「わたしの、領分」のハナシ。

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みなさんこんにちは。森永たえこです。


昨日のあったかさはどこいったん?!?!って寒さですね。風強すぎて自転車がふらふらしました。


さて。今日は、3月28日から4月2日まで公演の「わたしの、領分」のお話をちょっと。

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2015年に初演のこちらの作品。
わたしは、役者として、作品のオーディションを受けました。

でも、オーディションには落ちて。


だけど、そのあと、「アドバイザー」って立場で関わることになって。



わたしは、わたしのために心理学を勉強してきました。特別支援教育を勉強してきました。

誰かのために、何かをしたい、なんて高尚な志があったわけではありません。
わたしはわたしが抱えてきた悩みとかもやもやを解消する術を知りたくて、"わたしの"こころと向き合いたくて、知りたくて、興味があって、勉強してきました。


でも、このお話を頂いて、稽古に参加させて頂いて、そこでわたしなりにわたしのいままで学んできたこと、体験してきたことが少しずつ作品に還元されていく中で、あぁ、こういう使い道もあるんだなぁって、すごく嬉しくなって。
作品がみなさんの目に触れて、観てくださった方の感想とかを読ませていただいて、わたしのためだけだった学びが、少しだけ、誰かのためになれた気がして。

やっぱり、わたしは役者だから、自分のお芝居でご飯を食べていきたいし、本当は役者として、誰かに何かを感じてもらえることが一番嬉しい。

だけど、心理学も特別支援教育も、勉強したくて勉強してきて。

だけど「それって役者に関係あるの?」って言われることもたくさんで。

逆に、「なんでそういう勉強してるのに役者なの?」って言われることもたくさんで。


わたしは、どちらかを選ぶことはできなかったし、したくなかったし、でも、やっぱり、心のどこかで「心理学と特別支援教育は、"わたしのための学び"でしかない」と思ってるところもあって。


それが、こういう形で、還元できてることが、なんだかすごくわたしの中で嬉しくて。

うまく言えないですけど。


わたしは大学からずっと心理学と特別支援教育の勉強をしてきて、いっぱい論文も読んで、いろんな先生の話を聞いたりもして。
そういう勉強とか研究とかをしていく中で、なんとなく、わかってきたことがあって。わたしが感じてた、わたしを取り巻く世界に対するもやもやしたものの理由とか、向き合い方とか、付き合い方とか。
でもやっぱり、明確な答えは見つからなくて、これだ!これで解決!スッキリ!とはならなくて。でも、わからなくてもいいかも、わからないものなのかも、と思えたことはわたしの中でものすごく大きな一歩で。


この作品には、わたしがそうやって時間をかけて、知って、見つけてきたいろんなものがぎゅって詰まってるなってわたしは感じていて。

これまで、そういうもやもやを感じていた人はもちろん、きっと、これまで、そういうもやもやとか感じたことない人でも、この作品をみるとそのもやもやの存在に気づいたり、今よりもちょっと、世界の見え方が変わるかもしれないって思っていて。

わたしが時間をかけて広げてきた世界の見え方が、ここにはある気がして。

それは、一つの世界の見え方だから、それが全てではないし、それが正しいと言うつもりもない。
だけど、そういう世界の見え方もあることを知ってほしいし、知らないのと知っているのとでは大違いだと思うわけで。
何かを選択するとき、その選択肢があるのと無いのとでは絶対に違うと思うわけで。

選択肢にあげた上で、選ばないのと、そもそも選択肢に上がらないのとでは雲泥の差があると思うのです。選"ば"ないのと、知らないから選"べ"ないのは全然違うと思うから。「選ばない」ときには、少なくとも、その選択肢に対する思考が多少でもあるから。「選べない」ときは、選択肢にも上がらないから、当然、その選択肢への思考は一切ない。
これはとんでもなく大きな違いだと思うんです。


わたしが大学から何年も、時間と労力とお金とそれからなんやかんやをすごくかけて導き出した選択肢の素が、この作品の中にはいっぱい入っているとわたしは感じています。ぎゅってなってる。

だから、この作品はすごくお得だと思います。笑

なんかそんな風に書くと偉そうに!って聞こえるかもしれないのですが、そうじゃなくて。もちろん、時間をかけてきたことを否定するわけでもなくて、入り口として、きっかけとして、まず触れてみてほしいな、って思います。


別に、この作品を肯定的に見なくても良いと思うんです。
すごく、何かを感じた!感動した!視点が変わった!世界が広がった!!!ってなって欲しいわけではなくて(もちろん、なっていただけたらそれはそれですごく幸せ)。
だけど、この作品をみて、今まで触れてこなかった視点や、世界や、考えに、触れてもらえたら、それだけでいいんじゃないかな、と。触れてみて、なにを感じて欲しい、ということではなくて、触れてもらって、発達障害とか、療育とかについて考えを深めて欲しい、とかでもなくて。
まずは、「知って」もらうことがなによりなんです。
知らなきゃなにも始まらないから。存在の認知がまず第一歩。なんだってそう。
その視点の存在を、その考えの存在を、そういう見え方の存在を、知ってもらえればそれで良いのかなって。


知るだけで、世界の見え方は大きく変わるとわたしは思います。

だから、まずは、知って欲しい。
そのためには、この作品は、すごく、お得。だと思います。


初日と土日はすでに完売ですが、平日はまだ比較的お席に余裕がございます。
少しでも、たくさんの方に届きますように。

※森永は役者として出演はしません。皆様を受け付けでお待ちしております!✧⁺⸜(●˙▾˙●)⸝⁺✧

次は、森永が特別支援教育に興味を持ったきっかけでも書こうかな、って思います。

本番始まる前に、、、書きたい、、、←



森永たえこ


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