究極の物理勉強法~たとえ話と微積分で高校物理が楽しくなる

物理の予備校講師で『微積で楽しく高校物理が分かる本』の著者の田原真人が、物理の学び方のコツを紹介。物理が分からない人は、公式を丸暗記するのを止めて、解法体系を学びましょう。必ず道が開けてきますよ。

【注目記事】高校物理の公式暗記の問題点

予備校講師の田原真人(たはらまさと)です。


予備校で4月の最初の授業は、講師と生徒との信頼関係を
作る上でとても大切です。


ここで信頼してもらえれば、1年間、とてもよい授業ができます。


ですので、最初の授業は、本気で受講生の心をつかみにいきます。


下の動画を再生すると、僕の渾身の講義がスタートします。


高校で「公式暗記」の物理を勉強している人は、危険ですので再生しないほうがよいかもしれません。


これまで築いてきた「物理に対するイメージ」が覆ってしまうと思います。


勇気のあるあなたは、再生してみてください。


●公式暗記をしなくても問題がすいすい解けるようになる。


●定期テストはもちろん、模試で点数が取れるようになる。


●はじめて見る問題でも、一瞬で解法が思いついてしまう。


どうして、そんなことが可能なのか?その理由を明確に説明しています。↓


「田原の物理」講義動画はこちら

【連載】 田原真人について←クリック!



「田原の物理」無料講義はこちら

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田原です。

先日、友人から、
 
「田原さんは、知識を構造化するのが得意ですね」
 
と言われました。
 
自分のことは、なかなか気づきにくいですが、
もしそのような特徴があるのだとしたら、
それは、物理学のトレーニングから身につけたものだと思いました。

物理学は、とにかく知識を構造化することに
こだわっています。
 
バラバラの知識を体系づけて、
可能であれば唯一の原理にまとめ上げていく。
 
その体系化のこだわりは、
ものすごいものがあります。

そして、結構、それがうまくいっているので、
体系化する楽しさを味わうことができます。


うわぁー、きれいに繋がっている!
という感動があるのです。

 
物理を、なかなか好きになれない人は、
知識が体系化される楽しさを味わってほしいなー。


微積分を使うと、
法則体系を理解することが簡単になり、
体系化する楽しさを味わいやすくなります。


一度、感動を覚えると、
スイッチが入って物理が学びやすくなります。


田原の物理は、
あなたのスイッチを入れる役割を果たしますよ。
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田原です。
 
勉強する=苦しいのを我慢して努力する
 
というように考えている人は多いと思います。
 
これは、正しいんでしょうか?
 
 
苦しいということは、
どこかに無理があるのだと思います。
 
 
身体からのサインを無視して、
「やるべき」という気持ちで突き進むと、
心身が消耗していき、成果も出ない・・・。
 

そんな体験ってありませんか?
 
 
もちろん、時には、無理をしてでもやらないといけないこともありますが、
長期的に考えると、
無理なくやれる状態を整えたほうが力が出ます。


身体の底から情熱が噴き出し、
気がつくと時間が過ぎているような状態。

 
そんな状態を整えるためにはどうしたらよいか?
 
 
そんな問いを抱きつつ、探究しているんですが、
先週から、頭の中でバシバシバシーっと繋がり、
大きな図が見えてきました。


5年間の学びが1つに繋がってきた感覚。
 
 
そのきっかけとなったのが、
 
『魂の脱植民地化とは何か』

という本でした。


魂の脱植民地化とは何か (叢書 魂の脱植民地化 1)/青灯社

¥2,700
Amazon.co.jp
 

 
この本は、すごい本ですよ。
 
真善美が溢れ出ています。
 
 
感動したので、感想をブログに書き、
著者の深尾葉子さんにFacebookメッセージを送りました。

http://masatotahara.com/?p=1873
 
この本を読んで、オンラインで読書会をやったり、
ダイアログをやったりすることも決まりました。

 
情熱をほとばしらせるカギは、
魂の上にある蓋を開けることなのだと思います。
 



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田原です。

一つのことを突き詰めていくと、
どうしてもその方法では解決できないことがあることに
気づくことができるようになります。
 
それは、突き詰めたからこそ気づけること。
 
僕の場合は、
 
物理の分かりやすい教え方を突き詰めていって、
それで学べる人もいるけど、学べない人がいて、

それで、動画を使ったマイペースの学びを突き詰めていって、
やっぱりそれで学べるようになる人もいるけど、学べない人がいて、
 
それで、学べない人は、どうして学べないのかなと
考えたんです。
 
実際に接しているうちに、
挫折感とか、自信の喪失とか、いろんなものが見えてきました。
 
物理を1勉強すると、その後、10自分を責める・・・
 
みたいなサイクルに入っている人は、
エネルギーを物理以外のところで消費してしまって、
学べる状態にならないです。
 
それで、挫折感とか自信喪失とかは、どこから来ているんだろう?
 
と考えていくと、人と比べるところから来ていると
思うんですね。
 
今の教育システムは、
テストの点数によって序列化する仕組みになっていて、
その仕組みによって、1/3くらいの人は、
「自分は苦手なんだ」というメッセージを受け取り、
挫折感を感じたり、自信喪失をしたりして、
その科目を勉強するのが苦しくなってきて、
負のスパイラルに陥って、
その結果、本当にできなくなってしまいます。
 
自信を失っている人は、
人の言うことに従いやすくなるので、
管理する側が管理しやすい人になっていきます。
 
序列化による競争は、
一部のエリート意識を持った人と、
多くの自信を失い、管理されやすい人を創り出していく
メカニズムを内部に含んでいると思います。
 
序列の上のほうに行かないと、
自分に価値がないということを叩きこまれて、
自分の価値を感じられなくなっている人に、
存在しているだけで価値があるということを
体験を通して理解してもらうと、
本来の活力が戻ってきます。
 
存在価値を引き出してくれるのは「居場所」。
 
居場所にドラマが起こると、
そこには多様な役割が生まれ、
その役割を果たしていくことでドラマのシナリオが、
様々な形に変化していき、
多様な役割を果たしているすべての人の「活き」が、
居場所から引き出されていく循環が起こります。

生きていくって、
本来は、そういことなんじゃないか。
 
人が自ら集まって何かやるときに、
このような状態が自然と生まれ、
どんどん熱量が上がっていき、
みんなが元気になっていく。
 
これが、自然の摂理なんじゃないか。
 
みんなが元気を失って、
自信を喪失していくって、
おかしいよね。
 
フィズヨビは、
自然の摂理に沿った学びを追求していきます。
 
フィズヨビ講習会(第1期)の感想を読んだ人が、
「カウンセリングの場みたい」と言っていました。
 
みんなの心に刺さっている棘が抜けて、
活力が溢れてくるところが共通しているのかも
しれません。

まだ読んでいない人は、
こちらを読んでみてくださいね。

http://phys-yobiko.com/phys02/
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田原です。

フィズヨビは、以下の3つの柱を掲げて再スタートを切りました。


1)動画でマイペースで学ぶ

2)オンライン反転授業で学び方を学ぶ

3)フィズヨビコミュニティで協力して自ら学ぶ



3番目のコミュニティでの学びは、
多様化する社会において、
違いによって分断されずに、
違いを学び合いのエネルギーに変えて
創造の循環を生み出していく共存在の社会を、
フィズヨビからも作っていきたいと思ってやっています。


そういう理想論みたいなことを言って、
結局、一人でコツコツやったほうが学べるんじゃないか?


と思う人もいるかもしれませんが、
ちゃんと成果を出すことによって、

「協力して学び合うことで、もっと学び合える」

ということを示していけたらなと思っています。


そのための第一歩として、
5月末にフィズヨビ講習会(第1期)を実施しました。


これは、学び合うことで、どうして学べるようになるのかを
学ぶための講習会です。


そこで、学び方を身につけた人たちは、
講習会が終わっても、勝手に一緒に学び合ってくれます。


励まし合ってモチベーションを維持して、
考え方の幅を広げながら伸びていってくれます。


そこまで行けば、僕としては、「一丁上がり!」という感じです。


さて、フィズヨビ講習会の参加者の皆さんから、
感想が送られてきました。


僕の理想は、絵に描いた餅だったのでしょうか?
それとも、ちゃんと現実化したのでしょうか?

こちらの記事を読んでみると分かります。

http://phys-yobiko.com/phys02/
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phys-com通信に書いてあるURLをクリックすると、次の画面が出てくると思います。



ここで「Join」をクリック



「または、新しいアカウントを作成します」をクリック



ユーザーネーム、電子メール、パスワードを入力して「今すぐ登録します」をクリック



このようなメールが届くので、メールの中のURLをクリック



これで、チャットシステムMuutにアカウントができました。
 
次に、フィズヨビチャットに参加申請を送ります。

もう一度、phys-com通信の中のフィズヨビチャットのURLをクリックしてください。

すると、次のような画面になります。




コメント欄に、必要なことを書きこんで「Request access」をクリックしてください。
 
これで、フィズヨビチャットへの参加申請が送られたことになります。

田原が受諾すると、フィズヨビチャットに参加できるようになります。
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学んだことを芋づる式に引っ張り出して自由に使うことができるためにはどうしたらよいでしょうか?
 
新しい知識を身体に染み込ませて塊を作ってチャンク化していく作業は、「芋を作っていく」作業。
 
これは、自習可能な教材があれば、マイペースで黙々と進めていくことができます。

フィズヨビの場合は、分からないところがあれば、反復して動画を聴いてみたり、Q&Aを利用してみたりして、どんどん知識の塊を作っていくことができます。

1つの「芋」には、物理法則のなりたちや、問題の解法などが詰まっています。
 
でも、土の中にいくら芋が埋まっていても、掘り出せなければ意味がありません。

芋から伸びるツルを引っ張って、芋を掘り当てる必要があります。

でも、芋がこんな風に埋まっているのだとしたら、掘り当てるのが大変ですよね。


 
だから、ツルの部分を構造化していく必要があるのです。

学んだことを振り返って、塊になっている「芋」を比較し、それらをもっと大きな文脈の中で位置づけていきます。
 
この作業を「メタ化」といいます。
 
「芋」と「芋」との間に成り立っている構造を見抜いてツルを構造化していきます。




そうすると、必要に応じて知識を「芋づる式」に引っ張り出して使えるようになるのです。
 
身体に染み込ませるトレーニングする(=芋を作る)こと
知識をメタ化して、構造を作っていく(=ツルを構造化する)こと

の両方を交互にやっていくと、知識が体系化していきます。



それができたら、物理も1つの大きな「芋」としてまとめて、他の科目も「芋」としてまとめて、それらをツルとして繋いで、教科をメタ化していきましょう。
 
全体と部分とが響き合い、相乗効果によって様々なことに気づくことができるでしょう。


さらには、学校での学びも1つの芋としてまとめ、学外の様々な学びも芋としてまとめ、もっと大きな範囲でメタ化して構造化していきましょう。
 
 
倍率を自由に変えて、細かい構造も、大きい構造も見ながら、それらの相似関係に気づいていくことで、学ぶ力、気づく力がどんどんついていきます。
 

フィズヨビの「田原の物理」は、芋づる式の構造を作るための最初の一歩。
 

そこで学んだことは、様々なところに応用することができます。


このような「学び方の知恵」を、フィズヨビ生で共有する時間を作りたいと思います。


日時:5月13日(金)21:00-22:00

場所:フィズヨビチャット

   ※URLはphys-com通信でお知らせしてあります。

対象:フィズヨビ生(有料会員)


進め方:

以下の4つの質問について、チャットに書き込みながら学びます。


(1)勉強法の悩みを書き出してみよう。

(2)相互にコメントし合ってアドバイスしてみよう。

(3)一人で始められそうなことは何だろうか?

(4)仲間と協力して始められそうなことは何だろうか?


フィズヨビチャットに入れない方は、田原までメールして下さい。


 


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科学者は、未来を予想する方法を発見した。

 
その方法は、以下の通りだ。
 
(Step 1)自然界から隔離した実験室を用意し、実験の条件をコントロールできるようにする。
 
(Step 2)条件を様々に変えながら実験を行い、法則を発見する。
 
(Step 3)その法則を用いて未来を計算し、予想する。
 
この方法が機能するためには、未来を計算する前提条件が大きく変化しないことが必要である。


この方法は、物質系に対しては、非常に良く機能する。再現可能な前提条件を設定することが可能だからだ。
 
しかし、この方法を生命系に用いようとするとうまくいかなくなる。生命系は、内部にカオスを生み出し、同じ前提条件であっても多様化し、複雑化していく「活き」を性質として持っているからだ。
 
もし、生命系を「予想可能な系」として扱いたい場合には、どうしたらよいだろうか?
 
この課題に取り組んでいるのが近代農業や畜産だ。
 
予想通りの野菜ができ、予想通りの鶏が育つようにするためには、自然界と隔離し、再現可能な前提条件を整える必要がある。同時に、生命が持つ「活き」も抑える必要がある。
 
自然界との隔離の行きつく先は、温度管理された温室の中で、水耕栽培される野菜であり、外部と遮断された厩舎の中で大量生産される鶏であったりする。
 
野菜や鶏の「活き」は、どのようにして抑えられているのだろうか?
 
生き物の「活き」のスイッチが入るのは、危機感であり、飢餓感である。
 
死と隣り合わせの状況は、生が最も輝く状況でもある。
 
野菜を自然界から隔離し、大量の肥料を投入すると野菜の「活き」は抑えられ、野菜は物質系としてコントロールされるようになる。
 
鶏を自然界から隔離し、活動できない狭い場所に閉じ込め、大量の餌を与えて太らせていくと、鶏の「活き」は抑えられ、鶏は物質系としてコントロールされるようになる。

生き物の「活き」を抑えるのは、檻(おり)と餌(えさ)なのである。

この2つによって、生命系は、物質系と同様にコントロールできるようになり、予想可能なものとなる。

ここで考えたいことがある。

それは、私たちは、この話の中のどこの場所に立っているのかということだ。

都市空間というのは、まさに、自然界から隔離した場所であり、そこは、すべてが予定通りに進行していく場所だ。

コンビニやスーパーで簡単に食べ物を調達でき、エアコンによって管理された部屋で快適に過ごすことができる。
 
この中に住む私たちの「活き」は、どのくらいのものなのだろうか?
 
東日本大震災を体験したとき、自分の中に大きな危機感が生まれた。そして、その瞬間、自分に「活き」のスイッチが入った。自分で何とかしていかなくてはいけないと思って行動を始めた。
 
熊本震災をきっかけに動き始めた人もいる。
 
機械的に進行していく快適な日常は、人間から「活き」を奪い、大きなシステムが予定通り進行していくことを支える。
 
しかし、その日常にひびが入ったとき、私たちは、自分たちが「物質系」でなく、「生命系」であることに気づく。
 
生命系は、自分が未来を予想するために、周りを押さえつけることをしない。
 
自分も周りも伸びていきながら多様化し、複雑化していき、その結果として必然的に循環構造が自己組織化することを目指す。

循環構造が自己組織化するためには、各自が場に無償で何かを与えていくことが必要になる。

私たち生命系は、本来、「与える喜び」を持っている。これは、循環構造が自己組織化していくための大切な本能であり、私たちが自然の摂理に従っている存在である証だと思う。

ラーニングピラミッドは、「他の人に教えることが、一番学習定着率が高い」ということを主張する。

これは、まさに、与える人が最も得られるという自然の摂理そのものなんじゃないかと思う。
 
自然の摂理に従って、それぞれの居場所でお互いに、自分が理解したことを周りに分かち合っていくと、バラバラだった知恵が繋がり、メタな構造が発生して集合知が生まれ、知が循環していく。

そして、自分たちが生み出した集合知から、各自が、自己肯定感を高めながら学んでいくことができる。
 
これこそ、自然の摂理に沿った学びなのではないかと思う。

そして、自然の摂理に沿った学びの先には、自然の摂理に沿ったコミュニティ、自然の摂理に沿った社会の出現が視野に入ってくる。

しかし、資本主義社会では、利己的に振る舞い、お金を蓄えることが正しいと教わる。

この「正しさ」は、どんな世界観から来ているのだろうか?

誰も助けてくれない世界。

お金しか頼るものがない世界。

だから、いざというときにお金がなかったら、生きていけなくなる世界。

そのような個人が分断された世界においては、生きていけなくなる状況に備えて、ひたすらお金を蓄えていくことが「正しい」とされる。
 
この世界観においては、お金を減らすことは「間違い」であり、「無償で与える」ことは、愚かな行為になる。
 
いったいどういうことなのだろうか?

私たちは、このことから、今の社会のルールが、自然の摂理と矛盾していることに気づく。
 
自然の摂理に照らすと「正しい」ことが、社会のルールに照らすと「間違い」なのだから。
 
じゃあ、どうしたらよいのだろうか?
 
私たちは、生命系である。
 
誰もが生命系として生きている社会は、誰にも予想不可能である。
 
だから、未来を予想し、そこに適応しようとするのではなく、ただひたすら、自分が作りたい未来を創っていけばよい。

生命系と物質系の違いは、意志を持ち、未来を創ることができるということである。

自分が作りたい未来を選択し、その未来の創造にコミットしていくと、そこに生まれるドラマが、あなたに生きがいを与えてくれ、あなたの中に「活き」が生まれる。
 
あなたは、あなた自身が創り出しているドラマの中で、重要で不可欠な役割を演じることになるのだ。
 
檻(おり)も餌(えさ)もいらない。
 
自分たちで手作りの舞台を作り、そこでドラマを演じよう。
 
ドラマが起これば、未来がやってくる。



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反転授業についてずっと考えてきて、最近気がついたことがあります。

 
それは、今の教育システムは、いつの間にか「本末転倒」になっているのだから、それを反転すると、元に戻って本来の学びの姿になるのだということ。
 
 
学んだことを測定するためのテストが、序列化のための指標になったことにより、テストの点数を取ることのほうが、学ぶことよりも優先され、理解していなくても点数さえ取れれば勝ちだという必勝法も生まれているという状況は、まさに「本末転倒」ではないでしょうか。

ちなみに、もともとの「反転授業」という言葉は、

(1)授業と家庭学習の順番を反転する

というところから来ています。
 
 
でも、僕は、順番を入れ替えた結果、次の2つの反転が引き続いて起こると考えています。
 
 
(2)教師が主役の授業から、生徒が主役の学びへの反転

(3)トップダウンの管理の矢印が、ボトムアップの自己組織化の矢印へと反転
 
 
だから、「反転授業」という言葉を使うとき、(1)だけでなく、(2)と(3)の意味も込めて使っています。
 


(2)の反転が起こると、教室の壁が持つ意味が劇的に変わります。

 
教師が生徒に対して権力を行使する場合、教室の壁は、生徒を閉じ込めておくためのものです。

このとき、壁は、「檻(おり)」の役割をします。
 
戦時中授業
戦時中授業 posted by (C)クワトロ@JZA80
 
その中で、「正しい考え方」を一律に教えられ、それを身につけたかどうかをテストで測定し、点数によって序列化するということがなされます。
 
生徒は、同じインプットに対して同じアウトプットを返すことを求められる「物質系」として扱われます。
 
教師が一方的に権力を行使しているとき、教室は教師のためのもので、閉じ込められた生徒は、ただただ権力を行使されるのを我慢して受け入れることになります。
 
そして、点数を取るためのトレーニングを繰り返すうちに、思考力や、気づく力を失っていきます。

 

では、教室が生徒中心に反転するとどうなるのでしょうか?
 
教室の壁は、安心安全の場をホールドするための囲いになります。
 
壁があることで、出会いが起こりやすくなり、化学反応が起こりやすくなります。
 
囲まれているからこそ、その内部の温度を上げることができます。
 
生徒が、自分から舞台に上がっていくと、シナリオのない生命のドラマが生まれます。
 
生徒たちの活動により、シナリオが生成されながら、ドラマが進行していきます。
 
 


生成されたシナリオが、役者である生徒の個性を浮かび上がらせ、生徒に生きがいを与えます。
 
ここには、生徒と教室という場との間に、次のような与贈循環が起こります。
 

(Step 1)生徒たちが、舞台に登り、無償で行動していく。
 
(Step 2) 舞台では、生命のドラマが生まれシナリオが進行していく。
 
(Step 3) シナリオが、生徒たちに、生きがいを与えていく。

このような循環が生まれたとき、教室は、そこにいる生徒たちにとってかけがえのない場になります。

一元的な価値観のもとでの序列化ではなく、場に生まれたシナリオの中の様々な役割を演じることによって感じることのできる自分の価値。
 
それは、他人との序列化によって生まれたものではないため、ドラマが生まれると、そこに参加するすべての生徒の自己肯定感が上がっていきます。
 
ここでの教師の役割は、場の安心安全を保ち、このような与贈循環が自己組織化することを支援することです。
 
ドラマが起これば、未来がやってくるのです。



教室の管理の矢印が反転すると、その仕組みを、さらに大きな範囲に広げて考えることができるようになります。
 
一元的な価値観のもとで外から過剰な競争を強いて、個人を分断して力を弱めていくのは何のため?
 
生きていく私たちを主役に据えれば、内側から湧き出る思いに従って、お互いに対話をしながら、共に存在できる社会を創っていくことができるでしょう。
 
ドラマが起これば、未来がやってくるのです。

怖れを手放して、一緒に生命のドラマを起こしていきましょう。
 
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フィズヨビの田原です。


MITのオットー・シャーマー博士は、
集団や組織が新たな未来を創造するためのリーダーシップ能力を
どのように開発できるか、
その能力をもとにどんなプロセスで新たな現実を生み出すことができるのか
ということを、多くのリーダーにインタビューしました。

そして、そこに1つのパターンを見出しました。

そしてまとめたのが「U理論」です。


対話などを通して、現在の自分がしがみついているものを
揺り動かしていき、Uの谷を下まで降りていきます。

様々な恐れが現れますが、
それを手放していくと、
Uの谷を潜り抜けて向こう側に出ることができます。

そうすると、新しい未来が次々に現れてきます。

このようなプロセスは、
僕も過去に何度か経験していて、
U理論のことを知ったときは、
自分のことについて書いてあるような気がしました。


フィズヨビに未来を出現させるために、
昨年から少しずつUの谷を降りていて、
先月は、思い切って谷底まで潜りました。


4月に行ったフィズヨビミーティングングには、
とても助けられました。


あれで、向こう側に行けそうだという
感覚が生まれました。


今は、谷底を潜り抜けたという感覚があります。


その感覚に従って、
フィズヨビのHPを作り直しているところで、
数日中にリニューアルオープンできると思います。


今回、どうしてもやりたかったのは、
マーケティングの手法を使わないということです。


マーケティングの手法は、欲と怖れにアクセスし、
人の行動を誘導します。

・点数を取れないと合格できないぞ!
・こうすれば、簡単に点数が取れます!

という「アメとムチ」のメッセージは、
基本的に人を支配したり、コントロールしたりするときに
使う手法なんです。


それを使わないようにするという決意をするのに
時間がかかりました。


マーケティングの手法を使わなければ、
講座を買ってもらえないんじゃないかという
自分自身の怖れを手放す必要があったからです。


でも、フィズヨビミーティングで話をして、
自分は、こうやって話しながら、
相手を信頼して、
一緒にやっていきたいんだよなー
という自分の気持ちを確認することができました。


それで、フィズヨビがダメになるなら、
仕方がないと腹をくくりました。


外からのコントロールがない環境の中で、
それぞれが、自分の想いと繋がって行動したとき、
ドラマが生まれます。


2016年のフィズヨビは、
ドラマチックな場になります。
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未来が突然に消え去ることがある。
 
 
東日本大震災は、それまでの日常を不可逆的に変化させてしまった。
 
 
どうやっても2011年3月11日前の自分には戻れない。
 
 
あの日までは、永遠に継続するように感じられていた世界が、突然消滅した。
 
 
物理を教えるということは、それが、予備校であっても、科学教育の一端を担っているということだ。そもそも自分は、科学に夢を抱き、人生の多くの時間を科学と科学教育に費やしてきたのだ。
 
 
だから、原発事故と、それを取り巻く組織の不健全さが辛かった。
 
 
これは、科学が核エネルギーというパンドラの箱を開けたときから、いつかは起こることが決まっていた事故なのではないかと思った。
 
 
科学者たちの多くが利権構造の中にがっちり取り込まれてしまっている状況を見るのも辛かった。科学者は、良心に従い、真理のために戦うヒーローであってほしかった。
 
 
これらを目の当たりにした後、どうやって平気な顔で物理を教え続けたらよいのか分からなくなった。
 

責任を取らない人たちばかりなのはなぜなのかと考えた。
 
 
「自分は、上からの命令に従っただけだ」
 
 
と、多くの人が考えていて、上から下へ命令が下りてくる社会に、自分たちは住んでいたことに気づいた。
 
 
責任を取らない人たちを育てる教育システムの中で、僕たちは育ってきたのだと思った。

 
 
スピーディーの結果が公開されなかったのは、なぜだったのだろうか?
 
 
その情報があれば、急いで避難したり、自宅に入って窓を閉め切ったりした人はたくさんいただろう。
 
 
 
人の命よりも、別の何かが優先されている事実を突きつけられたとき、国を頼るのはやめて、自分の身は自分で守らなくてはならないと思った。
 
 
親から自立したときと似た心の痛みがあった。
 
 
東日本大震災のときに辛かったことが、まだある。
 
 
それは、様々な状況の違いから多くの分断が生まれたことだ。
 
 
被害の状況の違い、支援格差、移住する人と残る人・・・
 
 
様々な違いが生まれたときに、自分のことについて話すことは、別の人のことを否定してしまうような気がしたりして、お互いが考えていることを口にせずに黙っってしまったケースが多かったのではないかと思う。
 
 
科学の価値、教育システム、安心感、人との繋がり・・・
  
 
こういったものが大きく揺らいだときにどうやって生きていけばよいのか?
 
 
混乱の中で話したいという強烈な欲求が生まれた。
 
他の人の話も聴きたかった。


みんなは、本当は、どんなことを考えているのか?

みんなは、本当は、どんなことを感じているのか?


それが知りたかった。


当時は気づいていなかったが、
オンラインのコミュニティ創りを始めた背景には、
そのような想いが潜んでいたと思う。


信頼できる人たちと繋がり、
対話を重ねていくうちに、
5年経ってようやく、
混乱の中から進むべき方向性が見えてきた。


健全な科学者コミュニティを作るためには、
健全な科学教育をしていくしかない。


真実を見据える科学リタラシー教育も
重要になってくる。
 
 
自分で考えて行動する教育に、
どのように変えていったらよいのか。
 
 
反転授業やアクティブラーニングは、
上から降りてくる管理の矢印を反転させていく可能性を持っている。


一人じゃ分からないことでも、
多くの人との知恵を集めて、
集合知を発生させていくスキルも大切だ。
 
 
そのためには、安心安全の場が大事。
そして、信頼関係で繋がったコミュニティーは、
一番のセーフティーネットになる。
 
 
安心安全の場での対話は、
かつては超えられなかった分断を乗り越えて
つながる力を持つ。
 
 
大きな組織に依存しなくても、
自分たちで生み出した集合知から
価値創造して収益を生み出し、
生きていく仕組みも必要だ。
 
 
5年間の学びにより、
いろんなものが繋がってきた。
 
 
東日本大震災の後の再生の物語の中を僕たちは生きている。

 
でも、それは、元に戻る物語ではない。


あの時に見ていた未来は、残念だけどもう戻ってこない。

 
だから、新しい未来を描く必要がある。
 
 
方向性は見えてきた。
 

自分の進む方向に、フィズヨビも連れていく。


 
 
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