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『日銀の袋小路①』三橋貴明 AJER2016.2.9

https://youtu.be/vuII-j8bE90
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 2月20日(土)の三橋経済塾第五期第二回講義のお申し込み受付が開始となりました。http://members5.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=1412

 第二回のゲスト講師は、評論家の中野剛志先生です。

 講義出席には、事前に三橋経済塾入塾が必要です。入塾の受付はこちら から。


 まさかと思いましたが、本当に「暖冬」をマイナス成長の理由にしてきました

 エアコン(冷夏)だの、暖冬だの、日本経済は「高々、天気」で大きくマイナス成長になるほど、脆弱ということです。まこと不思議なことに、経済成長率がプラス化した場合は、天気のせいにはされないのですが・・・。


 経済成長したら、政策のおかげ。マイナス成長になったら、天気のせい。というわけでございますね、分かります。


石原経財相、個人消費「記録的な暖冬影響」 景気の先行きは緩やかに回復と説明  
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL15HQ1_V10C16A2000000/

 石原伸晃経済財政・再生相は15日午前、2015年10~12月期の国内総生産(GDP)発表を受けて談話を公表した。実質GDPが前期比年率1.4%減と2四半期ぶりのマイナス成長になったことについて「記録的な暖冬により冬物衣料品などが大きく落ち込んだ」ことで個人消費の減少幅が大きくなったことが主因との見方を示した。
 最近の日本経済については「企業収益や雇用・所得環境の改善が続くなどファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は良好で、その状況に変化があるとは認識していない」と説明した。景気の先行きについては「緩やかな回復に向かう」との見通しを改めて示した。(後略)』


 え? 企業収益や雇用はともかく、「所得」が改善・・・? 実質賃金が下がり続ける政策を打っておきながら、何を言っているのでしょうか?


 あ、「所得環境」が改善というわけですね。所得環境って、何?

 ちなみに、NHKが昨年10-12月期のマイナス成長を受け、
GDPがマイナスに "実体経済は変わらず良好"
 というテロップを打ち、話題になっていますが、上記のレトリックは「黒は白色のこと」と主張するほど、無茶苦茶です。何しろ、実体経済とは、
「生産者が働き、モノやサービスを生産し、顧客が消費、投資として支出(購入)した結果、所得が創出される」
 という、所得創出のプロセスのことを意味するためです。


 そして、ご存じの通り、上記プロセスの「生産」の合計を国内総「生産」と呼ぶのです。すなわち、GDPとは実体経済そのものなのです


 GDPがマイナス成長になったということは、実体経済が良好「ではない」という指標なのですが、それを真逆に報じる。NHKまでもが「嘘」を平気でつくわけです。(NHKだから嘘をつく、と言われそうですが)


 この「嘘」の元ネタは何かと調べてみると、以下の石原経済再生相の発言のようです。


石原経済再生相「日本経済の実態は良好」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160215/k10010409621000.html
 去年10月から12月までのGDP=国内総生産の伸び率が実質で2期ぶりにマイナスとなったことについて、石原経済再生担当大臣は、記者会見で「灯油などの消費が落ち込んで、暖冬の影響が意外にきいているという印象はある。ただ、雇用と所得環境の改善は底流では変わっておらず、日本経済の実態が良好だという状況に変化があるとは認識していない」と述べました。(後略)』


 実体経済、といえば「GDP」そのものになりますが、「経済の実態」となると、抽象的でよくわかりません。NHKは石原大臣の「経済の実態は良好」を受け、「実体経済は良好」と虚偽の見出しを付けたのではないでしょうか。

 それにしても、経済の実態とは、何を意味するのでしょうか。

いちいちうるさいな! 経済の実態とは、ノリだよ、ノリ! 俺が、実態が良好だと認識していれば、実態が良好なんだよ!
 でも、通ってしまうわけです。


 今や、日本政府の「経済」に対する姿勢は、この程度なのです。

 ちなみに、「暖冬云々」を口にしているのは、石原大臣だけではありません。


日本経済の好状況に変化ない=10─12月GDPマイナスで官房長官

http://jp.reuters.com/article/suga-gdp-idJPKCN0VO05F
 菅義偉官房長官は15日午前の会見で、この日発表された2015年10─12月期GDPが前期比年率1.4%のマイナスとなったことについて、暖冬による冬物衣料の売り上げ不振などが影響したものであり、「日本経済の好状況に変化はない」との認識を示した。
 菅官房長官は10─12月期のGDPについて「記録的な暖冬の影響で冬物衣料が落ち込んだ」とする一方で、設備投資は強いと指摘。日本経済の状況について「経済のファンダメンタルズは良好だ。今後も景気は緩やかな回復が見込まれる」との見通しを示した。(後略)』


 追いつめられた感が高まってきましたね


 ちなみに、消費について付け加えておくと、2015年の民間最終消費支出は実質GDPベースで306.5兆円と、安倍晋三内閣が発足した12年の308.0兆円から1.5兆円縮小してしまいました


 すなわち、国民が「量」で消費をできなくなってしまっているという話です。分かりやすく書くと、貧困化です。


 細かい数字を出しておくと、13年は313.2兆円と増えていた(消費増税前の駆け込み消費の影響もあったのでしょうが)のですが、14年は310.4兆円に落ち込み、15年は306.5兆円と、野田政権期を下回ってしまったのです


 結局、物価上昇率に賃金上昇率が追い付かない実質賃金の低下を放置し、それどころか実質賃金切り下げ政策に邁進した結果、国民が「量」で消費をできなくなってしまった。つまりは国民が貧困化したというのが、安倍政権の経済政策の「結果」なのでございます。 


 財政政策という「普通の薬」から目をそらす限り、安倍政権にできることは、
マイナス成長の言い訳が可能なように、天候不順が続きますように

 と願うことしかないのです。というわけで、皆さんも安倍政権のために「天候不順が続きますように」と、祈って下さい。


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