放射線被曝から子どもを守る会・多賀城

放射能のこと、当会の活動報告、行政の動きなど、身近な事を。


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2012年3月23日(金)、多賀城市長に直接陳情を行いました。


3月議会に提出した請願書の時もお力になって下さった、4人の議員さんが立ち会って下さいました。


昌浦泰巳先生(無所属)、松村敬子先生(公明党)、米澤まき子先生(自民党)、戸津川晴美先生(共産党) ※着席順


当会からは13人(+子ども9人)の会員が参加しました。


春休み中の子どもたちや赤ちゃんをだっこしたママもおり、応接室は満杯で、市長も驚かれていました。


インフルエンザ、水疱瘡、溶連菌などの大流行で参加できなかった会員数名の思いも背負って、あの場に臨みました。




昌浦先生が司会進行を務めて下さり、3人の女性議員さんからもそれぞれ後押しのお言葉を頂きました。


昌浦先生「こちらの会の皆さんから相談を受け、1月に有志議員との懇談会を行い、この3名の女性議員と竹谷先生が紹介議員となり、3月議会に請願書を提出して全会一致になった。議会中は市長もご多忙だろうということで、今日の日になった。」


松村先生「議会でもお話しした通り、国の基準では不安を拭えないお母さんたちがいる。多賀城市独自でもやっていって頂きたい。」


米澤先生「熊谷大・国会議員の予算委員会での質問に対し、細野大臣が『基礎自治体からの具体的な要望が出てくればその時点で対応していきたい』と答弁されている。国にも要望していって頂きたい。」


戸津川先生「私はいいから、その分もお母さんたちの声を聞いてあげて頂きたい。」




次に代表である私から陳情書と資料を市長に手渡しし、陳情内容のご説明と思いを伝えさせて頂きました。


「私たちは、多賀城市内に住むごく普通の母親の集まりで、ただ子どもたちを放射能の被害から守りたいという気持ちだけで、会を立ち上げました。


3月議会で提出した請願書は全会一致で採択されたので、多賀城市の全議員が放射能対策は必要だとの認識をして頂けたということで非常に嬉しく思っておりますが、市長にも直接お願いしたい、という思いでこの場を設けて頂きました。


チェルノブイリを超える史上最悪の事故となった福島原発からたった100㎞しか離れてない多賀城で、あまり放射能対策はして頂けてないのですが、多賀城で子どもを育てていていいのか、直ちにではなくても、数年後も本当に何の健康被害もないのかとても不安です。


よくレントゲンや飛行機の被曝と比べられますが、それらは利益がありますし、選択もできますが、今、私たちの周りにばらまかれた放射性物質から、子どもたちは何の利益も受けていなければ、選ぶこともできない状態です。


100ミリシーベルト以下の低線量被曝は、安全だと立証されている訳ではなく、研究が不十分なので分からない、というだけです。


被曝量は少なければ少ないほどリスクが下がる、というのは国際的にも認められていることなのに、なぜ、私たちは子どもに被曝を我慢させなければいけないのでしょうか。


当会で、尿の放射能検査をした子ども5人中5人からセシウムが検出されています。


中でも、放射能対策をあまりしていなかったお子さん2人からは、高い数値が出ていて、甲状腺の腫れも多数見つかっています。


1年経ちましたが、何の対策もしていないご家庭のお子さんはもっと被曝量が多いのではないでしょうか。


希望者だけでいいので、尿検査をして、まず多賀城市の子どもの被曝の現状を把握して頂きたいです。


そして年に1回は甲状腺の超音波検査や血液検査、触診などをして、せめて早期発見につなげて頂きたい、というのが一つ目のお願いです。


二つ目は、給食の検査ですが、これは12月議会で松村先生の質問に対して、市長がやると答弁して下さったおかげで、大きく前進しました。


市長の鶴の一声で、子どもが救えるんだとその時思いましたし、理解を示して下さったことに、とても感謝しております。


多賀城は、宮城の中では空間放射線量は低い方だと言われていますが、放射性物質が含まれる物を食べていれば、どこに住んでいても内部被曝はしますので、早く検査体制を整うことを願っております。


最後のお願いですが、チェルノブイリでは土壌調査で移住地域なんかを決めましたが、多賀城では土壌調査を1カ所しかして頂けていません。


隣の利府町では子どもの施設すべての土壌調査をしています。


まずどれほどの汚染なのか、せめて校庭、園庭、公園の土壌調査をして頂きたいです。


子どもは土に近い所にいます。


走れば砂埃が舞いますが、同時に地面の放射性物質も舞いますし、吸い込みます。


放射性物質は見えない花粉のような物ですが、それがどれだけあるのか、正確なことが知りたいです。


そして事故前は厳重に管理されていた基準値100Bq/kg以上の土壌は除染して頂きたいです。」


ということをお伝えしました。




市長からは、「子どもたちに何かあってはいけない、小さい子どもほど影響を受けやすい、今後どういう影響が出るのか分からない」という私たちが不安に思っていることを言葉にして頂けました。


以下は、録音していた訳ではないので、話の前後はあるかもしれませんが、要旨はこのようなものでした。




会員「私の子ども2人からは、尿検査で高い数値が出ていたが、給食と牛乳をやめて3ヶ月で、尿検査の数値が下がった。給食が原因だったと考えられるのでお考えいただきたい。」


代表「宮城の牛乳からはずっとセシウムが出ている。国や県が検査していると言っても、実際子どもの口に入る物を計ってもらえないと、安心できない。」


市長「給食の食材については、ちゃんと検査していけるようにしたい。」


代表「どこに住んでいても、放射性物質を食べていれば内部被曝はする。」


松村先生「私の知り合いが、2月まで放射能のことは特に気にせず暮らしていたそうだが、内部被曝が心配になり、子どもの尿の放射能検査をしたら1.98Bq/kgと2.36Bq/kgと高い数値が出ている。多賀城の大部分の人は気にしてないと思うが、ということは、多賀城の子どもはだいたいみんなこれくらい内部被曝しているのではないか。この方は移住された。」


市長「何で、山形(検査した理研分析センターの所在地)で検査しているの?」


代表「医療機関でやってくれないので、民間で調べるしか私たちにはできないからです。当会の会員の子どもも5人中5人からセシウムが検出されている。」


市長「尿検査は5件だけ?他に出た人はいないの?」


会員「検査費が1人2~3万円する。みんな心配だけど簡単にやれる値段ではない。だから市でやってほしい。」


米澤先生「(尿から1ベクレル以上という)この数値は、けして安全とは言えないと専門家も言っている。5年後10年後、いつ被害が出るかわからないから、きちんと検査することが大事。」


会員「丸森町で行われたホールボディカウンター検査は、検出下限値が高いから不検出だった。それで有識者会議で安全と言われたが、私たちは安心できない。検出下限値が高い検査より、尿検査など検出下限値が低いものでやってほしい。」


代表「尿に出るということは、飲食物か空気と一緒に体内に放射性物質が入って、内部被曝したということ。検出下限値が低い機械で計れば、内部被曝しているのがわかるのに、検出下限値が高い機械で検査して、内部部被曝してないと言われても安心できない。」


米澤先生「熊谷大・国会議員も予算委員会で言っていたが、県南の小学校の保健便りでは、保健室利用状況が頭痛、腹痛、鼻血が多いとすでに症状が出ている。」


代表「多賀城は津波の被害なども甚大で財政が苦しいのはわかりますが、お金がなかったから多賀城市は対策をやってくれなかった、と子どもに言えない。今後、医療費はもっとかかるようになると思うが、財政的に苦しくても最初に頑張っておけば『多賀城は対策やっておいて良かったね』と言えるのでないか。子どもの健康はあとでは取り返せない。チェルノブイリではいまだに健康被害が出ている。事故当時、子どもだった人が大人になり子どもを産んで、傷付いたDNAが受け継がれてしまっている。」


市長「子どもたちに何かあってはいけない。小さい子どもほど影響を受けやすい。今後どういう影響が出るのか分からない。」


代表「市長はこの子たちを救うことも、見捨てることもできるお立場にいらっしゃいます。どうか子どもたちを守って下さい、よろしくお願いします。」


市長「これはきついな(苦笑) 関係各所と精査します。」




私たちの思いを聞き、多賀城市長はどのような判断をされるのでしょうか。


お忙しい中、お時間を取って下さった市長、ありがとうございました。


またお力添え頂いた昌浦先生、松村先生、米澤先生、戸津川先生にも、深く感謝申し上げます。


市長への陳情が終わったあと、先生方には「私たちは議会で発言することはできません。どうか今後ともよろしくお願いします」とお願いしました。


先生方からは「私たちも議会でも追及していく。子どもを守れなければ、復興とは言えない。これで終わりではない。まだまだこれからだ。」と心強いお言葉を頂きました。




多賀城には、子どもを守ろうとしている大人がいます。


どうか、そんな大人がもっと増えていきますように。

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