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『ヘリコプターマネー①』三橋貴明 AJER2016.8.23

https://youtu.be/1UzK-Gn-vpU
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 本日は三橋経済塾第五期第九回講義開催日です。


 本日のエントリーも、堤未果氏の「政府はもう嘘をつけない 」をベースにしております。



 日本経営合理化協会が主催している「三橋経済動向塾」で、何と青山繁晴先生にご講演頂き、懇親会にもご出席頂けました! ああ、楽しかった。


【写真 2016年9月16日 青山繁晴先生と】
 


 青山先生の講演の中で特に印象に残ったのは、
「祖国」
 という言葉です。


 青山先生が講義される際に「祖国」という言葉を使うと、「右翼的」との感想を持たれる方がいらっしゃるそうです。とはいえ、祖国とは、英語で言えば、
「My Country」
 です。


 どこの世界に、「My Country」という言葉を「右翼的」と捉える人がいるのでしょうか。日本にしかいませんよ!


 と、青山先生が語られ、その通りだと思ったのです。


 わたくしたちの祖国、日本国。


 わたくしたちは、日本国に生を受け、生き、そして死んでいきます。


 祖国である日本国、という「共通の基盤」の上に立ち、経世済民、みんなが豊かになる日本国を実現するために、大いに議論し、道を探る必要があるのです。別に、わたくしは自分の意見が「絶対に正しい」と主張するほど、傲慢ではありません。


 とはいえ、わたくしたちの「普通の生活」を脅かすグローバリズム、あるいはコーポラティズムは、国家という「生きる場所」を否定する思想なのです。


 というわけで、蓮舫問題。


 民進党の新党首になった蓮舫氏が、二重国籍であることを「認識した上で、隠していた」。すなわち、公職選挙法違反の「経歴詐称」をやっていたことは、これは疑いない事実でしょう。


『蓮舫氏  「台湾籍残っていた」会見で陳謝「二重国籍」問題
http://mainichi.jp/articles/20160913/k00/00e/010/229000c
「違法性ない」と強調 民進党代表選、撤退しない考え示す
 民進党の蓮舫代表代行は13日午前、国会内で記者会見し、「台湾籍が残っていた」と明らかにして謝罪した。12日に台湾当局から連絡があったという。蓮舫氏は東京都出身で父が台湾人、母が日本人。17歳だった1985年に日本国籍を取得しているが、いわゆる「二重国籍」ではないかとの指摘を受けて調べていた。
 蓮舫氏は会見で「私の記憶の不正確さで混乱を招いたことをおわびしたい」と陳謝した。(後略)』


 「記憶の不正確さ」も何も、あったものではありません。蓮舫氏が、1997年の雑誌クレア「蓮舫の在北京的妊娠生活」において、
 「だから自分の国籍は台湾なんですが
 と書いていたことは前述しましたが、彼女はさらに、93年2月6日発行の「週刊現代」において、作曲家の三枝成彰氏との対談で、
三枝「お母さんは日本人?」
蓮舫「そうです。父は台湾で、私は、二重国籍なんです
 と、語っているのです。


 蓮舫氏が二重国籍であることを認識していたのは、明白です。そもそも、中華民国の国籍は二十歳になるまで離脱できない以上、十七歳(十八歳?)で日本国籍を取得したさいに、二重国籍になったことを自覚していたのは間違いないと思います。つまりは、蓮舫氏は嘘つきです。


 もっとも、本稿で問いたいのは、蓮舫問題(どうせ、長く持ちません)そのものではなく、
二重国籍の意味を、我々日本国民は、かつて真剣に考えることがあっただろうか?
 という話です。


 政治家になる前とはいえ、なぜ彼女は「二重国籍なんです」と語ったのか。もちろん、当時の日本は「日本否定」「国家否定」の空気が醸成されており(今もありますが)、
「日本国籍を否定する」
「二重国籍を認める」
 ことが、格好いい、クールだ、みたいな奇妙な空気があったと思うのです。


 そもそも、我が国は大東亜戦争敗北後のGHQによるWGIPなどにより、「日本国を否定する」「国家を否定する」ことが善とされる傾向がありました。そもそも、日本国憲法自体が、「国家」と「国民」を敵対させるようなコンセプトになっています。

 90年代の蓮舫氏は、当時の日本国の空気に普通に染まり、「日本(のみの)国籍否定」を「良いことである」という価値観を持っていたと思うのです。そして、ほとんどの日本人も同様だったのではないでしょうか。


 国境を軽視する、グローバリズムにとっては実に都合がいい状況です。


 さて、蓮舫議員といえば、民主党政権初期の「事業仕分け」で名を上げた政治家です。すなわち、緊縮財政の音頭を取った一人なのです。


 不思議なことです。なぜ、リベラルと言われる民主党(当時)の議員であった蓮舫氏が、事業仕分けを仕切ったのか。それ以前に、なぜ民主党が「無駄の削減」「コンクリートから人へ」といった、グローバリズム、緊縮財政的な政策を叫んだのか


 要するに、我が国には緊縮財政、構造改革といったグローバリズムを推進する勢力が、大きく「二つ」あるという話です。


 一つ目は、かつての小泉政権、現在の安倍政権に代表される、自民党の構造改革主義者たちです。分かりやすく書くと、竹中平蔵氏が支持する政治家たちです。

 そして二つ目は、蓮舫氏に代表される国籍否定主義者、あるいは「地球市民系」のグローバリストたちです。構造改革主義者にせよ、地球市民にせよ、モノ、ヒト、カネが国境を越えて移動することを「善」とするグローバリズムの支持者であることに変わりはありません。


 何しろ、我が国では、いわゆる「保守派」と呼ばれる石原慎太郎氏、櫻井よしこ氏らにしても、バリバリのグローバリストです。保守、と呼ばれる言論人や政治家たちまでもが、国境を否定するグローバリズムを叫び、移民に賛成するのです。


 なんで、保守だ何だと言っている連中が、国家を否定する方向の言論を展開するのですか。意味が分かりません。


 結局、我が国は右も左も、国境を否定するグローバリズムや緊縮財政に賛成するという話なのです。


 別の言い方をすると、我が国では「いわゆる保守派」も「リベラルな地球市民」も、共に日本国家を否定するという点で変わりがないのです。わたくしに言わせれば、新自由主義者も共産主義者も、「国民経済」を軽視し、「経世済民」から遠ざかるという点では同じです。


 ウォール街の連中も、中南海の連中も、「国民」を軽視し、自己の利益最大化を図る、厳密には自己利益最大化が実現する政治を実現しようとする点で同じなのです。


 現在の日本国に必要なのは、右だ左だ、保守だリベラルだ、と、国民が互いに攻撃し合うことではないでしょう


 上記の構造を理解し、国民が「国民意識=ナショナリズム」に基づき、経世済民の道を探ることです。


 わたくしたちは、国民一人一人が「My Country=祖国」を意識し、政治を動かさなければ、最終的に国民が分断され、グローバリズム=コーポラティズムに席巻されかねない瀬戸際にあるのです。


 もう一度、書いておきます。みんなが豊かになる日本を目指そうよ。


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