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『三つの対立(後編)③』三橋貴明 AJER2014.4.15(3)

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 あまりにも痛ましいので、本件は取り上げなかったのですが、さすがにこれは・・・


在独哲学者ハン・ビョンチョル、「セウォル号の殺人者は船長ではなく新自由主義」
セウォル号船長、労働市場柔軟化政策の結果...「責任感を持てず」
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/knews/00_2014/1398805442644Staff
 現代社会を「疲労社会」と呼び、ヨーロッパの学界に大きな反響を生んだドイツ、ベルリン芸術大学の在独哲学者、 ハン・ビョンチョル教授がドイツの有力日刊紙FAZに今回のセウォル号の災難について 「殺人者は船長ではなく新自由主義」と明らかにして注目されている。(中略)
◆セウォル号を飲み込んだ新自由主義:労働柔軟化、国家機関民営化、規制緩和
 ハン教授が最初に提起した新自由主義の事例は、規制緩和だ。 彼は「一般的に、船舶の生命は20年間続く」が 「2009年に企業側寄りの政府がこれを30年に延長させた」とし 「こうした改革は、当時の李明博政権が集中した新自由主義的な規制緩和の線上で始まった」と伝えた。 彼はこれに対して「20年の制限規定が続いていれば、日本で廃船直前だった18年も経つこの船は輸入されなかっただろう」とし 「ただ利益だけを追求する企業の政策は、事故の危険を深刻に増大させる」と提起した。 「費用を下げて効率的に運営するという、こうした新自由主義の教理は、人命と人間的な尊厳を費用として要求する」ということだ。

 ハン・ビョンチョル教授は国家機関の私有化にも誤りがあると指摘した。 彼は「韓国では、海洋事故救助業務が部分的に私有化されている」とし 「費用を削減するための救助措置の民営化は危険なこともある」と明らかにした。
 彼は最後に「セウォル号の乗務員のほとんどがいわゆる非正規職だったという点」に注目した。 ハン教授は「彼らは短期契約職だった」とし 「船長さえ非常に低い賃金の1年任期の短期契約職」、 「権威はなく、単に名前だけの船長」だったと指摘した。
 ハン教授は「このような労働条件では、いかなる義務、船に対する強い拘束と責任感も持てない」とし 「だから人々は、まず可能なら自分を救う」と明らかにした。 そのため彼は「殺人者はそもそも船長ではなく、新自由主義制度だ」と強調した。(後略)』


 最近、上記とは別に気になるニュースを見ました。


 ANA傘下のLCC(格安航空会社)ピーチ・アビエーションが、パイロット不足から5月-10月に便数を2000以上も減らすとのことです。そもそも、LCC各社の経営はそれほど楽観視できるものではなく、ピーチは唯一「勝ち組」と言われていた航空会社なのです。


 勝ち組のはずのピーチが、パイロット不足で減便。


 実は、新興経済諸国の需要拡大などを主因に、パイロットの数は世界的に不足しており、特にLCC間では「パイロットの引き抜き」が常態化しています。この状況が続くと、やがては我が国においても、
パイロット資格取得の規制緩和
 などと、怖い路線を進みそうで、危惧しております。

 まずは、きちんと考えなければならないのは、
「安全確保」
 と、
「コスト削減」
 は、トレードオフの関係にあるという話です。安全確保に力を入れれば入れるほど、当たり前ですがコストが膨れ上がっていきます。逆に、コストを削れば削るほど、安全性は落ちていきます。


 もう一つ、別の例。


 今年の2月、運輸安全委員会はJR函館線で13年9月に起きた貨物列車脱線事故について、JR北海道がレールの補修を怠ったことが原因との調査経過報告書を公表しました。レール幅が基準値の二倍以上に広がっていたにも関わらず、JR北海道が適切なメンテナンスを実施せず、レール異常を放置したことが事故の原因であると、両者の因果関係を認めたのです。


 JR北海道は、レール異常の放置や、検査データの改竄を繰り返しており、上記も「改竄前」のデータを基に認定されました。


 JR北海道のデータ改竄やレール以上放置は許される話ではありませんが、それにしても同社が「コスト、コスト」とコスト切り詰めに走り、結果的にメンテナンス費用まで削減したのではないかという疑念が生じるわけです。


 航空業界に話を戻しますが、今後は中国など外国のLCCも我が国の航空サービスに参入してきます。すなわち、更なる競争の激化です。


 無論、市場競争を否定するわけではありません。とはいえ、航空サービスや海運サービス、鉄道サービスなどで「安全」を無視してまで価格競争に走られたり、あるいは露骨な人材引き抜き合戦をされるとなると、これはさすがに問題だと思います。


 最終的に、セウォル号のように、日本の航空サービスの機長が「短期契約社員」あるいは「外国人の派遣社員」といった有様になったら、わたくしはその手の国空会社に乗ることをやめるでしょう。普通に、怖いです。


 結局のところ、ユーザーである我々は、飛行機でいえば機長、船であれば船長を「信頼」「信用」し、命を預けるしかないわけです。この手のサービスで、
「利益! 利益!」
「コスト削減! コスト削減!」
「船長や機長も、安価な契約社員で!」
 などとやられた日には、サービス基盤が根底から崩れ落ちることになります。


 それにしても、昨今の日本や世界において、「安全確保」と「コスト削減」のバランスが崩れた事例が次々に出てきているのを見ると、やはり新自由主義的なパラダイムが終焉に向かっている、あるいは転換に向かっているように思えてならないのです。と言いますか、転換しないとまずいことになると思います。


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