台湾歌謡ギャラリー

台湾歌謡ギャラリー

youtube動画より厳選した台湾歌謡の魅力を貴方に

台湾の言語状況は複雑で、北京語(國語)、台湾語、原住民族の言語など種類は多岐にわたるが、台湾の歌曲は、國語歌と、台語歌の二つに主に分類されている。しかし日本人の耳では、初めて聴く歌曲が台湾語の歌なのか北京語の歌なのかを判別するのは難しい。(台語歌曲のほうが若干日本の曲に近いが)。そこで私は、言葉の枠はとりあえず省いて、音楽的に日本でいう「歌謡曲」に分類されるものを「台湾歌謡」と呼ぶことにする。弊ブログではyoutubeに挙げられている台湾歌謡のなかから「これは」と思えるものを選び、皆様に楽しんで頂けたらなと思います。

今生愛過的人/風姿花伝 -蘇宥蓉-

 

久々の更新です(アメブロの使い方を忘れて戸惑ってしまいましたw)

10月に谷村新司が亡くなり個人的に非常にショックだったのですが

私が幼少期から歌謡、ポップスに興味を持ったきっかけの一人が谷村新司でした。

多くの方と同様、谷村さんを知ったのはアリスからですが伸びのあるソフトな歌い方と

ヨナ抜き音階を多用したアジアンな香りのする作品に魅了され

「チャンピオン」「涙の誓い」「未青年」「走っておいで恋人よ」などは

夢中になって何度リピート再生したか分からないほどでした。

 

このブログのテーマである台湾歌謡、香港歌謡等、中華圏にも多大な影響を

与えた人で「昴」「儚きは」「風姿花伝」「花」などは多くの中国人の琴線に

ふれたようで「日本はあまり好きではないが谷村新司先生は別格!」

というコメントもネット等で見られたほどです。

訃報が伝わったときのyoutubeの中国語でのコメ欄の追悼書き込みの数は凄いものがありました。

私は50年近く生きてるわけですが人生の半分ぐらいは谷村新司の作品とともに

生きてきたといっても言いすぎではありません。それだけに訃報はショックであり

10月から11月にかけて毎晩のように彼の音楽を聴いてこみあげるものがありました。

 

今日は台語カバー曲、今生愛過的人(風姿花伝)をお送りします。

風姿花伝も日本語で一部歌われてますがこれが谷村新司による原曲です。

 

 

サラゲヨワン -洪智充-

 

コロナが猛威を奮う2020年以降、韓国ではトロットブームが再燃しており

ソンガイン、イムヨンウンといった若いトロットスターが次々に誕生している。

韓国というとKPOPの印象が強いが、BTSやTWICEのような日本人に知られる

アイドルグループはどちらかといえばティーン向け、海外向けのポップスであり

韓国国内の30代以上の大人はバラードやロック、そしてトロットを聴く傾向がある。

トロットは日本の演歌や台語歌曲に多く見られる4・7抜き音階を採用した楽曲が多く

幣ブログでも「歌謡曲」としてたびたび取り上げてきたが、台湾と同様

トロットのオーディション番組がどうやらトロット再興に絡んでるようで

20代はおろか10代の歌手まで次々にデビューしており一大ブームを形成している

 

KPOPに疲れた層や韓国の音楽グループにあまり良い印象を持たない人でも

「ポップ演歌調」であるトロットは台湾歌謡、70年~80年代の日本歌謡に共通する

軽快で分かりやすいメロディラインに癒される日本人もきっと多いと思う。

今日紹介する洪智充(ホンジユン)さんは美貌と歌唱力で唸らせる人気沸騰中の

トロット歌手である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

讓愛飛翔 -(豪記群星大合唱)-

 

鉄壁のガードでコロナウィルスを防いできた台湾も5月中旬から

感染者急増。島国であることを生かして渡航者の隔離を徹底し、外部からのウィルス侵入を

防いできたが変異株の感染力はそれを突破してしまった。

 

日本と同様に自粛ムードが広がる台湾であるが、大手レコード会社の豪記唱片がこのたび

台湾国民、防疫、医療に携わってる人たちを応援するというコンセプトの元に

発案された企画がこの一曲である。幣ブログでも登場する歌手たちがそれぞれ自宅で録音し

一つの曲として編集されたもので「みんな孤独ではない」と声を揃える。

翁立友、龍千玉、楊静、陳随意、朱海君、向蕙玲、林姍・・・どの歌手も私のブログを長らく彩ってくれた

スターばかりで、彼らの放つメッセージにリスナーの私も胸が熱くなる。

 

世界中の人を不幸や不便に陥れているコロナ禍。いつになったら収束するのだろうか。