1499Hz 2DSを侮辱した人はゲーマーをやめるべき
-意図が分からない人がこんなにいようとは……。-
さて、なんか妙に話題になっている「ニンテンドー2DS」、私としては、時代の流れと今後の戦略を考えていれば出て当たり前だと思っていたのでわざわざネタにしてもねぇ……と思っていたのですが、どうやら、世の中にはなんとも沢山の陳腐したゲーマーやゲームクリエイターがいたことを嘆かわしく思います。まさか、こんな簡単なことも読めずに貶す人が多いとは。
いえ、まぁ、クリエイターの人はまだ、分からなくもないです。あんだけ頑張って3D化した努力を考えれば、怒ったり嘆いたりするのも私は分からなくはないです、分からなくはないんですが……視野が狭いとしか言いようがないのも事実であります。
そして、意図も分からず、ただ単に劣化品だとか迷走だとか嘆いている人は……もう救いようがありませんね。自分たちが一番偉いとでも思っているのでしょうか？あぁ、別に挑発している訳ではありませんよ、あくまでも私は事実を述べているだけに過ぎません。
と、言う訳で書く気力もあんまりなかったのですが、本日はバリューセットの規律を破って緊急コラムです。……いえ、バリューセット自体は今回に限っては出来ないからという理由もあるんですが。（次回がキリ番回であることを失念してたという）
-哀しみ１億人ＶＳ喜び１０億人-
さて、今回の「ニンテンドー2DS」、発売地域が変な形になっているの、ご存知でしょうか？これは「Wii mini」にも通じているある理由の為である、というのと、今後、ある地域へ売り出す切り札にするため、なのです。
今回の販売地域、北米と欧州。この二つに共通して日本には今のところ（かろうじて、ですが）回避できているある共通の問題が発生しているのです。それは何か？……ここらへんは経済新聞でも読んでいれば分かるでしょう、「財政破綻危機」です。北米では、今まさにデフォルトの危機、そして既に発生している地方の財政破綻連鎖が原因で、欧州でも複数の地域で統一通貨が原因の財政破綻危機が数年前から断続的に発生している事が原因で、「経済格差」が極めて大きくなっています。
その結果、何が起こっているのか？あなたも考えてください。生活保護をもし受け取る事になったら、あなたは何を捨てますか？……多くの方は娯楽を切り詰めざるを得ないでしょう。そう、今、北米や欧州では「ニンテンドー3DSすら経済的理由で買えない人」の比率が異様なほど上昇しているのです。
そして、このような方は、かろうじて残っていたお金で生活に必要な電話、つまるところ、中古のスマホで、出来る限りお金がかからないゲームで遊んでいる訳です。……実はこの部分の話題は私も避けていたのですが、スマホでゲームを遊ぶ人が増えた隠れた大きすぎる理由って、「娯楽代を切り詰めなければならない程の経済問題」も大きく寄与しているのです。
ここで、え？スマホの方が高くない？というツッコミを入れる方も多いかもしれません。が、そのツッコミこそ、誤解の根源なのです。あのですね、我々の日本で使っているスマホって、なんだかんだで高級素材の髄を集めた結晶だからこそ高いのですよ。でも、世界で言うところのスマホって、こんなものは極一部。世界で多くの方が使っているスマホというのは、数世代前の型落ち部品が中心で、インフラが貧弱故に通信系システムが日本で言うところのガラケー以下の規格なんて当たり前なんですよ。その結果、例えばインドネシアとかでは「ボトルのシャンプーすら変えない人たち」でも「スマホを買える」んです。……あ、しまった。言っちゃった。
言ってしまった以上、結論を申し上げましょう。今回の廉価版は「世界水準（Not日本水準）による経済格差の中層以下」の方向けの機器です。そして、これらの機種は今回の北米、欧州のデータ次第によっては、特定の地域……そう、東南アジア、あるいは中東やアフリカなどの発展途上国向けの商品として販売する用意があるのだと考えるのが普通な訳です。
ニンテンドーDSで遊んだ１億人は、今回の発表に失望している方が多いでしょう。でもね、その陰にいる１０億人のニンテンドーDSを経済規模的な理由で販売されなかった地域の人々にとっては最上位の喜びなんですよ。
-既存ゲーマーは貧富格差すらも容認するのか？-
数年前から私が提唱している事に「ライトとヘビーの格差問題」というものがありました。しかし、今回のニンテンドー2DSを叩く事態はこのライトとヘビーゲーマーが、やっとゲーマーになれる人に石をぶつけて非難しているような事なのです。なぜ我々は、ルーキーをいびっていい理由を求めたがるのでしょうか？それはやってはいけない当たり前の事です。そんな当たり前の事すら分からない人が多い事で「金銭の格差問題」をより拡大させる気なのか！？と私は怒っているのです。
そう、私は怒っています。君たちゲーマーは、今ビデオゲームを遊んでいる事が実は世界基準で上流以上の人たち程度であることを知らずに、これからビデオゲームを与えられようとしているルーキーゲーマーに出会いがしらにトドメを刺すような事をさも自分自身に不利益が発生しているかのような態度で非難しているのですから。冒頭で言った「自分たちが一番偉いとでも思っているのでしょうか？」とは、つまり、こういう意味を言ったまでです。ね？事実でしょ？
ニンテンドー3DSを持っている人が、優しくニンテンドー2DSを持っている人たちのためにゲームの遊び方を教えてあげる。これがゲーマーとしての正しいあり方なのです。にも関わらず、そんな人たちがいることを知らずに「迷走だ」とか「失望した」とか「アンバサダーはよ」と言っている人は、身の程を知ってほしいです。というか、ゲーマーと名乗る事を今すぐにやめてほしい。同じゲーマーとしても余りにも恥ずかしすぎるので。
-ビデオゲームはもっと安くあるべきだの真意-
私が常々「ゲームはもっと安くあるべきだ」と主張を提唱してのは、この経済格差を防ぐためにも言っていたのです。決して自分の利益の為だけに言っていたわけではないのです。ビデオゲームを知らない人への入り口を開けてあげるための言葉だったわけです。
……それにしても、ゲーマーの他人を気遣うココロ、ってこんなにもないものなんですね。ここらへんの意識改革するようにゲームクリエイターも、もっと尽力しないといけないのかも、しれません。
では、本日はここまで。また次回。
さて、なんか妙に話題になっている「ニンテンドー2DS」、私としては、時代の流れと今後の戦略を考えていれば出て当たり前だと思っていたのでわざわざネタにしてもねぇ……と思っていたのですが、どうやら、世の中にはなんとも沢山の陳腐したゲーマーやゲームクリエイターがいたことを嘆かわしく思います。まさか、こんな簡単なことも読めずに貶す人が多いとは。
いえ、まぁ、クリエイターの人はまだ、分からなくもないです。あんだけ頑張って3D化した努力を考えれば、怒ったり嘆いたりするのも私は分からなくはないです、分からなくはないんですが……視野が狭いとしか言いようがないのも事実であります。
そして、意図も分からず、ただ単に劣化品だとか迷走だとか嘆いている人は……もう救いようがありませんね。自分たちが一番偉いとでも思っているのでしょうか？あぁ、別に挑発している訳ではありませんよ、あくまでも私は事実を述べているだけに過ぎません。
と、言う訳で書く気力もあんまりなかったのですが、本日はバリューセットの規律を破って緊急コラムです。……いえ、バリューセット自体は今回に限っては出来ないからという理由もあるんですが。（次回がキリ番回であることを失念してたという）
-哀しみ１億人ＶＳ喜び１０億人-
さて、今回の「ニンテンドー2DS」、発売地域が変な形になっているの、ご存知でしょうか？これは「Wii mini」にも通じているある理由の為である、というのと、今後、ある地域へ売り出す切り札にするため、なのです。
今回の販売地域、北米と欧州。この二つに共通して日本には今のところ（かろうじて、ですが）回避できているある共通の問題が発生しているのです。それは何か？……ここらへんは経済新聞でも読んでいれば分かるでしょう、「財政破綻危機」です。北米では、今まさにデフォルトの危機、そして既に発生している地方の財政破綻連鎖が原因で、欧州でも複数の地域で統一通貨が原因の財政破綻危機が数年前から断続的に発生している事が原因で、「経済格差」が極めて大きくなっています。
その結果、何が起こっているのか？あなたも考えてください。生活保護をもし受け取る事になったら、あなたは何を捨てますか？……多くの方は娯楽を切り詰めざるを得ないでしょう。そう、今、北米や欧州では「ニンテンドー3DSすら経済的理由で買えない人」の比率が異様なほど上昇しているのです。
そして、このような方は、かろうじて残っていたお金で生活に必要な電話、つまるところ、中古のスマホで、出来る限りお金がかからないゲームで遊んでいる訳です。……実はこの部分の話題は私も避けていたのですが、スマホでゲームを遊ぶ人が増えた隠れた大きすぎる理由って、「娯楽代を切り詰めなければならない程の経済問題」も大きく寄与しているのです。
ここで、え？スマホの方が高くない？というツッコミを入れる方も多いかもしれません。が、そのツッコミこそ、誤解の根源なのです。あのですね、我々の日本で使っているスマホって、なんだかんだで高級素材の髄を集めた結晶だからこそ高いのですよ。でも、世界で言うところのスマホって、こんなものは極一部。世界で多くの方が使っているスマホというのは、数世代前の型落ち部品が中心で、インフラが貧弱故に通信系システムが日本で言うところのガラケー以下の規格なんて当たり前なんですよ。その結果、例えばインドネシアとかでは「ボトルのシャンプーすら変えない人たち」でも「スマホを買える」んです。……あ、しまった。言っちゃった。
言ってしまった以上、結論を申し上げましょう。今回の廉価版は「世界水準（Not日本水準）による経済格差の中層以下」の方向けの機器です。そして、これらの機種は今回の北米、欧州のデータ次第によっては、特定の地域……そう、東南アジア、あるいは中東やアフリカなどの発展途上国向けの商品として販売する用意があるのだと考えるのが普通な訳です。
ニンテンドーDSで遊んだ１億人は、今回の発表に失望している方が多いでしょう。でもね、その陰にいる１０億人のニンテンドーDSを経済規模的な理由で販売されなかった地域の人々にとっては最上位の喜びなんですよ。
-既存ゲーマーは貧富格差すらも容認するのか？-
数年前から私が提唱している事に「ライトとヘビーの格差問題」というものがありました。しかし、今回のニンテンドー2DSを叩く事態はこのライトとヘビーゲーマーが、やっとゲーマーになれる人に石をぶつけて非難しているような事なのです。なぜ我々は、ルーキーをいびっていい理由を求めたがるのでしょうか？それはやってはいけない当たり前の事です。そんな当たり前の事すら分からない人が多い事で「金銭の格差問題」をより拡大させる気なのか！？と私は怒っているのです。
そう、私は怒っています。君たちゲーマーは、今ビデオゲームを遊んでいる事が実は世界基準で上流以上の人たち程度であることを知らずに、これからビデオゲームを与えられようとしているルーキーゲーマーに出会いがしらにトドメを刺すような事をさも自分自身に不利益が発生しているかのような態度で非難しているのですから。冒頭で言った「自分たちが一番偉いとでも思っているのでしょうか？」とは、つまり、こういう意味を言ったまでです。ね？事実でしょ？
ニンテンドー3DSを持っている人が、優しくニンテンドー2DSを持っている人たちのためにゲームの遊び方を教えてあげる。これがゲーマーとしての正しいあり方なのです。にも関わらず、そんな人たちがいることを知らずに「迷走だ」とか「失望した」とか「アンバサダーはよ」と言っている人は、身の程を知ってほしいです。というか、ゲーマーと名乗る事を今すぐにやめてほしい。同じゲーマーとしても余りにも恥ずかしすぎるので。
-ビデオゲームはもっと安くあるべきだの真意-
私が常々「ゲームはもっと安くあるべきだ」と主張を提唱してのは、この経済格差を防ぐためにも言っていたのです。決して自分の利益の為だけに言っていたわけではないのです。ビデオゲームを知らない人への入り口を開けてあげるための言葉だったわけです。
……それにしても、ゲーマーの他人を気遣うココロ、ってこんなにもないものなんですね。ここらへんの意識改革するようにゲームクリエイターも、もっと尽力しないといけないのかも、しれません。
では、本日はここまで。また次回。