剣が君 鈴懸ルート感想。 | 頭の整理@タックスヘイブン パナマ文書を調べよ

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続きまして後半のターン!

実彰→螢→縁→鈴懸→左京→九十九丸

今ここ。


妖怪に育てられた鈴懸にちなみまして、

書いてしまいますが、


あのですね、

「蛍火の杜へ」というアニメを見たの。


四十分くらいのアニメ映画で、

原作者もアニメスタッフも

「夏目友人帳」と同じ。

雰囲気も同じ。

アニメ映画は2011年秋に公開されたらしい。


泣いた。


翌日「あれ、目が腫れてない?」って指摘されたもん。

いやー、

アニメ見て泣いちゃって。

とか説明したあとの冷ややかな視線と

凍った空気ったらなかった。

いたたまれなかった。


アニメで泣くっておめー幾つだよ。

嘘だろ。

何かあったんじゃねーの。


そんな周囲の心の声が聞こえたんすけど、

それ以上の説明も弁明もできねえし。

ほんとだから。

アニメで泣いたんだって。


初恋。

ふれあいがあんなにも温かいのに

触れるってことが、とことん切ない。


飛びつけばいい。本望だ。

デートなんですねー。

もう夏を待てない。

人ごみを掻き分けてでも逢いにいきたくなる。


キスシーンが印象的。


両手を広げて「来い」つった時の

ふたりの幸せそうな表情のあたり

アホみたいに泣いた。

ほんと独り暮らしで良かった。


えー、そんなわけで

ゲームの感想いこうか。


ネタバレありまーす。

しかも

感想の順序が物語に沿ってなく

前後してる場合が多々あり。



【鈴懸】すずかけ

高尾山の天狗に育てられた

妖怪に囲まれて暮らしてきたため

人間の友達がおらず、世俗に疎い

短刀 医療に覚えあり 空気読めない時がある

声の担当は逢坂さん。


ショタ属性はありませんが

かわいい男子は好きなので気になってました。

年齢が十八設定なんでヒロインと差もなく

ショタとは言わねーな。


いわばピュアっ子。


にしてもこの子、すごくカッコよかったなあ。

前回の縁が散々だったから

余計のこのルートが良く見えた。


純粋無垢なのに

今のところ一番ヒーローしてた。

ま、螢もその枠に括ってもいいけど

あっちは主人公、鈴懸はヒーローって感じ。


見た目かわいく、性格はピュア優しく

戦闘の顔がやたら怖く、

目的もあり、運命もあり、

ここぞって時にはカッコよく見せ場を作る。


守るって時に安心感がある。

器の大きさ……ってより

人としての厚みがあんの。

子供みたいな顔してんのに

責任感が強く、頼りがいがある。


このルートは良かった。

なんつっても、まずヒロインがウザくない。

ルート四つ目にして

ようやくうざくないヒロインを拝めたわ。


共通ルートはほぼ変わりなく進み、

えっと、鈴懸エピとしては……

そうね、

この子、モブだけじゃなくて

実彰や縁のことを

最初は「おじさん」って呼びました。笑。


実彰の嫌そうな顔が印象深い。

実「おじさん……」

縁「おじさん……?」



共通ルートでシグラギと戦った時

「ボクが勝ったから森を出て行って」

と言い放ったピュアボーイに対し


鎖鎌のシグラギさん

「わかった」

「なんて言うか! 女を狙え!」

と、堂々とした卑劣っぷり。

なんつーか逆にかわいいぞ。

「約束なんて破るためにあるんだよ!」


こういう窮地でもピュアっ子は

妖怪の守護があるので問題なし。

木霊という妖精みたいな存在に救われる。

この木霊は

「心の綺麗な人」にしか見えないんだとさ。


ヒロイン

「見えない私って……」


見える人はほぼいないから落ち込むな、と

フォローしてくれる鈴懸は優しい。

だがヒロイン

あなたがそう思うってことは、

「自分は心がキレイ」と自己評価してたって証拠でもある。


他にも木霊が見える

神威という医者を志してるキャラが出てきて

軽く張り合ってくる。

この神威のダメさ加減が絶妙だった。

ワルになりきれない感じが、

「やっぱし、そもそも木霊が見える性質よのう」

と思いました。ププ


しかも鈴懸がピュアすぎるために

本当に空気を読まず、

がんがん神威の劣等感を刺激するのが

ちょっと面白かった。

純粋すぎるのも罪ってやつ。


やめてやれよ。

もう許してやれよ。と。


えー、護衛任務での報酬十両ですが、

舶来の壺を割ってるので

半分しかもらえなかった鈴懸。

ほう。

てことは、九十九丸もそうなんだろうな。

(だが五両はあるはず)


鈴懸は高尾山を降りた時

「江戸で一人で暮らす」決意をしてたわけよ。

で、山を下りる。

極秘任務に携わる。

しかし、一緒に山で暮らしてた妖怪たち

マダラとハチモクは

心配してこっそり旅にくっついてきてた。


この二人がかわゆいの。

鈴懸・マダラ・ハチモクが揃ってるから

尚のことかわゆさ倍増というか。

ヒロインいなくても

三人で暮らしていけばいいんじゃね、みたいな。


ちなみにマダラとハチモクは

旅道中に

夜中に外で祈りをささげる実彰といつもニアミス。

実彰に気配を気取られないあたり、

さすが妖怪、

人を避けるスキルは備わってるんだろう。


あとね、

人に心を許さないのが妖怪なんすけど

マダラ(女の子)が

どんどん距離感を縮めてくれるのが

嬉しかったりします。



個別ルート入りましょう。

えー、江戸にもどったヒロインの元に

それとは知らず

ハチモクが近づいてくる。


え、いや、ずっと旅についてきたのに

ヒロインに気づかないの? なんで?

と思ってたら、

あとでマダラがきちんと突っ込んでました。


鈴懸のために借家探ししたくて

うろついていたらしい。

ここでハチモクが財布を落とし、

それを届けるってことで鈴懸と再会を果たす。


ヒロインの口利きで借家に住むことになった鈴懸。

長屋の住人たちは貧しく

病気がちな者が多い。

「ボクは医者だからね!」つって

ほぼ無報酬であっても人を診ます。

まるで仁せんせのよーな徳の高さ。


そんでそんで、

鈴懸は江戸城の門番を気絶させて、

なんとなんと江戸城に踏み込み、

家光公に直接指導!


あの門番どーなってんの。

弱すぎる!


「お殿様なのに病人を放置すんな!」

「えらい人なんだから改善しろ!」

もっとやんわり申請してましたけど

ピュアっ子は恐れ知らずで上様と渡り合う。


家光公

「世を変えたいのならば剣術大会で優勝してみろ。

 耳を貸すのはそれからだ」


上様は鈴懸の行動を不問にしそうだったのだが

側近たちがそれを認めない。

なので罰として

「私闘を禁ず」に処された。


へー。それは困った。

ゲーム展開的に、絶対にヒロインを守るシーンがあるはず。

鈴懸どうやって戦うんだろ。

と心配になった。


エンドのひとつで

「私闘禁ず」を回収したんで、

こんな当たり前のことに安心しました。笑。

だってさー

縁ルートをメインで担当した書き手だと

以後「私闘」の文字すら出てこないぜ多分。


鈴懸は口減らしのために山に捨てられ、

天狗のカルラに育てられた。

剣の腕は確かだし

医術の心得もあるので暮らしてく分には問題ない。


しかし人と触れ合ってこなかったので

常識がなく

友達がいないことが悩みで

たまに空気読めないのも仕方ない。笑。


ヒロイン

「私が友達でしょ」


つーか、縁と九十九丸は友達になってくれるよ?

きっと。

螢はがんがん押してけば大丈夫。

かむろとは親友になれそう。


ここから友達を超えて

恋愛感情ちっくな乙女ゲーシナリオに突入してく。


旅の中では

「姫の着替え、ボクも手伝うよ。え。どうして?」

な感じだったのに

(五歳児をイメージしてください)


スキスキと嫉妬を芽生えさせるんですねー。

鈴懸かわゆい。

動物がじゃれてくる感じで本当にかわゆい。

ワンコがすり寄ってきたら

ひたすら「可愛い!」ってだけで

愛でるでしょ。撫でるでしょ。

ああいう感じよ。ほんと。


九十九丸と仲良さそうなところを見ただけで

嫉妬しちゃう鈴懸。

そのせいで木霊が見えなくなっちゃうところは

焦燥感が伝わってきました。


見えていたものが見えなくなる。

聞こえていた声が聞こえなくなる。


ふつーの人から

突然、聴覚が失われたみたいなもんで

そら混乱するっての。


というか、

朝倉とか鼓さまが儀式やってるから

そのせいで木霊がいなくなったのかと思ってた。

途中まで。笑。


剣の試合で優勝しなきゃならないのに

剣に迷いがあって(実彰おじさん談)

うまく剣を振るえない。


つーか、九十九丸に嫉妬するのも

単なる誤解なんすけど。


金がなく二日も食事していない九十九丸と再会したヒロイン。

ちょうど、父親が倒れてしまい

店員を補充しようとしてたんで

九十九丸に働いてもらう。

そんだけなのに。笑。


てかやっぱし空腹なのな。

五両は何に使ったんだ。

なんか、人情ものっぽいエピソードがあるんだろうね?

期待しとこ。


鈴懸の空気の読めなさに対する

九十九丸の空気の読めるスキル。笑。


九十九丸

「鈴懸殿が気になるのだろう。

 逢いに行けばいい。

 店は一日くらいひとりで回せる」


ヒロイン

「そ、そう? じゃあ……」


ではお言葉に甘えて、か!


びっくりしたー!

まじか。


父親が倒れてんのに?

一日中バイトひとりに任せるの?

わけわからん。

だったら九十九丸を雇う必要なかったんじゃね?


そういやこのルートは

他に比べて桁違いに親父の出番が少ない。笑。

や、別にいいけど。

そんでヒロイン

本当にお言葉に甘えて鈴懸んちに遊びにきた。


けれども

逢いたいけど逢いに来たなんて言えない……。

とか、

ちょっぴりうぜえヒロイン。ちょっぴりね。

(乙女としてはセーフ)


逢いに来た、ではなく

「一緒に薬草を摘みにいかない?」と誘うと

鈴懸が

「行こう!」とめちゃ嬉しそうで、


かわゆかった……。


九十九丸と仲良さそうに働いてたことに嫉妬してたんで

どーしてか

鈴懸も店で働くことに。


これぞ

「はたらく魔王さま」。

キャスト的に。



九十九丸もいいやつのまんま郷里に戻り、

ここで鈴懸も

「ごめんね」つってたくさん薬草を渡して

見事な和解。

というか、

九十九丸がとばっちり受けただけ。

友達になれよ。

本当の意味で。


鼓さまサイドの例の儀式のあたりで

天下五剣がひとつ

「数珠丸」に選ばれる鈴懸。


そもそも山でカルラに拾われたあと、

カルラが神からお告げを受けたから

人間の鈴懸を育てたという。

お告げというのは、


「この子はいずれ天下五剣を手にする運命を持つ。

 数珠丸を手にし、世界を救うだろう」

と。


……。

結局そうなりましたけど、腑に落ちん。



偽の花嫁行列という前編において、


・影武者の花嫁行列を行う

・その護衛

プラス

・駿府城で行われる「御前試合」で

 優勝者(一番刀)に贈られる

「数珠丸」を運ぶこと


これが任務内容だったわけ。


天狗のカルラはお告げに従って

鈴懸に剣を教えた。

剣の腕を鍛えた。

運命も知っている。


だったら!

鈴懸を駿府城の御前試合に出場させるのが筋でしょーが。

なんで江戸の試合に間に合うよう

下山させたんだ?

マジでわからん。


花嫁行列の途中でも

鈴懸は数珠丸を見かけている。

あのときは触ってないんだっけ。

あのとき触れていたら

ただの旅道中にて突然剣に選ばれて覚醒だ。笑。

ま、ラノベ的な超展開もありだけどね。


そもそも妖怪封じの剣を手にする子供を

妖怪が育てるってのも不思議。

その子は妖怪の脅威になるかもしんないじゃん。

まー、そう育たなかったけど。

(妖怪の敵になりそうなら始末するつもりだったのかしら)


最後はまとまったからいいか。


数珠丸は妖怪を封じる剣だから

持っていたくない、つって

鈴懸が高尾山に預けるエンドもあった。笑。

回収したぞ、天狗が。

一気にカルラ悪玉説が頭をよぎった。


エンドのひとつでは

縁と決勝戦を迎える直前に

ヒロインの負傷を知り、

試合を放り出して駆けつけてくれる

かっこよい展開があった。


だが鈴懸がふらりとどこかに行ってしまう。

その後血まみれで帰ってきた。

……。

マジでね、

ヒロインを傷つけたやつを殺しにいったんだと思った。笑。

どうしてもヤン表情のイメージが抜けない。

さーせん。


実際は神事ともいえる御前試合を

無断で放棄してしまったから

お侍たちからリンチされたっていう……。

サムライ、こえー。

(助けてくれない縁って)


あ。鈴懸エンドでは

長七郎を引き取ったり、

長七郎を高尾山に預けたり、

子供の面倒を見る感じになってた。


それはいいんだけど、

ヒロインの馴れ馴れしさに吹きました。

長七郎さまに対して

七重はきちんとした言葉づかいで接してたのに

ヒロインはタメ語。

さすがとしか言いようがない。

(身分を無視するヒロインの非常識さ)


剣エンドだと、

半端ものに成り下がった神威に

腹を蹴られ、背を蹴られるヒロイン。

……。

神威の半端なゲスっぷり。


もうさ、

黙って医学の勉強してろ。


あと実彰の出番の適当さには笑いました。

「歩いていただけだ」って。笑。


ついでに松平兄も、

ふらついてる縁を探しまわるのはいいけど

「長屋か……こんなところにいるわけがないか」

とか

めちゃくちゃ強引に長屋シーンに登場させたのは

笑いました。

他に何かなかったんか。


しかもね、長屋を訪ねたヒロインが

「わっ!」つって

倒れた松平兄を蹴った時も

あまりの不注意さに笑いました。


蹴らなくてもいいじゃん。

蹴ったというより

蹴躓いたのだけど、一緒よね。


でさー、ルートにおいて

私の勘違いなら申し訳ないんだけど、


鈴懸が御前試合に出場してる時

「この試合では数珠丸が与えられるらしーぜ」

つって

お侍さんモブかひそひそ話してたの。


だから、

あー、儀式はスルーして

鼓さまと七重は逃走し、

幕府に数珠丸が戻ってる、

儀式をカットした構成なんだなー、

と思っていたのに

あとで儀式やってました。


ん? どゆこと?

数珠丸が鼓様の手にあるなら

「試合で授与されるのは数珠丸」と噂されるのは

おかしくない?

駿府で授与されたのは

一般的に知られないもんなの?


ちなみに螢の時は

別の刀が授与されましたー。

カレにとって皮肉なやーつ。


剣エンド、バッドでは


妖怪退治してる家光たちに刃向い

江戸の妖怪たちが蜂起しちゃう。

人と妖怪の争いを止めたい鈴懸は

家光に約束をとりつける。


奇襲を仕掛けた妖怪たちをとめられたら

妖怪討伐の中止を検討する。と。


命をかけて

人と妖怪の橋渡しをした鈴懸エンド。

……。

短すぎるだろう、人生が。


もういっちょのエンドでは

決勝戦で縁を倒し、刀を与えられる。

が!

自分は最強じゃないから、つって刀を辞退。

「実彰さんに勝ってないから

 剣はもらえない!」


家光公

「いるのだろう、黒羽実彰!」


いたよいた。

ロンゲが出てきた。

なんか剣聖・大典太と戦いました。

今度こそ勝利し、

鈴懸は見事剣の所有者になりましたとさ。パチパチ


そんで家光に気に入られ、

家光の懐刀になることに。


身分差を感じ、引け目を感じ

距離を感じて寂しそうにしてるヒロインの元へ

鈴懸がやってくる。


かっこよい。かわゆい。


だが鈴懸。

貧しい人を救う医者になるのはやめたのか。

玄庵とのやりとりは少し必要だったのではないのか。

ここは投げっぱなしだったなあ。


あとやっぱ

縁(徳川の若君)とは何だったのか。

主役ルートでの縁の不憫さ。笑。

好意は別としても敬意は払え。


総括としては

鈴懸ルートは良いです。

鈴懸も良い。

(てか、キャラが好きなので採点甘め)



ひとつ挙げるなら……


場面転換、人物登場させる時に

「その時」

という言葉で切り替えてばっか。

こればっかり。

数えておけばよかった、というレベルで多用しすぎ。
うんざりしてきた。


意識してパターンを増やした方がいいと思う。

「またか」と気になって

シナリオから意識が逸れたもん。


ま、誤字脱字、単語の誤用なんかは

このルートに限らず

ちらほらあるから

気にしないよーにはしたけど。

(どのゲームでもあるわな)


さあて、

あと二人っ。あと二人っ。