8月・大阪5日間ワークへのお誘い〈第3回〉
「Beautiful Life Story」のために
こんにちは。
神戸メンタルサービスの平です。
この8月の大阪5日間ワークのテーマは「Beautiful Life Story」です。
うちの師匠であるチャック・スペザーノ博士のセミナーを受講する前、私はいわゆる企業戦士でした。
そもそも、中・高とずっと剣道をやっており、大学でも体育会剣道部に入り、プレイング・マネージャーという立場にあったので、「どのように戦いに勝つか」、「どのように勝てる集団を作り上げるか」という訓練ばかり受けてきたといっても過言ではありません。
“男性性”のエネルギーは、まさにこの「戦いにいかにして勝利するか」という指向のものであり、そして、その土台にあるのは“怒り”のエネルギーだといわれます。
“怒り”のエネルギーは“やる気”のエネルギーに転化することができるのですが、闘争心がベースにあると必ず心の中に敵を作り、それに打ち勝つ必要があります。その敵とは、実際のライバルである場合もあれば、自分の内なる“弱さ”である場合もあります。
そんな“男性性”のエネルギーばかりを使って生きてきた私が、心理学のワークショップを受け、衝撃的な体験をしたわけです。
それを仮に“愛の体験”と呼びましょう。
その体験とは、「自分の中にある“美しい心”を通し、人のもっている美しいものとつながる」というものでした。
それまでの私が常に使っていた“敵に打ち勝つ”という心のエネルギーから感じていたものとはまったく違う感情を私に感じさせてくれたのです。
私はそのような愛のエネルギーを“女性的”な感情と呼んでいます。
誤解がないように言いたいのですが、“男性性”のエネルギーが愛の感情ではないということではありません。
ただ、そのとき、私が愛のエネルギーをとおして世界をみたとき私の心の中には、“怒り”や“攻撃性”の感情が一度たりとも現れてこなかったのです。
それは、たとえば、美しく、素晴らしく、心に響くものがたくさん掲載されている女性誌を見ているときの感覚にも似ています。
あなたも、素晴らしいリゾート地を訪れ、大自然に感動したり、とてもおいしいディナーをいただいたりしたとしたら、いつも苦しめられている“怒り”、“攻撃性”、“嫉妬”などのネガティブな感情が心の中に沸き立ってくることはないでしょう。
メンタルの受講生なら、一度ぐらい経験したことがあるでしょう。
だれかに向かって「生まれてきてくれて、ありがとう」と叫びながら、心の中にこんな思いが湧いてきたたことが。
「自分もきっと、生まれてきてよかったのだ」
愛は愛を呼び、美しいものは美しいものとつながっていきます。そして、美との絆があるところには“怒り”と“攻撃性”は生み出されません。
今回の5日間ワークでは、あなたの中にある美しい感情──物質ではないゆえに、けっして滅ぶことのないもの──をできるだけ大きく感じ、そして、その感情を通して見る世界を体験していただきたいと思っています。
いつも見ている日常の景色となに一つ変わらないのに、“美しい愛”を通して見ると、その景色があなたの目にどう映るか‥‥。
そんな体験を存分にしていただきます。
来週のテーマ
「Beautiful Life Story」を手に入れるために
どうぞ、お楽しみに!
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