2012-11-19 11:59:33

われ敗れたり--コンピュータ棋戦いのすべてを語る 米長邦雄

テーマ:ブログ
$太陽がいっぱいのブログ

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本書は、2012年1月14日に行われた「第1回電王戦 米長邦雄
VSボンクラーズ」について、対局者であった米長邦雄永世棋聖が
対局までのいきさつや、あるいは対局に至るまで、対局中、
対局後の心境などといった「米長邦雄にとっての電王戦」が
語られている一冊です。
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67歳の元名人、将棋連盟会長の米長邦雄氏が、1秒間に1800万の手を
読む将棋ソフト「ボンクラーズ」に挑んだ戦いを本人が解説したもの
です。

初手62玉、という通常では考えられない手で対抗し、位をとる
戦いで「優位」を得たが、一手のミスで、コンピュータに押し切られた
という結果です。

私もいままでに、渡辺竜王がボナンザと戦って勝利した一戦の自戦解説本や、
清水市代女流三冠が敗れた一戦などの本も読んできました。

局面が簡略化されたらもうコンピュータには勝てない。
いままので定跡や詰め将棋では人知を越えている「魔物」に戦うためには、
序盤の有利をそのまま持っていって仕留めるということしかない、
ということを、米長は、そのまでの研究で実行したが、1手の「油断」で
負けてしまったということでした。

ただ、この本の中でも言っているけれど、これは将棋ではなくて、
一種の異種格闘技というべきものですね。
仮にコンピュータに勝てる戦法を生み出しても、それは対人間に通じるとは
思えない。
だから、プロ棋士としても、一種「無駄な研究」になってしまうのかもしれない
ということにもなりかなねない。

ただ、かつては弱かった将棋ソフトも、いまや普通の棋士よりも、強いかも
しれないというぐらいに成長したんですね。

私もかつて、ファミコンの将棋ソフトから知っていますが、全然相手に
ならなかったのですが、10年前ぐらいのソフトから、勝ったり負けたりの
状態になってました。
それからかなり進化し、もういまなら、完全にダメでしょう。

そうそう、面白い話が書かれていて、米長が妻に「こんどの試合に勝てるだろうか」
と聞いたら、妻は彼に「勝てません。なぜなら、いまあなたには若い愛人がいない
からです。」と。(笑)。
まぁ、彼の女好きは有名でしたから、彼の奥さんも相当泣かされていたんだろうなと
思うと同時に、そういうメンタル的な要素が強いのだと思います。

敗着は、休憩時間にルール違反の写真を撮られたことによる怒りだとも書いてましたから。


松岡正剛さんも、この一局を書いた本を有名な「千夜千冊」で
紹介しています。

興味のある方はお読みください。

http://1000ya.isis.ne.jp/1473.html


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