コーラを飲むと本当に骨や歯が溶けるのか?① | タカタカ先生の高望み日記

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前回のブログ記事「炭酸水を飲むと疲労回復する3つの理由」について、多方面からご好評をいただきました。


このようなテーマの場合、記事を書くことで、自分自身の知識を定着させるというメリットもあったりするのですが、それによって読者の方のお役に立てるのであれば、正にWINWINという感じで嬉しく思います。



さて、炭酸水のことについてアレコレと調べていると、ふいに、子どもの頃によく言われていた噂に遭遇しました。


「コーラを飲むと、歯や骨が溶ける」


最近ではあまり聞かなくなりましたが、私が子どもの頃には、結構よく言われていたような気がします。

あやふやな記憶ではありますが、そんなことを言われ続けてきたせいで、私はどうしてもコーラが好きになれないのかもしれません。


少し気になったので、この辺りも一緒に調べてみました。


まず、日本コカ・コーラのHPにある「お客様相談室 > よくあるご質問」には、このような記載がありました。


Q.
コカ・コーラを飲むと歯や骨が溶けるって本当?

A.
コカ・コーラに限らず一般的に清涼飲料には酸味料が含まれています。そして、歯や骨の成分であるカルシウムやマグネシウムは、酸に溶ける性質を持っています。よって、清涼飲料、果汁などの酸を含む液体に、抜けた歯や魚の骨を長い間つけておくと、含まれるカルシウムやマグネシウムが溶けます。しかし、飲みものですので人間の骨に直接ふれたり、歯に長い間くっついていることはありません。安心してお飲みください。





歯や骨が溶ける原因となる酸味料は、他の清涼飲料にも含まれており、コーラに限った話ではなく、歯には長時間接しない限り問題ない、骨には直接触れないから溶けることはないと説明があります。



しかし、いろいろと調べていくと、コーラや他の清涼飲料で歯が溶けるという事例も結構あるようです。



酸に晒されることにより、歯の硬組織、特にエナメル質がよって侵蝕されることを「酸蝕症」といいます。
また、酸蝕症にかかり、エナメル質が溶け出した歯を「酸蝕歯」といいます。


コーラや黒酢、オレンジジュースなど、比較的に酸性度の高い飲料水は、飲み方を間違えると酸蝕歯を進める危険があります。


☆「酸蝕歯」を進める可能性のある飲料水
・コーラ
・黒酢飲料
・オレンジジュース
・リンゴジュース
・乳酸飲料
・ビール
・スポーツドリンク
他、pH値5.5以下(=酸性)の飲料水。


しかし、人間の口内で分泌される唾液には、これらの酸性度を中和させ、溶けたエナメル質を修復くる機能があります。

下記の飲み方に気をつければ、酸蝕歯になるリスクをぐっと減らすことができるでしょう。


■安全な飲み方
・飲んだ後は、水やお茶で口の中を濯ぐ
・口の中に含んだり、溜めるようにして飲まない
・フッ素入りの歯磨き粉を利用する
・長時間かけてダラダラ飲まない
・飲み過ぎない


<参考サイト>



コーラは酸性・アルカリ性を示すpH値が身近な食品の中では最も低いそうです。
(低い→酸性、高い→アルカリ性)

そういったことも、コーラが歯が溶けると言われていた原因かもしれませんね。


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「歯が溶ける」という問題については、これで納得していただけたでしょうか。


では、「骨が溶ける」という疑惑については、本当にコカ・コーラが言うように何の問題もないのでしょうか?


こちらについては、また後日改めて記事にさせていただきます。



アリーヴェデルチ。