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新世紀のビッグブラザーへ blog

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『2016年第一四半期を振り返る(後篇)①』三橋貴明 AJER2016.4.26(9)

https://youtu.be/zOAOYTdAZyY
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 アメリカ大統領選挙の共和党予備選で、トランプ氏がインディアナ州で大勝。クルーズ氏とケーシック氏が撤退し、トランプ氏の指名獲得がほぼ確実になりました


 さて、わたくしは言論活動初期から「いわゆる国の借金問題のウソ」について、切り口を変えつつ、繰り返し「正しい話」を主張し、拡散に努めて参りました。当時は、
「"国の借金"ではなく、Government Debt(政府の負債)という呼称が正しい(日銀は「政府の負債」としています)」
「日本政府の負債(主に国債)は100%日本円建て
日本国民は"政府の負債"の債務者ではなく、債権者
「日本銀行が国債を買い取ると、政府の負債が実質的に消滅する」
 といった、今では常識化しつつある「正しい話」について、誰一人語ろうとしませんでした。いや、語ろうとした人はいたのかも知れませんが、わたくしは存じ上げません。


 何しろ、当時はバランスシート(貸借対照表)の概念を、国民経済の説明の際に活用する人もほとんどいませんでした。国の借金ならぬ"政府の負債"という貸方の科目について語る以上、バランスシートの概念は必須だと思うのですが。


 というわけで、わたくしは以下に代表される様々な図を活用しつつ、「正しい話」を根気よく、発信し続けてきたわけです。


【日本国家のバランスシート(15年12月末速報値、単位:兆円)】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_52.html#BS15Q4

【日本国債所有者別内訳(15年12月末速報値、単位:兆円)】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_52.html#Kokusai

【日銀保有国債等と日銀以外が保有する国債等(単位:億円)】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_52.html#Nichigin

【日本の長期金利の推移】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_52.html#Longbond


 すでに正しい話を理解された人からすると、
何で、あんなウソに騙されていたんだろう・・・・
 と、思うかも知れませんが、理由は日本人が「情報の読み方」の訓練を受けていないためです。例えば、「言葉の定義」「相対化」「ブレイクダウン(細分化)」等、情報分析の基本すら知らないため、
「国の借金の定義は何なのだろうか?」
 と、考えることすらないわけです。完全に思考停止に陥り、「国の借金で破綻する~っ!」「国の借金で経済成長できない」などと、意味不明な煽りに充てられ、間違った政策を支持し続けてきたわけです。


アベノミクスで“景気が浮揚しない”本当の理由 大前研一の日本のカラクリ
http://president.jp/articles/-/17886
(前略)16年度の新規国債は34.4兆円。
 毎年のように30兆~40兆円の赤字国債を垂れ流して、日本の公的債務は1300兆円に膨れ上がっている。それでもなお政府は史上最大の予算を組み続けているのだ。
 1300兆円の国家債務というのは、生まれたばかりの赤ん坊を含めて国民1人あたり1300万円の借金があるということ。戦争でも起こして他所の国に借金を押し付けでもしない限り、まともには返せる額ではない。赤ん坊やリタイアした老人に借金を返す力はない。借金を返せるのは民間の勤労者だけである。しかし少子高齢化で日本の勤労者は毎年30万~50万人ずつ減っている。負債は増え続ける一方で、返済できる人はどんどん減っているのだから、計算式は至ってシンプル。返せるわけがないのだ。
 世界最大の日本の国家債務を担保しているのが、日本国民が保有している1700兆円の個人金融資産である。いざとなれば、政府はこれに着目してパクろうとするだろう。戦時中に大量発行した国債の借金をチャラにするために、政府は1946年に預金封鎖して財産税を課し、国民の財産を取り上げた“前科”がある。現状、1700兆円の個人金融資産は国が無駄遣いをするための原資になっている。1700兆円の約半分は現金預金で、銀行や郵貯などの
金融機関に預けられている。銀行や郵貯はそれを元手に国債を買っているのだ。(後略)』


 上記が代表例ですが、もはや「正しいところが一つもない!」と突っ込まざるを得ないほどにレベルが低い論調が、未だにマスコミには平気で掲載され、それに騙される国民も少なくないのでしょう。


「日本国民は債権者だから、赤ん坊を含めて国民一人当たり1300万円の債権だろ。というか、大前氏の頭の中では、日本国民は1億人しかいない計算になっているのか?」(もちろん、一人当たり借金とやらの額を多く見せるため、1億人で計算している)


「そもそも、政府の負債を長期的に返済した政府が過去に存在するのか。一つでも実例を挙げてみろ」


「日本銀行が国債を買い取っているため、すでに政府の負債が実質的に130兆円超も減っている事実をなぜ無視する」


「何で勤労者の所得が一定の前提になっているんだ。大前氏は、生産性向上すら知らないのか?


「世界最大の負債を抱えている政府は、アメリカ連邦政府であって、日本政府ではない


日本円を日銀に発行させれば負債が実質的に消える日本政府が、何が悲しくて"預金封鎖"とか意味不明なことをしなければならないんだ!」


 と、指摘したところで、大前氏が意見を変えることはないでしょう。彼の頭の中では、国家予算は"家計簿"であり、通貨発行権も存在しないのです。


 関係ないですが、わたくしがデビューした頃、ある出版社の編集から、
「三橋さんは(経済論評分野の)大前研一さん以来のスターです!」
 と、褒められたことがあるのですが、こんなのと一緒にしないで欲しい・・・・


 それはともかく、この種のデマゴギーがマスコミで大っぴらに展開されることで、中東半端な知識しか持たない人は、すぐに煽られます


 あるいは、

「三橋の言っていることは全部嘘だ! 自分の知識が間違っているはずがない。日本はザイセイハタンするんだあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!」

 と、認知的不●和に陥っている人は、大前氏の記事を読み安心するわけです。(●は「協」。なぜかAmebaのNGワードになっているのです)


 というわけで、「正しい話」を大本から理解することが、極めて重要になります。正しい話とは、要は「言葉の定義を根本から知る」ことでもあります。さらに、データで事実を抑えるという意味でもあります。


 例えば、
「日本は人口が減少するから、経済成長できない~っ!」

 的な悲観論を語る人がいたとして、彼は「人口」「経済成長」の定義、意味を全く理解していません。理由は、根本から「人口」「経済成長」について知れば、我が国が経済成長をする絶好の機会を迎えていることを理解せざるを得ないためです。

 明日に続きます。


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