遺恨が遺恨を呼び、

 

 

血で血を洗う抗争を繰り広げて来た両雄。

 

 

この決着をつけるには・・・

 

 

もはや直接対決しかない!

 

という訳で緊急開催!

 

 

ギブアップまで待てない!

タイガーパファーvsユニットまいあがれ

最 終 決 戦 !

 

本日18:15より!

 

君よ、歴史の目撃者となれ・・・

 

30×30 pair.66『タイガーパファー×ユニットまいあがれ』

詳細はコチラ!

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時は三月某実。

その日、ユニットまいあがれは稽古の追い込みに入っていた。

 

 

4月、8月、10月と、火曜日のゲキジョウseason4に三回参加する事が決定しているユニットまいあがれにとって、第一回となる今回はなにがなんでも成功させたい公演。本番が近づくにつれ否が応にも稽古に熱が入っていた。

 

そんなピリピリした稽古場に響き渡る慇懃なノック音。

 

 

『だれじゃい!』

 

米田真理の怒号に怯える様におずおずと開いたドアから現れたのは・・・

 

 

『へっへっへ、稽古中失礼するでゲス』

 

卑屈な笑顔を浮かべた、たにがわさき

 

 

『あらあら、誰かと思うたら礼儀知らずの後輩さんやないの』

『なんやドサンピン。ワレこの前の続きでもしようっちゅうんか?』

 

全盛期のジェラルド・ゴルドーを思わせる野獣の目つきでたにがわを睨みつける二人。

 

『いえいえとんでもねえでゲスよ!あれ以来あっしもすっかり心を入れ換えやして。へえ。』

『まあそれはええ心がけやけど…』

『それより…』

 

 

まいあがれの二人の視線がたにがわの手に集まる。

 

『あんたの手に持ってるもんはなんなんえ?』

 

たにがわの手には作・演出の上田ダイゴが自腹を切って買った(実話)缶飲料が二本。

 

『ああ!これは気がつきませんで!お詫びの印と言ってはなんでゲスが、これをお二人に…』

『おうおうおう』

『あらあらあら』

 

 

たにがわの言葉が終わらないうちに缶を奪い取るまいあがれの二人。

 

『ドサンピンにしてはなかなかええ心がけやないかい。なあナカジ』

『ほんになあ。ウチらもみっちり教育した甲斐があったってもんやわあ』

 

 

たにがわの前ではじめて温和な表情を見せる二人。

 

『さ、さ、冷めないうちにグイッとやってくだせえまし』

『ほなまあ…』

『遠慮のう頂こうかしらね』

 

 

プルトップを引き上げ、笑顔で口をつける米山と中嶋。

 

その瞬間、

 

 

ただ卑屈だったたにがわの笑顔に悪魔が乗り移った。

 

 

『・・・ん?』

『なんか、この味・・・』

 

二人が異変に気付いた時にはもう遅かった。

 

 

『あたっ!あたたたたっ!!』

『お、お腹が!お腹があ~!』

 

腹部を襲う激痛に悶え苦しむ米山と中嶋。

 

 

『あれぇ~?どうされたんですかあ~?』

『お、おいこらドサンピン!』

『あんた!何を仕込んだんや?』

『仕込むぅ~?なんの事ですかぁ~?』

 

悪魔的笑顔でしらを切るたにがわ。

しかしその時偶然通りかかったメガネに蝶ネクタイの小学生が床にこぼれた液体を舐めて『ペロ…これは…青酸カリ!』と言い残し絶命した事からも察するに、かなりの劇薬が混入されていた事は間違いない。

 

 

『お、おどれぇ~、こげな事して只で済むと思うなよ』

『いいがかりはやめて下さいよぉせんぱ~い♪』

 

先ほどの卑屈な態度から打って変わって、軽やかな動をみせるたにがわ。

 

 

『それじゃあ稽古中お邪魔しましたあ~♪』

『お、おどれ・・・』

『ま、待たんかい・・・』

『あ、4/4はいい公演にしましょうね~♪まあ生きていればの話ですけどっ☆』

 

遠ざかるたにがわの笑い声を聞きながら悶絶する二人を残して閉まる扉。

 

 

その後、まいあがれの二人は危篤状態に陥ったが、偶然その場にいた謎の中国人に14リットルの砂糖水を飲まされて『毒が裏返った』とかなんとか言ってる間に無事完治した模様。

 

まさに血で血を洗う抗争に発展したタイガーパファーとユニットまいあがれ。

 

この決着をつけるには直接対決しかない!

 

次回、タイガーパファーvsユニットまいあがれの遺恨対決の全貌を発表!

 

30×30 pair.66『タイガーパファー×ユニットまいあがれ』

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遡る事3月某実。

その日もタイガーパファーの稽古場は穏やかな空気が流れていた。

 

 

今回のタイガーパファーの作品はたにがわさきの一人芝居。

 

一人芝居といえば、ともすれば稽古場はギスギスしがちだが、今回の劇中曲はすべて闇色鍵盤によるピアノの生演奏なので、稽古中も心地よい旋律が常に流れており、稽古場に居る者すべての心を和ませていたのだが・・・

 

稽古も佳境にさしかかった頃、その旋律を遮る様に、ノックと呼ぶにはあまりにも暴力的な音が稽古場内に響き渡った。

 

 

近くにいた闇色鍵盤が開けようとするよりも早く開く扉。

 

そこから現れたのは・・・・!

 

 

『邪魔するで~』

『そっちから挨拶ないから来さしてもらいましたわ~』

 

なんと!今回の公演のカップリング団体『ユニットまいあがれ』米山真理中嶋久美子

 

そう!この日、タイガーパファーとユニットまいあがれは同じ施設の稽古場を使用していたのだ!

 

『あ、米山さん、中嶋さ・・・』

『こういうのは普通、後輩から挨拶しに来るもんとちゃうんかいなあ?』

 

 

突然の出来事に狼狽するたにがわ。

不敵な表情でにじり寄る中嶋。

 

『あ、ご、ご挨拶が遅れました、た、たにがわさきと申し・・・』

『ごあいさつが遅れ過ぎじゃ~!』

 

 

堀辺正史最後の弟子と噂される中嶋のほぞち打ちが、たにがわの脳天にクリーンヒット!

 

『あうっ!』

 

声にならない悲鳴を上げるたにがわ。

 

間髪入れずに米山が、

 

 

『こんなおもちゃで遊んでる暇があったら・・・』

 

優に2トンはあるキーボードを軽々と持ち上げると・・・

 

『まずはパイセンに挨拶が先じゃろがい~~~っっっ!!!』

 

 

たにがわの頭に振り下ろす!

 

おそらくキーボード自身も出せるとは思っていなかったであろう鈍く重いEマイナーが、たにがわのうめき声と共に響き渡る!

 

『なあよねやん、これはこの子のためにも教育してあげんといかんやろなあ』

『おうよ。みっちり身体に教えてやらんとなあ』

 

 

その後、まいあがれの二人の『教育』が始まった。それは偶然その場にいた時津風親方ですら『あれはやりすぎだ・・・』と後述するほど凄惨なものであった。

 

そして七時間後・・・

 

 

『あ~、疲れた疲れた。礼儀のなってない後輩がいると苦労するわあ』

『おいドサンピン!これに懲りて本番ではおとなしゅうワイらの引き立て役になっとくんやで!』

 

そう言い残すと高笑いと共に立ち去る二人。

 

ボロ雑巾の様になったたにがわのダメージは深刻であったが、偶然その場を通りかかった超能力サラリーマン・タカツカヒカルのハンドヒーリングで回復、事なきを得た。

 

しかし!

 

だからと言って我々はユニットまいあがれの蛮行を許す訳にはいかない!

 

我々タイガーパファーはクリーンな戦いを望んでいたが、そっちがその気ならやるしかない!

 

次回、タイガーパファーが復讐します!

 

30×30 pair.66『タイガーパファー×ユニットまいあがれ』

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30×30 pair.66

『タイガーパファー×ユニットまいあがれ』

 

【日時】

2017年4月4日(火)

18:30~(タ)

19:10~(ま)

19:50~(タ)

20:30~(ま)

※お好きな時間から、連続して両作品をご覧頂けます。

※開場は初回18:00。以降開場10分前。(受付は常時行っています)

※18:15よりフロントアクトショーあり。

 

【会場】

インディペンデントシアター1st

 

【料金】

前売:1,800円 / 当日:2,000円

 

【チケット予約】

https://www.quartet-online.net/ticket/170404?m=0ejgafg

※誰のチケットかご指定があれば備考欄にお書き下さい。

 

【作品】

タイガーパファー

『トムとシェリーは喧嘩をする』

~曽木亜古弥一人芝居『Fall In Down Feel So Good』より~

 

出演:たにがわさき

作・演出:上田ダイゴ

ピアノ演奏:闇色鍵盤

 

オッドテーラーズの作・演出、上田ダイゴとMicro To Macroの役者、たにがわさきによる演劇ユニット。基本的には公演ごとに上田ダイゴが掲げる課題を、たにがわさきが必死こいてクリアするというスタイルで作品を創る予定。今回の課題は『一人芝居』。奇しくも今回のカップリング団体は『最強の一人芝居フェス』こと【INDEPENDENT】の舞台に若くして立った米山真理と中嶋久美子の強力ユニット。そんな一人芝居のパイセン二人に自身初挑戦となる一人芝居でたにがわさきが挑みます!というか挑ませます!(上田ダイゴ)