きょうは半夏生。暦の話ばかりでは面白くないので、とはいっても俳句は暦と

切り離して語るわけにはいきませんが。。。ちょっと趣も新たに、俳画を載せます。

別の管理者のもとでのブロガー(こういう新語ありますよね)の雪月花様の作です。↓



http://blog.goo.ne.jp/setsugekka_2  より


前にも書きましたが、俳画にはキチンとした決まりがあって、詠まれた句に現れているものを

描くのではありません。俳句で詠まれている情景、心情を俳句の中に使われている題材とは

異なる対象物を描いて、その句に応えるのです。勿論同じ季節の風物が描かれることがほとんどです。句が先に生まれることもあれば、俳画を追って作句することもあります。

「てっせんか」は季節的には6月かもしれませんが、梅雨の時期の花ですから今話題として取り上げてもいいでしょう。あやめ、花菖蒲があまりにも一般に知られているのにこちらのほうは、

「クレマチス」としてならご存知の方も多いでしょうが、「鉄線花」というとあまりなじみがありません。

勿論、俳句なしで、こうして描かれているものを床の間に掲げるのもいいでしょうね。きれいで

上品ですね。1句添えたくなります。雪月花様お許しを。


  告ぐることまだ胸に抱き半夏生   春行士