突き指しました。 | 平準司@神戸メンタルサービス カウンセラー養成・個人カウンセリング・心理学の講演、執筆を行っています!
突き指をした。ダウン

ものすごーーく久しぶりに突き指をしたのである。

中学や高校時代はしょっちゅう突き指していた記憶がある。が、しかし、いまのようにほぼ肉体労働とは無縁な社会生活を送っている私にとっては、突き指などしたくてもできる環境にはないのである。

では、どのような環境において、突き指をしたのか‥‥、読者のみなさんの疑問に答え、説明しよう。

そのときは自宅にいて、トイレに入ろうとしていたのである。

そして、開けたドアを閉めようとしたその瞬間、最近、うちの母屋で飼い始めた子猫のコアミが飛んで入ってきたのである。ねこ

閉めようとしたドアに、子猫をサンドイッチするわけにはいかぬ。そこで、とっさにもう一方の手で、そのドアを止めたのである。

が、私のイメージでは、ばっちし止められたはずだったのであるが、私の出した手があまりに高速であったために、きっと時空間を歪めてしまったのであろう‥‥、激しく親指を突き指してしまったのである。叫び

親指を突き指すると、日常生活はこんなにも不便なのであろうか。あの突き指天国といわれた中学・高校時代、私ははたしてどのように生きていたのか‥‥。

親指(しかも、右手)を突き指すると、まず、ペットボトルを空けるのにものすごく不自由する。

携帯メールは私は親指で打つので(いまだにスマートフォンではない)、これもまた打ちにくい。

さらに、男性諸君は私の苦悩を理解してくれると思うのだが、オシッコをするとき、つまんで出しにくいのである。このままでは、そのうち粗相してしまうやもしれん。

あと、お箸が使いにくいんですけど。

ボールペンも持ちづらい。

水道の蛇口も閉めづらい。

とにかく、生きづらいのである。

そんなふうにぼやいていると、みなさんは必ず、「医者に言ったのですか?」と言われるのである。

「たかが突き指で?」

基本、私は病院には行かずに治したいタイプである。たぶん、過去世はオオカミで、傷だらけになったとしても、洞窟の奥にひそかに身を隠し、傷が癒えるのを待ったのであろう。だからして、突き指ごときでは病院には行きたくないのである。

で、治療の一環として、“うめく”、“グチる”、“同情を引くようなことを言う”などしながら、治療に専念するわけである。

が、しかし、従業員にアンケートをとると、けっこうめんどくさい社長のようである。sei

が、しかし、「これも給料の一部だから」と言い放ち、面倒を見てもらっている次第なのである。

が、しかし、こんなことをブログに書くと、従業員もまた受講生あたりから「あんな社長の面倒たいへんですね」と同情されたりする。yesピンク

で、「ほんとですよ」などと私と同じような手を使い、私から受けた精神的な苦痛を癒している模様である。こんな従業員に、みなさんはバイト代を請求されたほうがよろしい。

ちなみに、今回はうちの子猫によって、こんな目に遭っているわけであるが、その子猫について疑問があるのである。

われわれ人間は、このような些細なことでも突き指をしたり、捻挫をしたり、ときにはアキレス腱を切ったりといろんな目に遭うのであるが、猫は突き指はしないのであろうか?

猫が捻挫したり、筋を違えたりしたという話は聴いたことがないし、「いやー、五十肩がひどくって、トイレのあとの砂かけにも苦労しますわー」、「うちはもう右腕が上に上がりませんから、半年前からツメを研ぐのもあきらめてます」などという会話も聞いたことがない。

そのへん、一体どうなっているのであろうかと、哲学的な思案にふける今日このごろであった。