていけるという状況で、アーティストや作家のゴールとして設定されることが多いです。
そして、アーティストや作家に印税が振り込まれるようにするために、登録曲を使用する場合には、使用する状況によって、JASRACに許諾申請をし、適宜代価を支払う必要があります。これにより、JASRACの許諾を得たと証明がされ、用途の範疇であれば問題なく登録曲を使用することができます。たまに漫画で、登場人物が歌詞を口ずさんでいるコマの枠外に「JASRAC許諾なんたら」と書いてあるのも、JASRAC登録曲の歌詞を使用し、そのために許諾を得ている、という証明のためです。

アーティストや作家が適切な代価を得る、楽曲を使いたい人が許諾を取りやすいように窓口となる、それがJASRACのあるべき立場…のはずでしたが…
これら問題については、検索すれば出てくると思いますので、この場では割愛します。


簡単にまとめると、JASRAC登録曲を使う場合はお金の支払を含む許諾申請が必要、ということです。
つまり、逆を言うと、JASRAC許諾がされていない状態で登録曲を使った場合は、無断使用にあたり、いろいろなおまけを付けて使用料の督促をされる、ということです。


JASRAC登録曲を使う際の料金は



JASRAC登録曲を使う場合は、個人の営業所で使うケースにおいては…

店舗面積500㎡以内(個人営業の店舗はこの範囲内に収まるはずです)

  年間使用料:6000円
  対象:JASRAC管理楽曲全般の音源および演奏・歌唱(BGM目的による使用)

参考:JASRAC公式:各種施設でのBGM
http://www.jasrac.or.jp/info/bgm/index.html

許諾申請が必要なのは?


一般的には営利を目的とする場における登録曲の使用、とは言われていますが、正直ちんぷんかんぷんです。
簡単に言ってしまうと、営業しているところでJASRAC登録曲を使うのは許諾申請が必要、ということですが、それでもまだわからないところが多いですね。

許諾申請が必要な例


A:営業所、飲食店、接客を行うのが明確な事業所での営業時間での使用
B:上記場所・時間における登録曲の演奏・歌唱・放送行為
C:カラオケ
D:イベントホール、催事場、貸しホールなどの、レンタルスペース業務を行う場所


一番密接なのはAですね。
これは、営業行為の中に営業所でJASRAC登録曲を流すという顧客へのサービスが含まれると判断されるためです。なので、「別にJ-POPの1曲2曲流しながら営業しても問題ないよね」は通用しません。大丈夫じゃない、問題だ!

Bについては一旦置いておきます。

Cについては、通信カラオケ機器を設置し、いかにも「通信カラオケ業者が権利に介入してくれるだろう…」という場合でも、店側に「店でJASRAC登録曲を使用する」ための許諾申請の義務が発生します。時々カラオケ設置店舗がJASRACに踏み込まれるのは、(通信)カラオケ機材を導入した際に、店という営利目的の場所で登録曲を使用するための申請を怠ったためです。ややこしいなぁ~・・・

Dについては、イベント自体が入場料を取らなかったり、営利を目的としないものであっても、貸しホール自体がスペースをリースする営業行為に相当するため、支払いが必要となります。但し、結婚式場、大きなイベントホールなど、JASRAC登録曲の使用頻度が高い会場については、会場が予め包括契約を結んでいることがあるため、開場使用の際は許諾申請の是非を尋ねておくといいでしょう。
 同じ理由で、Bの営業所内での演奏・歌唱・放送行為も、店舗運営上であることが明らかであれば、営利目的での使用とみなされ、徴収の対象となりかねません。流石に「居酒屋で酔った客がアカペラで歌い出した」というのは、店舗運営の範疇には入りませんが、主人が自慢ののどを来客に披露!ということを恒常的に行った場合は、営利目的での使用とみなされます。

ここにはありませんが、ニコニコ動画やYouTubeでJASRAC登録曲を使えるのは、そういう動画サイトが包括契約を結んでいるためです。登録曲を使用した動画を動画サイト以外のレンタルサーバーにアップして公開すれば、たちまち許諾違反となりますのでご注意ください。

許諾申請が不要な例


・教育現場、ボランティアなど、営利を目的とした場所やイベントでないこと
・権利楽曲の演奏・歌唱・上映・放送に対し、著作隣接権行使に対する代価を支払わないこと
・営業を目的としない職場での使用、営業時間外での使用、営業を伴わない自営業での使用
・有線放送サービスなど、すでにJASRACの使用契約を結んでいるサービスを受けている場合
・テレビやラジオを流す場合

学校、公園といった、スペースの使用について権利者に金銭の支払が発生しない場所であり、かつ、権利楽曲の使用において一切の金銭授受が行われない場合に限り、許諾申請が不要となります。
但し、教育目的とはいえ、生徒の演奏のために有償で譜面に起こすなど、金銭授受が絡んだ場合はアウトになると思われます。

また、営業を目的としない職場(オフィスや事務所など、顧客と直接営業を行わない事業所)での使用については、アウトとは言い切れないと思います。もし、営業を目的としない職場でアウトの場合は、職場で権利楽曲が流れだした瞬間に許諾違反を取られますし、その都度JASRACが踏み込んでいくわけにもいきません。また、自営業者が在宅作業中のBGMで使うなどについては、勤務と私生活の線引が曖昧なため、許諾申請を求められないでしょう。但し、応接室での営業交渉やテレビ通話など、権利楽曲を流しながら顧客対応を行い、かつ顧客がその音楽を耳にすることができる場合は、営利目的での使用とみなされる可能性は高いと思われます。

有線放送サービスなどは、サービスの利用に対する支払いで、すでにJASRACに支払いを代行しているため必要ありませんが、当然、サービスの使用に対して課金されます。
テレビやラジオなどを流しながらの営業は問題ありませんが、録画した番組を放送する場合については抵触します。


ここまでご覧になっておわかりだと思いますが、JASRAC登録曲を使用し、なおかつ許諾申請が不要なケースは、それを実現すること自体にコストを費やすわけです。
 もっとも、許諾申請が不要なケースにおいても「許諾申請をしていない、許諾料払え!」と団体の中の人が踏み込んでくる事例も散見され、もはや何がなんだかわかりません。JASRAC登録曲の使用については、内部外部ともにわけがわからない状態になっている、それは否定できない由々しきことです。

じゃあ、JASRAC権利楽曲以外を使えばいいんですよね!


もちろんJASRACに登録していないので督促の使用がありませんが、当然ながら勝手に使えば著作物の無断使用、著作権侵害に相当します。
著作権は、作品ができた時点で発生し、そこにはJASRACなどの管理団体への登録の有無は関係ありません。極端な話、チラシの裏側の落書きにも著作権は発生します。無断使用による著作権侵害は今のところは親告罪(権利者及びその関係者しか告発できない)ですが、どこをどうして著作者に知れるかわかりませんし、証拠を押さえられれば訴えを起こされた際に勝ち目がありません。危険な橋を渡る行為です。

権利楽曲じゃない楽曲を使用する場合は、権利者に使用の許可を求めるか、もしくは権利者が定めるガイドラインに従って使用する必要があります。場合によっては商業利用ができないこともあります。
特にインターネット上で手に入る商用フリー楽曲においては、mp3形態での供給が主であり、このままでは音楽CDにすることはできません。音源をオーディオCD形式に収録して使うことは、意外とハードルが高かったりします。

で、プレミアム楽曲集とどう関係するのですか?


プレミアム楽曲集の利点は、以下のとおりです。

・JASRAC登録していないから、許諾申請のための支払いが不要
・サイトやパッケージ上で商用フリーと銘打っているので、許諾申請が不要
・オーディオCD形式なので、楽曲を探す手間も、吟味する時間も、オーディオCDに仕上げる知識も不要。デジタルディバイドに悩まない

※デジタルディバイド:コンピュータやインターネットを使用するための知識技術的な敷居


簡単にいえば、オーディオCD形式のプレミアム楽曲集を購入すれば、許諾申請の手間も追加支払いも必要なく、ラジカセ1つあれば店や職場に最適なBGMを流すことができます、ということです。
何より、権利関連でサイトを調べたり理解する必要や、無断使用に対するトラブルに巻き込まれることがないので、BGMの導入に神経をすり減らすこともありません。
浮いた時間を、有意義に使ってください


NRTサウンドは、楽曲制作を通じ、個人事業者を、地域社会を応援します――




NRTサウンド プレミアム楽曲集2016は、全3種類、各5000円で販売中です。
(※郵送の場合、送料が追加されます)
詳しくは、上のプロモーション画像のリンク先、NRTサウンド楽曲集販売ページより、お申し込みください。


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商用フリーの楽曲集も販売中です。詳細・お求めはNRTサウンド公式ページより!

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皆さん、おはようございます。

NRTサウンドの定期放送、NRTストリーム第8回放送がアップされました。



放送の中でも語っていますが、NRTサウンドはGWで機材強化を行いました。
今回の機材強化は、主にボーカル曲オケ制作を意識したものとなっています。
次回放送では、強化した機材を活かした新サンプル曲紹介ができればと思っています。

…本来はそのために機材をいじる時間がGWで設けられたらとは思ったのですが、思いの外リアルが忙しいためにそこまで手が回らなかった感があります。
半ばぶっつけ本番な感はありますが、サンプル曲制作を通じて、新しい機材の使用に慣れていこうと思います。

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皆さん、おはようございます。


商用フリーで許諾申請要らず、たっぷり使いやすい60分!

NRTサウンド プレミアム楽曲集を販売開始して1ヶ月たちました。
プレミアム楽曲集導入に関する記事も、これから増やしていこうと思います。


それに先立って…
商売においてよく言われる「いいものだから売れるとは限らない」について説明していこうと思います。

購入までのプロセスは2つある


購入されるべき商品やサービスの情報を知ること
商品やサービスの内容を吟味すること

この2つをくぐり抜けて、初めて購入・サービスの締結・契約といったゴールに辿り着きます。

いいものだから売れると限らないのは


人は、欲しいと思う際に、いいものがあれば買っていきます。
絶対的に質の高い、相対的に質が高いと判断されれば買います。
しかし、どんなに商品やサービスの質を追求しても、それらの存在や購入方法を知らなければ画餅、どんなに素晴らしいものであっても購入されることはありません

あなたの部屋に、高級なベッドとレースのカーテンとティーセットを導入しました。自分の時間の質を高める素敵な空間です。
しかし、あなたの部屋に素敵な空間があるという情報を、あなた以外の人がどうやって、あなたが語ること無く知ることができるでしょうか。

「素敵な品を導入したのにどうして誰も観にこないんだろう…」

当たり前ですね。
むしろ語ってもいないのにそういう情報が筒抜けである方が問題です。


おそらく、いいものを用意していれば、いいものがあると口コミレベルで広がり、やがて大勢の顧客が店に殺到するという未来を、「いいものだから売れる」という言葉に期待しているでしょうが、大体期待外れなものが多く、仮にそうだとしても、いいものが評価され、売れるようになるまでに、果たしてどれだけの時間がかかるでしょうか。

商品やサービスの質を良くすることが反映されるには、その前の段階、購入されるべき商品やサービスの情報を、顧客に知らせなければなりません。様々な方法はありますが、オンラインだったらSNSやブログの活用による情報発信に、ホームページの作成、オフラインであればポスティングや地道な営業活動、店舗を開いて営業していることのアピールが必要になります。

…で、これがプレミアム楽曲集とどう関係するのですか?


プレミアム楽曲集は、様々な職場に、仕事に、営業に、イベントに、様々な場面にぴったりな商用フリーの楽曲集として販売を開始しました。言うなればそれは、業務環境を向上させる一助とするのが目的で、「商品やサービスの質を高める」に相当するでしょう。
つまり、プレミアム楽曲集を導入するということが、直接営業行為に関わってくるということはありません
 店の雰囲気を良くし、顧客満足を高め、リピーターを増やしたいというのであれば、商品やサービスの質を追求したり、プレミアム楽曲集を導入することは効果が見込まれますが、顧客の新規獲得や情報の拡散をすることについて、商品やサービスの質は二の次です。
 顧客をもっと獲得したい、情報をもっと広めたいというのであれば、営業に力を入れる必要があり、それはプレミアム楽曲集の導入とは直接関与のない次元です、ということを予めお断りしたかったためです。
 但し、営業に力を入れるためにプロモーション動画を作る、そこにプレミアム楽曲集の楽曲を使えば、新規顧客の獲得に関与するともいえますが、それは営業の質の向上を一助するという形であり、やはり直接的な営業行為ではありません。

いいものだから売れるとは限らないが


但し、最後に補足をしておきます。

いいものを用意したから売れるとは限りません。
でも、顧客が商品やサービスにアクセスできるようになれば、その時は質が勝負になります。
宣伝だけに力を注ぎ、質の追求を怠ったものと、しっかり質を追求した良品、この2つが同じ舞台に並べば、勝負は火を見るより明らかです。


いいものだから売れるとは限らない」とは皆口を揃えて言います。
しかし、誰も「だから質はどうでもいい」と言う人はいません


昨今、情報の共有が顕著な時代、安い仕事が時として人命を奪うような事態が報じられる時代…
未だ安さを追求する声は残っているものの、徐々にあからさまな安さを疑い、消費者が自ら質を吟味するようになっていくことでしょう。


その時に勝利するのは、人のため社会のため、地道に商品やサービスの質を追求していった人たちであると、信じています。
そして、NRTサウンドもまた、音楽で、一助する存在でありたいと、強く願っています。




NRTサウンド プレミアム楽曲集2016は、全3種類、各5000円で販売中です。
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※同じ制作依頼でも、DOVAほかのサイト上での依頼と制作料金が異なる場合があります。

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皆さん、おはようございます。


唐突ですが…
音楽制作というのは、プロじゃなくてもできます。

しかし、これで終了するとそこまでになってしまいます…話には続きがあります。


音楽制作というのは、プロじゃなくてもできます。
但し、アマチュアでの制作は、明らかに底が見えます。
「アマチュアでもなんとかなる範囲」と「プロじゃないとどうしようもない範囲」を見極める必要はあります。


今回、「それなりな録音をする方法」というタイトルで1記事制作した理由には、「アマチュアでもなんとかなる範囲」と「プロじゃないとどうしようもない範囲」の見極めを行わないと、制作する側、制作を振る側共にいいことがない、と思ったからです。

それなりな録音をしてください


音に関する仕事の一つに、録音があります。
歌ものであればボーカル、楽器の生演奏、大きなものに至ってはフルオーケストラのホール録音まで…
ローカルなものについては、コマーシャル用のナレーションボイスの収録などがありますね。

楽器の生演奏の録音とか、イベントの録音は、録音に慣れている人がいるケースが多かったり、専門の業者に投げたりするわけですが、ナレーションボイスの収録やボーカルの歌声の録音については、録音自体が比較的簡単にできるため、自分たちでなんとかできてしまいます。

…ただ、その「自分たちでなんとかできる」クオリティのものをプロに投げた場合、どうなるでしょうか…録音では、こういうケースが挙げられます。

・音が割れている
・音が極端に小さい、ノイズが目立つ
・ナレーションとかと関係ない環境音を拾いすぎている

録音された素材がこういうケースに当てはまっていた場合、制作現場は録音された音声のトリートメントに時間と労力を取られてしまいます。最悪録り直しをすることになり、予定にはない時間と費用をロスすることでしょう。
素材をそのまま使う、クライアントの自己責任です、と開き直り、粛々と遂行するケースは先ず無いでしょう。なぜなら、素材のクオリティをそのまま支えば、「プロが請け負った仕事なのに出来が粗い」と評価され、仕事自体が低評価を受けるからです。それはプロの信頼問題に関わってきます。
録音自体をプロに投げればいいのですが、どうしても自分たちでなんとかしたいという場合…それなりな録音をする方法を記述します。

それなりな録音をするために


まず、以下の録音方法は絶対に避けてください

・民生用マイク(PC用マイク・ヘッドセット、安いカラオケマイクなど)
・ボイスレコーダー(ICレコーダー)
・PCやラジカセのマイクイン端子にマイクを接続
・ラジカセに向かって録音ボタンをポチー…
・バックでオケを流しながら歌う

この状況を打開できない場合、素直に録音を依頼した方がいいと思います。
民生用マイクは録音用にはできていません。
ボイスレコーダーは、あくまでも会議の議事録の録音など、声を識別するのが目的のため、音質が良くありません。また、提出できる素材とするため、wavファイルで保存するためには、ある程度の知識が必要になります。mp3形式やボイスレコーダー独自の拡張子で渡されても、編集する側が頭を抱えるだけです。

マイクイン端子を経由しての録音は、ノイズが酷いためオススメできません。
ラジカセに向かっての録音においては、もはや最悪レベルです。
再生した時点で「サーッ」というノイズが聴こえた場合、編集する側は頭を抱えることになります。ノイズが聴こえる場合、ノイズを除去する作業をすれば、多少の音声素材の劣化は避けられませんし、その作業自体が音響の専門的な分野のため、追加料金を請求されることは避けられません。それ以前に、録音した音声素材がテープ媒体、ということ自体がありえません。

ボーカル曲の場合、バックでオケを流しながら歌うと、マイクがバックのオケを拾ってしまうので使い物になりません。ボーカルを録音する場合は、バックオケはヘッドホンで聞きながら歌いましょう。

じゃあ、どうすればいいのですか


・録音用のマイクを使う
・録音用の機材を使う
・できるだけ録音時点で音量を稼ぐ
・絶対に音割れさせない
・良い環境で録音する

録音用のマイクを使う


民生用ではなく、楽器店で扱っているようなマイクを使ってください。
楽器用・ボーカル用マイクを使う理由は、音を綺麗にはっきり録音できるだけでなく、ノイズに強いというのもあります。

録音用の機材を使う


録音するために、録音用の機材を使ってください…とはいえ、ミキサーやパソコンを新調しろ、というわけではないので、以下の機材のいずれかが必要となります。

・マルチトラックレコーダー
・ハンディレコーダー(集音用)
・オーディオインタフェースとDAW

MTR(マルチトラックレコーダー)


マルチトラックレコーダーは、バンドをやっている人であれば、バンド演奏の録音のために所持、使用している方が多いのではないでしょうか。機材を借りるついでに録音の立会をお願いすれば、素材となる音声ファイルの制作までは難なく進むでしょう。

ハンディレコーダー


 ハンディレコーダーは、軽くて持ち運びしやすく、スタンドに立てて音を拾わせてもよし、マイク入力端子にマイクを接続して録音してもよし。ハンディレコーダー自体がマイクの役割をしているため、マイクがなくても録音できる点は大きいですが、音楽・音響系でない人がハンディレコーダーを持っている可能性は、正直考えられません。

オーディオインタフェース


 PCに録音させる場合は、オーディオインタフェースにマイクを接続する必要があります。オーディオインタフェース自体に、ゲイン(マイクで拾う音量)調整や、突然の大きな音を抑えてくれるリミッターが備わっている物が多いため、マイクを接続して録音するのであれば難易度は高くありません。ただ、DAW(楽曲制作用ソフト)を使うことが多いため、それに関する知識が必要となります。

できるだけ音量を稼ぐ理由


録音時点で、できるだけ音量を稼ぐ理由は、ノイズを拾うからです。
ノイズには、マイク自体が拾う環境音の他、マイクケーブルが拾うデジタルノイズがあります。
これらノイズは、音声の音量を大きくすると、比例して大きくなります。環境音が目立たないように出来るだけ静かな環境で録音することは言うまでもないですが、デジタルノイズは、録音時点でのゲインに関係なく乗ります。つまり、できるだけ大きな音量で音声を録音しておけば、音量を稼ぐ必要がなく、音量アップでデジタルノイズが大きくなることはありません。逆に、小さな音量で収録し「録音後に音量を上げればいいや」とすると、音声の音量を上げた際に、同じだけデジタルノイズが持ち上がってしまいます。

でも、音割れはしないでください


できるだけ音量を稼ぐ、と言っておきながら、これからアドバイスするのは、絶対に音割れしないというある種矛盾めいた次元ではあります。
デジタルノイズを恐れてゲインを上げ過ぎると、少し大きな声で喋った時点で、ビリビリビリと音がします。これが「音割れ」です。音割れはとにかく耳障りで、これを除去するには専門的な知識技術が求められます。当然、無用な仕事が増え、請求書という形になって跳ね返ってきます。
ただ、オーディオインタフェースやMTRなど、内部にリミッターが付いている機器を使った場合、音割れを防ぐことはできますが、音割れによるノイズが乗らないだけで音はゆがみます(リミッターが作動している場合、大体の機器で赤ランプが点きます)。赤ランプが付かない程度にゲインを絞ってください。
LEDでメーターが付いている機器の場合、大きめの声を入力した時に、赤ランプが点灯する1・2歩手前ぐらいの音量の振れ幅がちょうどいいでしょう。もちろん、音量感がブレないように、マイクは必ずスタンドに設置し、マイクとの距離感を保つ必要もあります。
→その辺については、過去記事で紹介してあります、ご参照ください。

参考:いざいざDTM講座 第10回

良い環境で録音する


環境音が入ってこない、ノイズが少ない、適切なゲインは当たり前ですが、音はできるだけドライな音を収録してください。
簡単に言うと、カラオケボックスやお風呂、会議室のように、音が響きやすい環境で録音した結果、声に残響が被ってしまったという状況は避けてください。特にボーカルの場合、残響がある方がいい感じに聴こえるとはいえ、音声素材に残響が被ってしまうと、残響の調整に四苦八苦する結果になります(もしくは必要な残響を追加できません)。
残響が大きい環境の場合、分厚いカーテンを閉める、カーペットを敷く、後ろで布団を干すなどすることで吸音し、残響を抑えることもできますが、残響がない空間を使えるなら、そちらに移動したほうが手っ取り早いです。
ノイズが酷いとかと比べるとリカバーはしやすく、リテイクを貰う可能性は比較的低いですが、その辺りもぜひお気をつけ下さい。

データを渡せば…ひとまずOK?


データの受け渡しは、必ずwav形式、CD-DA規格以上の解像度で渡してください。
特に設定を弄らなければ、CD-DA規格での保存設定になっているはずです。
メディアは、オンラインならファイルストレージなどの大容量ファイル送信サービスの利用、郵送や手渡しの場合、データCD形式での保存やUSBメモリに記録したものを送るといいでしょう。
フロッピーディスクは使えません。そういうレベルの容量に収まりません。

MP3などの圧縮形式、wmvなどの再生ソフト用のファイルで渡されると、最悪突き返されます。
マイク録音は基本モノラルなので、ステレオのwavファイルを渡しても何とかなりますが、モノラルの2倍の容量になるので、ネット上で送信する際はネックとなります。

まとめ


上記に挙げた作業や機材について「」となったり、面倒だな…と思われた場合は、素直に録音作業を投げたほうがいいと思います。録音作業を投げてしまえば、基本的にトラブルに追われたり、追加料金がかかることはありません。
音響や音楽制作をしている人に録音を依頼したり、レコーディングサービスをやっている音楽スタジオを利用したりすれば、録音するために機材を購入し、使い方まで憶えるなどの手間も必要ありません。


――良い録音で、いい作品の完成を。
NRTサウンドは、音楽制作による社会貢献をモットーに、あなたのお仕事、メディア制作、地域の活性化を応援いたします。

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皆さん、おはようございます。


2016年も3分の1が終わりました。
ここまで、いつになく忙しい毎日です。

4月前半は、ホームページのリノベーション、後半は印刷物の準備と営業展開、イベント参加に奔走していました。このゴールデンウイークは、営業活動の拡大のため、地味な内政作業に費やす見通しです。その後、ミキシングやマスタリング技術を学び直し、さらなる楽曲のクオリティアップに努める方針です。

5月は営業活動が終われば比較的落ち着くので、この気分の余裕を利用して、これまで出来なかった楽曲制作請負のための戦略強化に努めようと思います。わかりやすく言えば「楽曲制作で食っていくにはどうすればいいのか」でパッと思いつくことに力を入れていくことです。すごく単純ですが、単純故に難しいです。
その、単純故に難しいを躊躇わずに挑んでいける、クリエイターとして芯を通して専業とすることができる、そういう業界を作りたい…そんな目標があります。そのためにも、まずは楽曲制作業を確立し、東京に進出しなければなりません。

プレミアム楽曲集2016 販売中


  • 商業利用フリー
  • 許諾申請のコストいらず
  • 楽曲を探す手間暇要らず
  • たっぷり使いやすい60分

のオーディオCD…それが、NRTサウンド プレミアム楽曲集です。

  • 癒やしと安らぎを与えるゆったりした楽曲を集めた、Rest
  • リズミカルで心躍る快活な楽曲を集めた、Uptempo
  • ストリングスの贅沢で優美な楽曲を集めた、Luxury Strings


営業に、職場に、イベントに、メディアミックスに、私生活にオススメ!
難しいことは一切無し、買ったその日から導入可能!


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GW明けに、プレミアム楽曲集導入に便利な記事を書いていこうと思います。

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