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『少子高齢化が日本経済を救う(後編)①』三橋貴明 AJER2017.5.30

https://youtu.be/onEQa07GWBM
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 本日は、三橋経済塾第六期第六回講義開催日です。ゲスト講師は施光恒先生!(やった!)


 メディアを活用したプロパガンダには、実に様々な手法があります。当ブログで注目している、主な手法だけ挙げても、


ルサンチマン・プロパガンダ:国民の社会全体に対する不満を活用し、
「その不満は○○(例:既得権益)のせいである。不満を解消したいならば、○○を攻撃しなければならない
 と、煽り、政治家自ら○○を猛批判することで、自らの支持率を高め、政治目標を達成する手法です。 
 ちなみに、政治目標とはいっても、現実には「行政窓口を我が社の派遣社員に切り替える(byパソナ&竹中平蔵氏)」など、特定企業のビジネスのケースが多いです
 レント・シーカーたちが最も活用するプロパガンダ手法と言っても過言ではないでしょう。


恐怖プロパガンダ:人々に恐怖を印象づけ、思考停止に追いやり、自らの政治目標の達成を図る。
 代表はいうまでもなく、AERAの「放射能がくる」に代表される反原発プロパガンダ。最近では、小池百合子都知事の東京中央卸売市場(築地市場)の豊洲移転延期の際にも、恐怖プロパガンダが多用されました。
 ちなみに。日刊ゲンダイは豊洲移転問題に関連し、「もはや封鎖不可避 豊洲新市場の地下空間は“汚染水まみれ”(同9月15日)」という見出しで、
ポッカリとあいた地下空間には「汚染水」がたまっていることが明らかになった。」
 と、明らかに「煽り」が目的としか思えない記事を書きました。
 実際には、地下空間ではなく「地下モニタリング空間」です。豊洲市場は、地下モニタリング空間を作ることで、汚染水が上部のフロアに染み出すことを防ぎます。ゲンダイの記事が、いかに悪質であるかが分かるでしょう。


●「木を見せ、森を見せない」
 「鹿しか通らない高速道路を作る公共事業は無駄だ!」
 「国土交通省がマッサージチェアを買った(ちなみに、合法でした)。道路特定財源(約5.4兆円)を国土交通省から取り上げ、一般財源化しろ(=財務省の管轄下に移せ)」
 「一番のがんは文化学芸員と言われる人たちだ。観光マインドが全くない。一掃しなければ駄目だ(山本幸三)」
 などなど、一部の事例(しかも、ほとんどが虚偽)をクローズアップさせ、全体を否定しようとする手法です。


用語の変更:呼び方を変えることで、人々に悪印象を与える、あるいは恐怖プロパガンダやルサンチマンプロパガンダに活用します。
 「政府の負債(Government Debt)」⇒「国の借金」「日本の借金」
 「国債の貨幣化(Monetization)」⇒「財政ファイナンス」
 「安全保障関連法」⇒「戦争法」
 「テロ等準備罪」⇒「共謀罪」
 主に、財政破綻派と左翼の方々が使っておりますね


●抽象表現の多用:抽象的な表現で、実態を自らに都合よく隠蔽しようとする。あるいは、望む方向に人々の思考を向けようとする。
 2016年7月15日 信濃毎日新聞「政府の経済対策 公共事業をふかすのか」で使われた抽象表現。
http://mainichi.jp/articles/20160715/ddm/005/070/061000c
「旧来型の公共事業」「どこまで成長に結びつくかは、はっきりしない」「ばらまきに終わる」「無駄な事業」「公共事業に大盤振る舞い」
 他にもありますが、この手の抽象表現で、
「何となく悪いこと」
 という印象を与え、上記の記事で言えば公共事業拡大路線を潰そうとするわけです。
 ちなみに、わたくしは「ばらまき」という言葉を使う人に会うたびに、
ばらまきって、どういう定義なのですか?」
 と、聞くわけですが、一度もまともな回答を受け取ったことはありません。
 
既成事実化:真実ではない情報を繰り返し報じることで、あたかも「真実である」かのごとく見せつけ、政治判断を狂わせようとする手法です。
 もちろん、逆に政権側が情報をリークし、報道をコントロールしようとするケースもあります。
 最近の事例で最も強烈だったのは、2016年7月13日18時59分、NHKがテロップで報じた、
「天皇陛下 生前退位」
 になります。そもそも「生前退位」って何のことだ?(譲位ではないのか?) なぜ、政府の官房長官ではなく、NHKが第一報を報じるのだ?
 などと、様々な疑問が生じたわけですが、各メディアが一斉に「生前退位!」「生前退位!」と報道合戦が始まり、既成事実化されてしまいました。
 (のちに、新聞各社は「生前退位」を「譲位」もしくは「退位」に改めましたが)


レッテル貼り:定義的には、偏見に基づき、ある人や物事を一言で片づけ、ステレオタイプに押し込むことで、対象を単純化・矮小化する手法です。
 あるいは、「モンサント法」「プライマリーバランス黒字教徒」などなど、印象的な用語で相手を呼ぶことで、悪印象を固定化しようとする手法をレッテル貼りに含まれるでしょう。
 てかな「モンサント法」や「黒字教徒」は、お前の造語ではないかと言われそうですが、はい、そうでございます。
 わたくしは、日本の種子や農業が守られ、プライマリーバランス黒字化という狂った目標が破棄されるならば、
「三橋はレッテル貼りを得意とするプロパガンダ野郎だ!」
 と、言われても、別に平気でございますよ。何しろ、事実でございますので。
 もっとも、グローバリストや左翼の皆様のレッテル貼りの多用ぶりは、わたくしの比ではございません。わたくしにしても、移民受入に反対すると、
レイシスト(人種差別主義者)」
 グローバリズムを批判すると、
「三橋は共産主義者!」
 などと、両サイドから罵声が飛んでくるわけでございます。酷いときには、
「三橋は種子法廃止やTPPに反対している。共産党も種子法廃止やTPPに反対した。三橋は共産主義者!」
 と、何というか哀しいほどにレベルが低い論法で、レッテル貼りをされてしまうのでございます。
 
 さて、この種のプロパガンダに「日本国民」が対抗するためには、どうしたらいいのでしょうか。
 アイコン(言葉)ではなく、中身を議論し、政治をまともな方向に向けるためには、我々は何をするべきなのでしょう。
 明日に続きます。
 

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