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『投資の重要性①』三橋貴明 AJER2015.11.17(5)

https://youtu.be/PLPnW3LWuPQ

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 本日から台湾出張です。9月頭の中国行きと比べ、何と気楽なことか・・・


 信じがたい話ですが、2012年12月の笹子トンネルの事故が起きるまで、我が国では橋梁の定期点検の結果がまとめられていませんでした。無論、国土交通省が管理する橋やトンネルは、点検結果が公表されていましたが、地方自治体保有分は事実上「放置」状態だったのです。



 というわけで、笹子トンネルの事故をきっかけに、地方自治体も五年ごとの橋の定期点検が義務付けられます。その最初の結果がまとめられ、公表されました。


速やかに補修必要な橋 15%前後
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151128/k10010322291000.html
 橋の老朽化による事故を防ぐため全国の自治体などが行った定期点検の結果が初めてまとまり、速やかに補修が必要なものが15%前後を占めていることが分かりました。
 平成24年12月、中央自動車道の笹子トンネルで9人が死亡した天井板の崩落事故をきっかけに、国土交通省は去年、老朽化による事故を防ぐため、橋を管理する全国の自治体などに5年ごとの定期点検を義務づけ、初めての結果がまとまりました。
 それによりますと、国や自治体などが管理する全国のおよそ72万の橋のうち、点検を終えたのは全体の9%に当たる6万4000近くで、このうち15%前後では橋桁がさびたり、橋脚がひび割れたりして速やかに補修工事が必要なことが分かりました。
 また、点検の結果、自治体によっては専門の技術職員がいないケースがみられたほか、財政状況が厳しい自治体ほど補修が必要な橋の割合が高くなる傾向
があるということです。
 このため国土交通省は、自治体などに必要な補修を進めるよう求めるとともに、技術的な助言や財政的な支援を行うことにしています。 』


 6万4000橋の内、15%が「速やかに補修工事が必要」ということは、全体(72万橋)に換算すると、10万8千橋が「速やかに補修工事が必要」である可能性があるわけです。


 莫大な「需要」でございます。

 老朽化した橋梁の点検、補修工事だけでも、我が国には十分な需要が存在するのです。それにも関わらず、我が国では、
「もうみんなある程度は豊かになり、欲しいものはないのだから、日本の需要は増えないよ」
 などと、奇想天外と表現しても構わない暴論を口にする人が少なくありません。(本当に多いです)


 まずは、若い世代は所得が不十分で、そもそも「欲しいものを買えない」状況にあります。自分たちは「欲しいものはない」からといって、全体の傾向を決めつける、その発想方式自体が「思考停止」です。


 さらに、そもそも需要とは名目GDPのことです。名目GDPは民間最終消費支出、政府最終消費支出、民間住宅、民間企業設備、公的固定資本形成、純輸出にブレイクダウン(細分化)されます。


 実際には「嘘」ですが、例えば民間・政府の消費が十分であったとしても、住宅投資や企業の設備投資、そして公共投資という「投資」需要が満たされているとは限らないのです。そして、現実の日本は「投資の不足」により低成長に喘ぎ、さらにはインフラの老朽化が「時間との勝負」な状況に至っています。


【日本の総固定資本形成の推移(十億円)】

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_51.html#Sokotei


 デフレ下の日本は、公共投資はもちろんのこと、総固定資本形成全体を減らしていきました。結果的に、需要不足が終わらず、将来の成長や「豊かさ」の希望を国民が感じられなくなり、
「日本はもう老朽大国なのだから、投資をしても無駄だ」
 という、情けない投資否定論(論というか、「感情」ですが)が蔓延し、国家の基盤たるインフラまでもが危うくなりつつあるわけです。


 逆に考えると、日本は「橋の危機という需要」を満たそうとするだけで、総需要不足というデフレを終わらせ、堅調な経済成長路線を歩むことができるようになります。政府が「橋の危機」に真剣に取り組む(つまりは、予算を使う)だけで、民間企業の設備投資も継続的に拡大していくことになるでしょう。


 橋の危機を、
もうダメだ~っ!
 と、受け止めるか。
 それとも「橋の危機の需要」と認識するのか


 前者が衰退の道であり、後者が繁栄の道なのです。

「橋の危機を需要として受け止めよう」に、ご賛同下さる方は↓このリンクをクリックを!
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