台湾観光のブログ

「台湾観光月刊」は台湾の観光地・文化を始め、
イベントや業界情報まで富んだインフォメーションをお届けしております。


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春遊花蓮
多様な民族文化が交差する山里

企画構成/朱佳雯 文/朱佳雯・劉宛昀 写真/宋育玫‧陳正国


花蓮県は台湾本島東部に位置し、西部に比べて未開発の山野が多く、「台湾最後の浄土」と呼ばれる。当地は日本時代、多くの移民村が設置されたことでも知られるように、往時の故事や日本との深い縁は、2015年公開された記録映画《湾生回家》(台湾生まれの日本人が帰省する物語)でも綴られている。また近年は、余生をこの地で送ろうと移住する人も少なくない自然豊かな山里である。

 こうして花蓮には先住民・漢人・日本人の文化が融合し、独特の世界を築いてきた。春は、花蓮探訪に最適の季節。地元の小吃や個性的な店舗を巡り、古い酒造工場を参観して、さらに和風の宿に宿泊も可能だ。さらに時間があれば、秀林郷のGiwas Aliまで足をのばし、トレンディなレストランで原住民料理に舌鼓。自転車利用もよし、また花蓮駅前発の台湾好行バスなら手軽に各スポットに行けそう。

Access: 台北駅から花蓮駅まで自強号で約3時間。普悠瑪号や太魯閣号なら約2時間。市内のスポットへは駅から徒歩あるいはタクシー。


花蓮日日
店内では主に台湾ブランドのほか、日本の食器やスウェーデン製有機コットンなどの生活雑貨を販売。台湾産の竹器や骨董の磁器も扱っている。

Add:花蓮市節約街37号
Open:11:30-20:30

阿之寶
三階建ての建物では、台湾の生活用具や食材のほか、世界各地から蒐集した骨董や生活雑貨・デザイン商品をそろえている。

Add:花蓮市中山路48号
Open:9:00-18:00、木曜定休


Giocare
樹人街には和風の古民家が並び、庭園で優雅にお茶やスイーツが楽しめる。オーナー手作りの陶器や皿はその場で購入もできる。

Add:花蓮市樹人街7号
Open:14:00-19:00、火曜・水曜定休

小一點洋行
花蓮産の食品や生活雑貨を扱う。ハーブの沐浴パックやジャム・コーヒー豆など人気の商品が多い。

Add:花蓮市明禮路67巷1号
Open:10:00-18:00


公正包子
中華饅の名店。24時間営業でも長い行列ができる。こちらの小籠包の皮はやや厚めで弾力があり、肉汁もたっぷり。

Add:花蓮市中山路199-2号
Open:6:00-19:00


廟口紅茶
 由緒ある城隍廟の斜め向かいに立地するためこの名がある、創業数十年の朝食店。早朝から深夜まで多彩なメニューを誇る。際立つ特徴は、二階の冷蔵庫からのびた金属のパイプ。二重構造になっていて、外層には冷水が循環し、内層には飲料が流れる。蛇口をひねれば、冷たい紅茶や酸梅湯が出てくる仕組み。蛋餅など台湾伝統のスナックも評判が高く、花蓮に来たら「廟口紅茶」にと定番になっている。

Add:花蓮市成功街218号
Open:6:00-深夜1:00


液香扁食
 花蓮と言えば、扁食(ワンタン)。創業七十年の老舗で、店内のメニューは「扁食」一色。中の餡には花蓮産豚肉の後腿肉のみを使う。外皮は薄く口当たりも滑らかで甘味のあるスープとよくあう。

Add:花蓮市信義街42号
Open:10:00-13:00、16:00-売り切れまで、不定休


花蓮創意文化パーク a-zone

 前身は花蓮酒造工場だった。大正年間の1913年に「宜蘭振拓株式会社」が「花蓮港工場」を立ち上げ、ワインや米酒を生産したのが始まり。大戦末期に空襲を受けて、三分之二の工場が損壊したが、醸造の機能は不十分ながら維持していた。1988年になって新しい敷地に移転したあと、古い酒造場は六十年余の歴史にビリオッドを打った。その後荒廃していたが、政府の文建会により花蓮創意文化パークとして再生された。

 かつての酒造場は文化を熟成させる場所へと変身したが、往時の面影を各所に残し、市民の憩いのエリアとなっている。パーク内には、展示や食事の空間が広がり、かつての宿舍は見事に旅館として再生された。花蓮という街に流れた歴史と文化を感じ取りたい。

Add:花蓮市中華路144号
Web:www.a-zone.com.tw
Access:花蓮駅からタクシーで約10分


Andante bistro

 1927年に完工した酒造場の事務室が前身で、パークで最初に史跡指定された建築物である。国賓飯店が経営を受け継ぎ、改造を加えた。かつてのコンクリートの天井や石張りの床、木枠の窓を残し、巧みに赤レンガや古い家具を配し、百年の歴史をもつ建物に新しい生命を吹き込んだ。レストランは欧風で、セットメニューのほかスイーツやドリンクを提供している。ランチ・ディナー、アフタヌーンティに最適の空間だ。




Tel:+886-3-8331819
Open: Lunch 11:30-14:00
      Afternoon 14:00-17:00
      Dinner 17:30-L.O.20:45


日本時代の官舎からお宿に「アンダンテ」

 楽曲の「アンダンテ」そのままに、ゆっくりとした時間が流れる穏やかな空間がコンセプト。ヒノキの香りが漂う客室で、日頃の疲れをしっとりと癒したい。

 「Andante安棠德木屋」の敷地は1600坪に及ぶ。1928-1937年に建築された酒造工場の幹部官舎がその前身だ。国賓大飯店の手でリニューアルされ、サクラ・モモ・プルメリア・クチナシ・ゲツキツなど四季を告げる木々が植栽された。宿泊エリアとパークは緑竹の生垣で仕切られている。



 一軒ずつ独立した部屋は、全部で13室。ファミリー用の「月棠」のほかは、松・梅・桜・藤・菖蒲・牡丹・荻・葦・菊・紅葉・柳・油桐と日本の一年を代表する樹木から命名され、庭木とも呼応しているのが素晴らしい。一つひとつの家屋に季節の風情が漂い、石灯篭とヒノキの香りが心を落ち着かせてくれる。




 屋内には日本から取り寄せた畳が敷き詰められ、快適な寝具と家電が配されている。木の香漂う柏の浴槽が疲れた身体を癒してくれる、台湾東部では得難い和風の宿である。一泊二日朝食付きプランは、手作体験コースと花蓮港往復の2時間サイクリングのいずれかがついている。



Tel:+886-3-8355811
Web:www.facebook.com/AndanteHualien


市内の個性派ショップ
 o’rip生活旅人

 「o’rip」とは原住民アミの言葉で「生活」を意味する。2006年より郷土誌を発行し、花蓮への愛情を深めてい仲間が、3 年前に節約街上に二階建ての古民家を入手し開店した。一階は陶芸や原住民アート・音楽CDなど地元アーチストの作品や雑誌を販売、二階は展示・イベントスペース。入り口には花蓮観光のパンフレットと椅子がおかれ、旅人が足を休めるスペースになっていて、町中の灯台のようにツーリストが集まる。近年は不定期に移民村を訪ねるツアーや「文学之旅」を催し好評を得ている。詳しくはオフィシャルサイトへ。


Add:花蓮市節約街27号
Open:12:00-21:00、旧暦除夜は休業
Web:orip.wordpress.com


時光二手書店&時光1939


 2004年開業のコンプレックス書店。一杯のドリンクさえ注文すれば、ゆっくりと読書が楽しめる。独特の雰囲気が評判を呼んで、海外からの旅客も立ち寄るという。書店から徒歩5分で「時光1939」に達する。築80年を超える和風の邸宅は、かつて医師・湯橋春栄氏の私宅だったという。半年間の補修を経てベジリタアンレストランに変身。ブランチとスイーツ・ドリンクのみを提供している。素材は花蓮の農家と提携し、身体と環境に優しい経営を心掛けている。店内には秘蔵の古書が置かれ、不定期に文化行事を催している。両店とも可愛いペットが待っていてくれる。



時光二手書店
Add:花蓮市建国路8号
Open:13:00-22:00、旧暦正月休業、その他不定休

時光1939
Add:花蓮市民国路80巷16号
Open:月曜-水曜 9:00-18:00
      金曜-日曜 9:00-18:00、木曜定休
      ※室内撮影禁止


原住民スタイル
 Giwas Ali

 花蓮駅から車で北に約20分、山裾の緑地にGiwas Aliはたつ。原住民部落保留地の入口にあたり、極力再利用の建材を使用し、周囲の山々に溶け込むように設計されている。

 まず目に入るのは、原住民の作家たちが創作したいろいろなアートである。さらに奥に入ると、食事の空間となっている。地元の農産品や原住民の食材を活用したイタリアンレストランで、さらに屋外にはハーブ園と原住民料理の食堂および馬告鳳梨酥ベーカリーと展開する。オーナーのGiwas Aliは、地域経済を支えるべく店内では陶器・木彫・織物から農産品まで、原住民制作の作品や商品を販売している。また店内には十字をもって刺繍されたブヌンの暦が収蔵され、民族の歳時記や祭事が紹介されている。


 Giwas Aliの従業員はすべて原住民。シェフの宋金龍氏は台東出身で、欧風料理に長け、原住民の食材を使用した創作イタリアンを手掛ける。前菜の「巧克力蝦」は馥郁たるエビのチョコレート風味。意外な組み合わせが人気。「墨魚麺」は烏賊墨の濃厚な海の香りが自慢の逸品。「安格斯肋眼牛排」は塩味でいただくリブロースだ。



Add:花蓮県秀林郷景美村加湾9鄰216号
Tel:+886-3-8263333
Open:11:30-21:00、不定休
Access:花蓮駅からタクシーで約20分
予約:予約をお薦め/カード:可/サービス料:10%/ミニマムチャージ:ドリンク一杯


本島東部の大自然を疾走
-花蓮両潭自転車道

 両潭自転車道は徳燕浜海植物園を起点に、海岸沿いの七星潭を経由して、寿豊郷の鯉魚潭まで続く、走行距離36キロの自転車道。沿線に太平洋の大海原や漁港のほか史跡や秀麗な湖水が展開する観光サイクリングコースだ。

 一日で往復するには一定の体力がいる。できれば七星潭からのスタートがお勧め。花蓮駅から出発すれば、北側と南側のコースを二日に分けて走ろう。
 
GIANT花蓮駅前
Add:花蓮市国興一街35号
Tel:+886-3-8336761
Open:平日9:00-18:00
     休日 8:00-18:00、木曜定休


七星潭


 月牙湾とも呼ばれ、石浜がある弧形の湾である。「七星潭」という地名は、昔付近にあった湖に由来するという。背後に雄大な中央山脈が聳え、海水は美しいブルーを呈している。海岸沿いは、星空を眺める広場、景観のよい歩道、自転車道があり、眺望が素晴らしい。


松園別館

 1942年創建の松園別館(往時は花蓮港「兵事部」)は、見晴らしのきく高台があるため、大戦中は日本軍の指揮センターとして使用され、いまは史跡として再利用されている。園内には樹齢百年を超す松林が広がり、植栽も豊富。現在は文化展示スペースとして活用されている。

Add:花蓮市松園街65号
Tel:+866-3-8356510
Open:9:00-18:00 、第二火曜休館
Ticket:NT$50


北浜公園

 美崙渓と花蓮港の中間に位置する海辺の公園で、自転車道沿いある。視界を遮るものがない絶景が人気で、ご来迎の名所でもある。周囲の壁には3Dアートが生き生きと描かれ、ユニークな写真を撮ろうと旅行者が集まる。


鯉魚潭


 花東縦谷北端に位置する鯉魚潭は天然湖。すぐ東には鯉魚山があり、エメラルドグリーンの湖水と緑の山の対照が特徴。湖畔の自転車道と歩道は一周約5キロメートル。途中から登山道に分け入れば、高台から湖を一望できる。また足こぎボートで湖上の散歩も楽しみたい。

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