磁石の誤飲

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先ほど見たネットニュースで磁石を複数誤飲すると、胃や腸の粘膜を挟んで磁石同士がくっつき、挟んだ結果腸の壁に穴が開いてしまい大変なことになることが紹介されていました。昔でいうピップエレキバンの小さい磁石を2個以上飲み込むと同じようなことがおこることを以前から聞いて知っていましたから、何も新しい病態でも知見でもありませんが。ただこのような事故(小さい磁石を飲み込むこと)は今でも起こっていて、注意喚起が必要なのでこのような記事がネット上に掲載されるのでしょう。こどもは色々なものを飲み込みますが、飲み込んで欲しくない異物の代表が小磁石球です。磁石以外で腸に穴が開く異物は「ボタン電池」です。ボタン電池は食道の途中に引っかかって食道粘膜に接したまま電流が流れるため熱が発生して粘膜を熱することで傷つけて最終的には穿孔(穴が開く)が発生します。穿孔が発生した後、発見が遅れた場合は縦隔炎を起こして最悪の場合は死に至ります。とにかく小さいこどもたちの周りには飲み込んで欲しくない物は置かないことです。磁石、ボタン電池は要注意です。

麻疹ワクチン

沖縄県でのはしかの流行にともない、麻疹ワクチン未接種者を中心に、成人のワクチン接種の問い合わせおよび接種が増えています。当院はもともとワクチン接種に積極的であること、在庫をいつも当院保冷庫に多めにストックしていることも関係しているかもしれません。今回が比較的人口規模の小さい県での「はしか」流行であるために、大きな人口を抱える地域のワクチン未接種者他による急激なワクチン需要の高まりがなさそうで、市場でワクチンが不足するということもないようです。はしか流行のマスメディアでの報道によってワクチンの大切さが再認識され、ワクチン接種者が増えることは決して悪いことではありません。近い将来に、急激に増加する海外からの観光客によるはしか持ち込みは再び起こりえますし、現時点でも輸入が人口されている可能性もあります。日本国内で麻疹に罹患し、命を落としたり、後遺症に苦しむ方が少しでも減流ことを祈ります。

はしか発生?

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以前から当ブログでも注意喚起していますように、沖縄県で麻疹(はしか)が流行してます。当院を含め、医療機関によっては沖縄県に渡航または滞在した方で、発熱を認めた方は、こどもであれ成人であれ沖縄渡航の事実関係を申告していただき、麻疹を発症していないかどうかのチェックをするように心がけています。

 

今日の診療時間中に、20歳代の成人女性が紹介状を持って当院を受診されました。その方は佐世保市内の医療機関付属の保育施設で働いていて、しばらく前に友人と沖縄を旅行したとのことでした。佐世保に帰って来て、消化器症状があったために近くの診療所を受診されたのち、その後発熱を認めたため実家のある大村に戻り、夜間初期診療センターを受診されたとのことでした。担当医が沖縄渡航の事実を重く見て、発熱の原因が麻疹ではないかと疑い、紹介状を作成し、翌日に内科を受診するようにと指示して帰宅させたそうです。本日某内科を受診したところ、麻疹の疑いがあるのなが周囲への二次感染を防ぐために隔離室の設備が整った小児科診療所の方がよいのではないかとのことで、小児科受診を指示され、たまたま近くの当院を受診されたのでした。

 

来院のきっかけとなった消化器症状およびそれに伴う高熱は大村市内では流行しています。この成人女性もウイルス性胃腸炎と考えられ、麻疹ではなさそうでした。よかったよかった。

少しひんやり

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今日はお休み明けの外来でした。総外来患者数は大した数ではありませんし、ウイルス性胃腸炎を除けばこれといった流行り病もありません。溶連菌感染症、手足口病が少しくらいでしょうか。インフルエンザも細々と某学校、某保育園に残存しているようです。小さいこどもさんを中心とした喘鳴、高熱を伴うウイルス感染症が流行しているようです。ウイルスは調べてはいませんが、RSウイルスかヒトメタニューモウイルスではないかと思われます。高熱はおよそ4ー5日は続きます。入院を必要とするほどの呼吸困難や脱水などはほとんどみません。数日がんばればすぐに元気になります。高熱が続く時にはこまめの水分補給は大切です。脱水を起こさなければ自然と軽快、元気になりますのでがんばってください。

長崎から戻りました

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今日は朝から、長崎市内で日本小児科学会学術集会長崎地方会が開かれ参加して来ました。学術集会ですが、昨夜の長崎県小児科医会のお役目として、医会の年会費の徴収を引き続きするために早めに会場に到着しました。小児科医会の会員のほとんどは今日の学術集会に参加することを見込んで、会費徴収のための待ち伏せです。しっかりと徴収させていただきました。学術集会にも顔を出しましたが、会費徴収その他で忙しくしっかりと勉強できませんでした。会が終了したのち、特別なプチ会合が開かれました。長崎県内で小児在宅医療を推進しようというコアメンバーが集まり、話し合いをしたのでした。特に佐世保周辺での小児在宅医療を推進するための協議が行われました。大村地区で小児在宅に携わっているものとして少しだけコメントをさせて頂きました。人口規模の大きい佐世保市で新たに小児在宅医療体制を構築するにはそれなりのエネルギーを必要とするとは思います。関係各位と協働して、まずはすでに在宅で生活されているこどもさんたちまたは現在病院に入院中で、そろそろ自宅で生活をしたいと希望されているこどもさんとその家族のために少しずつでもいいので前に進め、幸せな生活ができるようなサポートができればと思います。