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『ドイツのユーロ(前編)①』三橋貴明 AJER2013.4.9(4)

http://youtu.be/pDU-0grAUgE

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三橋貴明の「新」日本経済新聞のフェイスブックのページができました!https://www.facebook.com/mitsuhashipress
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5月3日 憲法記念日特別講演 教育・経済再生シンポジウムin行橋

開場:13:30 開演:14:00 場所:コスメイト行橋

弁士:三橋貴明 赤池誠章 小坪慎也 入場無料!です。

フライヤーはこちら 、詳細はこちら  です。

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 昨日は早朝に文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」、午後に西田昌司先生の「週刊西田 NISHIDA VISION」の収録(一時間収録し、四回に分けて配信するそうです)、夜はBSフジLive「プライムニュース」に出演し、さすがに疲労困憊でございます。


【参議院議員 西田昌司先生と(2013/4/24)】


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 明日は大阪に向かい、読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」の収録です。今回のテーマは、「警告するおっさん大賞」だそうです(だから、おっさんではないと・・・・)。


 本日は、チャンネル桜、さくらじ、月間三橋などでおなじみの古谷経衡氏の新刊「ネット右翼の逆襲「嫌韓」思想と新保守論」発売日です。



 後半にわたくしとの対談も掲載されています。よろしくお願いいたします。


 さて、先日から取り上げ続けているラインハート・ロゴフ論文の関連報道になります。


債務と成長の関係を分析した影響力の大きい論文が攻撃にさらされている。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/37639  
 政府の債務水準は大きな問題だ。デフォルト(債務不履行)や金融恐慌は財務相にとって悪夢だ。政府の借り入れは民間投資を減少させる「クラウディングアウト」につながり、成長の足を引っ張る恐れがある。しかし、経済学者らは国が債務水準の心配をすべきタイミングをなかなか特定できなかった。
 現在ハーバード大学ケネディスクールの教授を務めるカーメン・ラインハート氏とハーバード大学の経済学者ケネス・ロゴフ氏は2010年の論文で、この問題に対する答えを出したかに見えた。政府の債務残高が国内総生産(GDP)の90%を超えると成長が大きく停滞するというのが両氏の主張だった。(後略)』


 内容的には、先日からわたくしが各エントリー(特に「セイの法則の呪 縛」)で書いていることとほぼ同じです。ちなみに、クラウディングアウトとは、
「政府の国債発行が長期金利を上昇させ、民間の借入と設備投資を減らすことにより経済成長率を低迷させる」
 というもので、マンデル・フレミングモデルの基にもなっています。


 最近は知りませんが、竹中氏も以前は本クラウディングアウトに言及することが多かったです。別に、竹中氏にしても「財政破綻する~」と国債発行に反対していたわけではなく、クラウディングアウトにより経済成長率が低迷する、ということで反対していたのです(そのはずです)。


【図 日本の国債発行残高(右軸、単位:億円)と長期金利の推移(左軸、単位:%)】
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http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_39.html#KOUT


 ところが、現実の日本では、金利は国債発行残高が増えれば増えるほど、下がっていきました。そして、2003年以降の日本は世界最低の金利水準となっていますが、経済成長率は高まりませんでした。


 上記の話には、二つポイントがあります。


(1) バブル崩壊後のデフレの国では、国債発行⇒長期金利上昇、とはならない。(クラウディングアウトは起らない
(2) バブル崩壊後のデフレの国では、企業は金利水準がどうであろうとも借り入れや設備投資を増やさない(儲からないから)


 信じられないでしょうが、少し前までの世界の主流派経済学は、
「バブル崩壊後であろうとも、国債発行は長期金利上昇をもたらし、クラウディングアウトを発生させる」
「バブル崩壊後であろうとも、企業は金利が安ければ借入と設備投資を増やし、経済は成長する」
 という前提で進化(?)していたのです。理由はシンプルで、1930年代の大恐慌以降、1991年の日本のバブル崩壊まで、世界はそもそも「バブル崩壊とデフレ」を経験したことが無いためです。


 というわけで、世界の政策担当者たちは日本のバブル崩壊後はもちろんこと、アメリカ、イギリス、アイルランドと、次々に各国のバブルが崩壊していく中においても、「国債発行はクラウディングアウトで経済成長率を低める」「企業はいついかなる場合であっても金利が安ければ投資をする」という、バカバカしい前提で「緊縮財政」を強行し、状況を悪化させていったわけです。(その先頭を切ったのが、我らが日本ですが)


 彼らの「緊縮財政による経済成長!」路線の論理的裏付けだった「ラインハート・ロゴフ論文」にウソが混じっていたとなると、これは「世界経済の行く末」を左右するほどの重大、重要な問題になるわけです。


 さて、ラインハート・ロゴフ論文が出る前から、「デフレ下の緊縮財政路線」を採り、状況を悪化させてきた日本ですが、ようやく「デフレ脱却による財政再建」というまともな(というか、当たり前の)路線を進むと公約に謳った政権が誕生しました。とはいえ、日本の財務省に代表される緊縮財政派は強力です。


消費増税、状況次第では先延ばしもあり得る=財務相
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE93M03D20130423
 麻生太郎財務相は23日午後の参議院予算委員会で、来年4月に予定している消費税引き上げについて、今年10月に判断したいと考えているが、引き上げの状況とならなければ、延ばさざるを得ないということは十分にあり得る、と語った。
 広野ただし委員(生活)の質問に答えた。
 麻生財務相はその場合の先延ばしの期間について「3カ月か半年か1年か、今申し上げる段階にはない」とし、「97年も消費税を5%に上げたときは減収になった。そういったことは十分注意して、今はまず景気を引き上げることに全力をあげている」と語った。
 消費税を引き上げた場合、来年以降の景気の重しとなるのではとの指摘には「そういったものに耐えられるGDPや指標をあげておいた上で、国民が気分としてそれくらいのものならやれると思えるようなものにしないといけない。今年駆け込み需要があっても来年その反動が来るといったことなど、十分に考えておかなければならないことはあると思うので、その点も考えて判断したい」と語った。
 麻生財務相は午前の同委員会では、消費税引き上げの判断について「景気が良くないと上げられないと(税制抜本改革法の附則に)書いてある。そういったこと(消費税引き上げ)になるように景気を良くしないといけない」と指摘。「(判断する際にみる)指標にはいろいろある。政治的判断で決まる。街角景気のDIや賃金、住宅価格など、指標の流れも含めて検討したい」と話していた。』


「97年も消費税を5%に上げたときは減収になった」


 この一言を国会で堂々と仰る財務大臣が誕生しただけで画期的なのですが、消費税増税の判断の時期(今年の秋)は迫ってきています。


 緊縮財政派の代表である財務省は、記者クラブの財政研究会を経由し、マスコミを動かし、「消費税アップの既定路線化」を図ってくるでしょう。先日の時事通信のような「飛ばし」「観測気球」「ウソのスクープ」「要人の発言を歪曲」「ミスリード」の報道が、今後10月まで相次ぐことになります。あえて断言しますが、必ずなります。


 デフレ深刻化と国民の貧困化を招く消費税アップは、何としても食い止めなければなりません。食い止められるのは10月時の「時の政権」ですが、国民の後押しの声が無ければ難しいかも知れません。だからこそ、財務省やマスコミは「国民の声を消す」ために、虚偽情報で消費税アップの既定路線化を図るわけです。


 というわけで、昨日と本日のエントリーのタイトル「議論再燃」の真意は、
「財政に関する議論が再燃した」
 ではありません。
「我々日本国民を貧困に落とし込む消費税アップを防ぐために、財政や税金に関する『正しい議論』を再燃しよう!
 という意味なのでございます。


「デフレ脱却前の消費税増税絶対反対!」にご賛同下さる方は、

↓このリンクをクリックを!

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