takacciの「見た・観た・聴いた・読んだ」

音楽に関すること、観たこと、読んだことへの感想などを書いていきます。(文中敬称略) 
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昨晩東京芸術劇場でサンサーンスの交響曲第3番「オルガン付」を聴いた。

演奏は明治学院大学管弦楽団。90回の記念コンサートとのこと。

アマオケの演奏会としては珍しく全席指定で、当日券は端っこの席しか取れなかった。

それでコンサート前半のウィンザーの陽気な女房たち序曲とレ・プレリュードを聴くと、上手な演奏だったけれども表情の付け方が浅く感じられた。会場を見渡すと上の方の階の席はガラガラだったので、「オルガン付き」は上の階のバランス良く聞こえそうな位置に移って聴く。すると前半の曲と違って表情の変化も隅々の磨きようも良く聞こえたのだから、一曲目・二曲目が物足りなく感じられたのは席のせいだったのかもしれない。

 

教会ではなくコンサート会場でパイプオルガンの音を聞くのは初めてだった。それで、大きなホールだとオルガンの音が瘦せて聞こえるのではないか、と心配していたのだが、実際は良く響いていた。先入観があるためなのか、多少電気的な音に聞こえたものの、オーケストラとの音量のバランスも良く、オケの熱演が報われていた。

 

生で聴くと実に手の込んだ力作であることが分かり、つくづく出掛けて来て良かったーと思った。他にもパイプオルガンの装備された会場があるのだから、この曲が演奏される機会が増えたらいいですね。

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ひとつ前の記事で紹介したアマオケを聴いた会場で、その翌日同じ会場で藤岡幸夫が江戸川フィルハーモニーを指揮する演奏会があることを知った。「Enter the music」で司会をしている若手指揮者だ。アマオケで活躍している私の先輩が彼の指揮する演奏会でエルガーの交響曲を聴きべた褒めしていたこともあり、迷わずに翌日の演奏会のチケットをその会場で買って帰った。その指揮者がアマチュアオーケストラを指揮するとどのような音楽になるのか、半ばおっかなびっくりではあったが是非その場に居たいと思った。入場料だって前売り800円と只みたいなものだ。

 

開演前の楽曲説明からマエストロは登場。軽妙な語り口はさすがだった。司会役の団員に「あなたずいぶん固くなってるよ。大丈夫?」と話し掛けるなど、「Enter the music」での語り口そのままの雰囲気で場を和ませる。このオケの指導をしている人が昔本当にお世話になった方で、その人から頼まれるとやるしかなくて、と指揮を引き受けた事情を漏らしたりもした。楽団を評して「学生時代にやっていても就職を機にやめちゃう人が多い中、社会人になっても楽器をやめられなかった人たちの集まり」とも語る。

最後に演奏するチャイコフスキーの第5番の説明では、「最後に運命のテーマが高らかに出てきて終わるが、運命の克服を喜ぶという単純な曲ではない。本当は物凄く変な(とおっしゃった気がする)曲なので、そういうところを感じてもらえたら演奏は成功だ。」とおっしゃられたのがとても印象的だった。

 

一曲目、ヴェルディの運命の力序曲。アマオケがよく開始の曲として使う曲だ。私が「ああ、この曲は~な曲ね。」と分かったような気になっていた曲なのだが、その分かったつもりでいた良さのおよそ180%くらいの良さを目の前で繰り広げてくれてびっくり。こういうのが良い指揮者のなせる技なのだろう。

 

二曲目、チャイコフスキーのイタリア奇想曲。これもびっくりするほど音楽に浸れた。こんなに前半のステージで頑張っちゃって大丈夫?

 

最後の交響曲第5番でも藤岡ワールドは力惜しみすることなく繰り広げられた。しかし長大な曲でもあり、なまくら聴衆である私は途中で集中が切れることがあった。考えてみれば、イタリア奇想曲と第5番では曲想も響きも全然違うとは言えども、盛り上げる手口?は結構共通している。イタリア奇想曲で大いに感激した私は、5番の各楽章での盛り上がりに疲れを感じたとしても不思議ではない。きっとそのせい、と言うか、プログラムの問題だったかも。それでも終楽章では大きく心を揺り動かされたし、エンディングでも大興奮。

 

江戸川フィルって初めて聴いたけれど、平素からこういう演奏をするのだろうか。今回のために猛特訓を課せられた? プログラムの紹介によると、2015年の第30回定演ではマーラーの第5で大成功を収めた、と書いてあるから驚いた。アマオケが良い演奏をした、と言って驚く私の方が時代遅れ、乃至は時代錯誤なのかもしれません。

因みに、弦に賛助出演が多く、弦全体で見るとざっと2~3割が賛助だった。

次回定演は4月15日、フィデリオ序曲、グリーグのピアノ協、ブラームスの2番が演奏される予定。

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何がもったいないのかと言うと、上手でしっかりとした演奏をする楽団の演奏会なのに、客の入りが悪かったことだ。本日聴きに行ったその演奏会は「Beseeltes Ensemble Tokyo第一回演奏会」。場所は江戸川区総合文化センターであり、ここで演奏会を聴いたのは初めてだった。今回私は前の方の席に座ったのだが(全席自由席)、私より前に座っていた観客は6名だけだった。後ろはどうだったかというと、左右の壁側を除き客は広範囲に座っていたけれども、その密度が低くて、全体数は少なそうだった。舞台上の2菅編成のオケはプログラムのメンバー表によれば55名ほどであるけれど、聴衆の数はその何倍居たのだろうか。3倍~4倍くらいではなかろうか。新しい団体で知名度が足りないのか、客集めに力が回らなかったのか。アマオケが協力してウェブ上にコンサート・カレンダーでも作り、大勢の人が参照できるようにすればもっと人が集まるようになるし、部外者の私でも調べ易くなるのに、と思った。(在るのに私が知らないだけかも)

 

大学生、大学院生が中心で、東大、東工大、筑波大、早稲田大が多いそうだ。

 

ホームページによると楽団結成のきっかけがオールベートーベンの演奏会をやりたい、だったそうだから演目は当然ベートーベン。

 

1曲目はコリオラン序曲。演奏前のチューニングでオーボエが音を出した時から感じが良かった。豊かな音色で安定感があった。予感が当たり、演奏はきびきびとした好演だと感じた。

 

2曲目はピアノ協第3番。独奏は東大3年在学中!の原島小也可さん。気の行き届いた丁寧な演奏だった。

 

最後は「英雄」。どのパートも安定していて堂々たる演奏だったと思う。特に3楽章トリオのホルンは、最近他のアマオケ演奏会で不調なのにそこだけ不自然なくらいがっちりと吹いていたのが印象に残っていたのだが、ここでは他の合奏部分同様全くはらはらすることなく楽しめて嬉しかった。2楽章の途中からバイオリンが他に比べて強すぎるように感じ、少々疲れて聴き終わったけれども、これは指揮者の好みなのだろうか。

 

前述の理由により臨時編成的に生まれた団体らしいけれども、2月18日にモーツアルトの35、41で第2回演奏会を予定。常設化というような文字もプログラムのどこかに出ていた気がする。

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ファーブルに憧れて昆虫研究の道に入り、大発生すると通過する土地の植物を食い尽くして行くサバクトビバッタの研究に研究者人生を掛けてモーリタニアに渡った著者の奮闘記。

現地での研究の悪戦苦闘と、好きな研究を続けるためのポジション獲得のための同時並行的チャレンジが綴られていく。

若者向けのポップな語り口で書かれており、熟年読者の私は「もっと普通に書けないもんですかねえ」という感想を持ちながらも、苦労することなく読了となった。さほど盛り沢山の内容があったとは思えないけれど、読み易いし、著者の熱意が伝わってくる。こういう熱心な研究者を応援する意味で、多くの人に読んで欲しい本だと思った。

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もう十日ほど前になってしまったが、OB交響楽団第194回定演を聴いてきた。

例によって、他のアマオケの演奏会でプログラムに挟み込まれていたチラシを見ての参集で、曲はワーグナー「トリスタンとイゾルデから前奏曲と愛の死」とマーラー5番。どちらも見事な演奏だった。特にマーラーでは、他のアマオケだとどうしても弱いパートがあって「アマチュアなんだから仕方ないよね。」と思いながら聴くところを、この演奏会ではとても荷の重い金管群をはじめとしてその手の瑕疵がほぼ見当たらなかったことに驚嘆した。もちろん「やや力及ばず」の個所やパートもあったと思うけれど、それこそ私が思うに、アマチュアがマーラーの交響曲をやるのだから無理もないことではないだろうか。

あえて挙げると最強奏の場面において金切り声を上げる弦が金管群に掻き消されてしまう点なのだが、これはプロの楽団でも同じように起きる問題だ。賛助出演を募って弦の数を増やすか、金管がやや抑えるか。指揮者のバランス感覚も求められるだろう。プログラムの団員紹介だと賛助出演は無いようだった。

 

この楽団は昭和12年に大学オーケストラ各校の有志OBにより結成されたとのこと。そういう志のある有能な方々が集まってやるのだから、他のアマオケよりレベルの高い演奏ができるのだろうか。

 

次回は2月17日杉並公会堂、フィガロ序曲とブルックナーの8番とのこと。楽しみです。

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一昨日の夜、池袋の東京芸術劇場でモーツアルトの39番、41番と、間に27番のピアノ協奏曲を挟むプログラムの演奏会を聴いてきた。この演奏会のことを知ったのはブラーボのツイートにて。独奏が仲道郁代、オケはクラシカルプレーヤーズ東京と聞くと、少なくとも協奏曲で極めて非日常の気分になれそうな期待が持てるし、ロンドンのクラシカルプレーヤーズならCDで随分聴いており、その名前にあやかっているなら私の好きな古楽スタイルの演奏かもしれなかった。それに芸術劇場は一度中を覗いてみたかった会場だ。

パビリオンのような建物の中を長いエスカレーターを乗り継ぎ上がって着くコンサートホールは、想像していたよりこじんまりしていた。それでも2000人ほどを収容できるようだ。

 

39番はモーツアルトの交響曲の中で一番好きな曲であり、大いに楽しみにして聴く。さすがプロは安心して楽しめる。しかし第一楽章の第一バイオリンが16分音符?の連続で下降するパッセージが聞き取れず愕然とした。リピート後、同じ部分を今度こそ聞き逃すまいと頑張ったが、やはりオケに埋もれて聞こえなかった。これは指揮者の解釈なのだろうか。それとも速めのテンポと残響の多そうなホールの問題なのか。

 

協奏曲では使用されたピアノフォルテの典雅な音色と独奏者のちょっとしたテンポの揺れで表情を変える見事な演奏を堪能。こういう演奏を聴くともはやピアノでの演奏に戻れないかも、などと思いながら聴く。オケは協奏する部分で弦の数を絞るなどしていたが、それでもフォルテピアノ相手であればもっと少ない方がバランスよさそうだった。ピリオド楽器の木管群とのバランスでも同じような印象を受けた。

 

41番は普通に楽しませていただいた。しかしアンコールのG線上のアリアや35番の第一楽章のほうが生気に満ちていた。アンコールが無かったら、モーツアルトがあまり好きではなかった10年前までの印象に戻ってしまったかもしれないので、これは有難かった。

 

クラシカルプレーヤーズ東京はこの演奏会で活動に終止符を打つとのことで、演奏会終了後ステージ上で別れの挨拶を交わす団員の姿が見られた。私はこういう古楽演奏のスタイルが好きなので、今後もこの分野を盛り上げていただいたら、と願った。

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日曜は学生時代のコーラスの先輩が在籍するアマオケの表記演奏会を聴きに多摩市に出掛ける。YAOはYokohama Aoba Orchestraの略。

 

会場のパルテノン多摩は初めてだったが、新宿から調布経由の準特急で乗り換えなし、30分で最寄り駅の多摩センターに着く。しかし調布を過ぎると文字通り「野越え山越え」の景色となり、かなり奥まった場所だった。駅から堂々たる大通りの坂道を10分ほど登ると会場に着く。

 

最初の曲、ウェーバーのオベロン序曲ではきびきびしたキレの良い演奏ぶりに感銘を受けた。きっと指揮者の鈴木衛さんは統率力に秀でた方なのだろう。

プログラムを読んで、ウェーバーはベートーベンとほど同時代の作曲家だったと知る。実は一世代あとの人だと思っていたのである。

 

次はブラームスのハイドンの主題による変奏曲。ここでも楽団は健闘していたと思うが、それにしてもブラームスは演奏しにくそうな作曲家だ。

 

休憩を挟んでのメインステージはベートーベンの「田園」。これは恥ずかしながら実演で聴く初めての機会だった。お金を払って演奏会の切符を買うとなると、つい自分の好きな3,4,5,8が演奏されるものを選んでしまうからこうなったと思う。今回のようなアマチュアの入場無料、或いは低料金の演奏会のおかげで、ここ数年はこういう「私にとってのセカンドチョイス」的な曲の実演に接することが格段に増えた。アマチュアオーケストラ様様である。

 

演奏はかなり苦しそうな個所もあったと思うが大きな破綻には至らず、私としては十分に楽しませていただいた。このオーケストラの定演はこれで三回連続で聴いているけれども、弦のレベルが徐々に上がってきたように感じたのは気のせいだろうか。

田園のステージはかなり前方の席に座って聴いたのだが、そのおかげでこれまで知らなかったことを発見。

・第二楽章の小川の流れる様子を描写する個所で、チェロの最前列の二人だけが分散和音を演奏、ほかのチェロはピチカートで頭打ちをしていた。楽譜にどう書いてあるのかは知らないが、これは家でCDで聴いていても気が付かないに違いない。

・第四楽章の嵐の描写の場面で、ベートーベンはトロンボーンを殆ど使っていないことを発見。これはとても意外だった。ウィリアムテル序曲からの勝手な連想で、ここでもトロンボーンが大活躍するもの、と思い込んでいたらしい。

 

こうして実演で聴いてみるとやはり田園も名曲だ。重量感がある大曲でもある。オーケストラにとって、他のベートーベンの人気交響曲より演奏が簡単、ということも無さそうに見えた。また、重ねて、指揮者の統率力が見事だったと感じられた。

 

アマチュアオーケストラの演奏会に行くと、最近はプログラムに演奏者の名前が全部掲載されていることが多い。私は概ねそれに教示されている「賛助出演」のマークの数を必ず見る。と言っても賛助出演に頼るのは止めた方が良い、などと考えているわけではない。逆に、お互いに助け合って演奏会を成功させる方が良いと思っている。しかし、これを見ているとその楽団の事情が透けて見えてくることが多々ある。今回はヴィオラパート9人のうち7人、ベース4人のうち3人が賛助出演だったことが気になった。普段の練習は、多くてもヴィオラ2名、ベース1名!? これでは大変だろう。ヴァイオリンが数名ヴィオラに移ったらどうか、などと想像を巡らせたのだが、そうするには数が足りないし、演奏会での管楽器群とのバランスも悪くなるかもしれない。難しいですねー。

 

YAO管弦楽団、これからも頑張ってください。

 

次は来夏の定期でシベリウスの2番を演奏する予定とのことです。

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先日、オーケストラ・フォルチェ第9回定期演奏会を聴いてきました。

 

今回は戦争に関係のある曲の特集ということで

1、チャイコフスキー: 荘厳大序曲「1812年」

2、ベートーベン: 戦争交響曲

3、ベートーベン: 交響曲第三番「英雄」 の三曲。

会場は中野のなかのゼロホール。

 

アマチュアオケの演奏会としては珍しい、前売り有料指定席を買い求めての入場だった。席のゾーンは確か、選べなかった。それであてがわれた席はかなり舞台に近い席で、前から7列目。それも真ん中ではなく舞台上手のヴィオラパートの前。偏った音しか聞こえないのではないかと心配になったが、オケの音は意外にも全体が聞こえてきた。しかしながら、後述するように、ある意味では本日のハズレ席でもあった。当日券を購入する際には、会場のどのゾーンを希望するか聞かれたらしいけれど、ウェブ購入ではゾーンのチョイスは出来なかった気がする。

 

1812年は大迫力だった。大太鼓って全力で打つとこういう音になるのか、まるで大砲だな、と感じた。それでも、この曲はこれまでに何回となく聴いているし、大好きな曲でもないので、比較的醒めた頭で聴いていられた。これは自分には意外であり、学生の頃好きだったチャイコフスキーとはかなり距離が空いたのかもしれない。それとも楽団がチャイコフスキー特有の粘っこさを出せていなかったのか?

 

戦争交響曲は演奏前に指揮者による解説があった。しかしながら簡単な説明文を読んでおけば演奏を聴いて分かる事柄ではなかっただろうか。

曲は戦闘を舞台上で音楽的に再現しようとするものであり、演奏はとても緊迫した雰囲気を作り出せていたと思う。さすがベートーベン。凄いな、と思った。この曲は駄作だ、という意見も強いけれど、少なくとも面白い作品ではないだろうか。但し戦闘の模様を市民に届ける、という意味での同時代性は全くなくなってしまったから、演奏会でやるのは極くたまに、ということにならざるを得ない。

この日の演奏では銃と大砲が出すように指定された音を舞台両脇の壁に埋め込まれているスピーカーから電子音として出していた。これに関しては全く感想を述べることができない。なぜなら、座った席が右のスピーカーに近すぎてそれしか聞こえず、左のスピーカーは故障していたのではないかと思う程だったからだ。オーケストラの演奏は健闘していたけれども、私に作曲者の意図した音は聞こえなかった演奏?ということになって、大いに残念だった。

 

さて「英雄」である。大好きな曲なので、多少欠落したと思われる音があっても自分の記憶で補い、最後まで楽しませていただいた。

驚いたことが一つ。経過句や和声で何とも頼りない音を出し続けていたパートがあって、その楽器の一番の聴かせどころである第三楽章のトリオはどうなるのかと心配しながら聴いていたのであるが、そしたら何と!その部分は上出来だった!! ここだけ懸命に練習したのか、ここだけ賛助出演に頼ったのか、は私には分からない。

それにしてもアマオケが挑戦するには大変な曲だ、と実感。しかし、これに続いて挑戦する楽団が増え、10年もすれば堂々たる演奏をする時代になるかもしれない。ここ数十年のアマオケの伸びを思うとそう思えてくる。

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今夜、なかのゼロホールでの演奏会です。楽団はエルムの鐘交響楽団。まだ行ったことのなかった演奏会場ですが、なかなか良く出来た会場でした。

 

名前だけ聞くと宗教系の楽団?と感じましたが、北海道大学のオーケストラの卒業生を中心に設立され、その後北大卒業者は三割程度になっているアマチュアオーケストラ、とのことです。

 

一曲目、フィンジの「落ち葉」という小品。

近現代の曲。変な音が出るのはもともとの曲の指定通りなのか、はたまた演奏者が間違えたのか、これがさっぱり分からなかった。こうであれば楽しめるわけもありませんね。

 

二曲目、プーランクのバレエ組曲「牝鹿」

何回かFMで聴いたことがあるけど、その時と同じように、この時期の作品にしては分かり易い曲であり、同時に、何処がいいのか良く分からない曲でもありました。元々が舞踊音楽なのだからバレエが付いて本来の良さがでるのだろうか。

それでもプーランクの洒落た音楽に目を見張りました。こんな込み入った曲をよく演奏できるな、と感心もしました。

 

最後はチャイコフスキーの交響曲第4番。

これが楽しみで聴きに行ったのです。前半のステージを聴いた感じだと、もっと前の時代のチャイコフスキーであれば演奏はより平易だろうからいい演奏になるだろう、と期待して始まりを待ちました。

演奏は熱演。この楽団は弦がいいですね。音色も表現力もかなり高く感じました。アマチュアだと中声部が音取りで精一杯、という楽団が多い中で、ビオラ、チェロも豊かに歌っていました。木管も見事でしっかりしていました。そして金管。私の耳はあまりあてにならない、という前提を打ち明けた上での感想ですが、この金管が大活躍する交響曲において、張り切り過ぎたのか、音程が少し上ずっていたような気がしたし、音量が大きすぎて、弦が悲鳴を上げる聴かせどころに蓋をしてしまったし、それに繋ぎでも音を外すなどしていたのでは?

 

ここ数年アマチュアオーケストラを随分聴いていますが、バンドブームの申し子のような金管奏者のレベルが高くて、一番驚かされてきました。それに比べるとオーボエなどバンドには馴染みのない楽器のある木管群はいまいちで、弦は一番大変そうに感じてきました。この楽団ではそれが逆の順番に聞こえたのが驚きでした。

 

それにしても、私が学生の頃のアマオケと言えば、ベートーベンの一番くらいのものを演奏するのが定番だったのに、今は皆さん随分レベルが高いです。凄い世の中になったものだと思わずには居られません。

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「秘伝・日本史読解術」という本を読んでいたらこの小説のことをとても褒めていたので読んでみた。そうしたところ歴史小説としてとても楽しめる小説だった。昭和40年春に直木賞をとった作品とのことで随分古い作品であるが、読んでいてそのようなことは感じなかった。

 

源氏が平家を倒して鎌倉幕府を打ち立てる時期から始まり、北条氏が実権を掌握するところまでがこの小説の舞台。全体は四つの部分から成り立っており、それぞれの主人公が違う。

 

一つ目の部分の主人公は源頼朝の腹違いの弟である全成(ぜんじょう)であり、二つ目では頼朝を幕府開設前から支えて来た古参武士の梶原景時、三つ目では北条政子の妹保子、最後のエピソードでは北条四郎義時だった。私はてっきり義経がハイライトを浴びるのかと思っていたのだが、この小説では、彼は権力に程遠い場所であっさり葬られてしまう、と言うか、あっさりとしか触れられていない。

 

それぞれの主人公が陰険な権力争いに加わりながら、あるものは滅び、あるものは生き延びていく。まことに凄まじい限りだった。小説の何処までが史実で、何処からがフィクションなのか分からないけれど、少なくとも歴史で習ったことはその通りに出てくるから、そうだったよな、と相槌を打ちながら読めたし、教科書では出てこないような人物が主人公になって(本の中で)その激動の人生を生きるのを見守り、時には感情移入してハラハラすることもできた。そのおかげで鎌倉時代初期の歴史をこれまでより親しみを持って覚えることもできたと思う。

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