無名劇団 第25回本公演  無名稿 出家とその弟子 | 観劇と 園芸と 健康と

無名劇団 第25回本公演

無名稿 出家とその弟子

 

原作 倉田百三「出家とその弟子」

 

劇場 

シアトリカル應典院

 

出演

島原夏海、柊美月、中谷有希、今井桃子、東田萌希、太田雄介、泉侃生(以上、劇団員)、笹川未希(満月動物園)、黒木保子、紫月璃奈(crushrurh)、中村美樹 脚本 中條 岳青 演出 島原 夏海、ドラマトゥルク:秋田光軌(浄土宗應典院主幹)

 

料金  

一般前売 2800円 一般当日 3000円

2カ月連続公演セット割(一般)5000円

大学生前売 1500円 大学生当日 1800円

2カ月連続公演セット割(大学生)2800円

※高校生以下無料(要予約) ※学生は要学生証

サイトhttp://mumeigekidan.net/

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

 

日程

5月12日(金)19:30     .

5月13日(土)14:00/19:00

5月14日(日)11:00/15:00

✳︎千秋楽14日15時〜リレーアフタートーク

 

space×drama2015 で優秀劇団に選出された『無名稿 あまがさ』に続き 3 年連続スペドラ出場! 無名劇団が近代文学を解釈し再構築する作品群「無名稿」シリーズ第三段は、文学×ロックな激情エンターテイメント! 「若い僧侶は遊女を愛した 。 男は親戚の妻を愛した。父は勘当した息子を愛していた。愛すれば愛するほどに、周囲の平和は乱れ、己の身は朽ちてゆく。「人は皆、固より修羅よ。生まれ落ちた時からー。」 「信心」とは何か。「本心」とは何か。「愛」とは、何か。ああ、平和。もっとも遠い、最も内の、平和―。」

 

毎回雰囲気が違う 同じ劇団かなと思うほど、今回 愛 修羅 信心 本心 平和 愛 朽ちてゆくのは 面白そうです。

 

 廓 俗世の世界 仏の世界 愛してくれる 想ってくれる 身請け 僧侶の恋 嫉妬 信じられない。 真仏は寺を守るため善鸞に父の許しがないと嘘を伝える。 信じているから言ってくれ 唯円が問い詰める顔は般若 歌を 名前は、唯円が知らない名前を善鸞は知っている 唯円が聞く お前は遊女 楓の顔に般若の影が射したように見えた。 私を信じない 楓の口から 今 愛がなくなりました。 真仏の嘘から始まり 善鸞の嘘で心が乱れた唯円。 善鸞の父 親鸞も寺を守るために妻にできない叶わない愛 女を捨てた 死の時にすべてから解放される はず。 仏を信じるか善鸞 死を前に父親鸞に聞かれた言葉にも望まれる言葉を言わず 善鸞は分からない。 父の最期を乱す 人の罪  俗世の世界 仏の世界 父と子 男と女 人を許さない 桜は咲き続ける事はない 最後の場面で遊女唯円が唱える南無阿弥陀仏 俗世の世界 仏の世界 應典院のお寺での芝居 迫力。  私は色々なことを許していないと感じた。

 

托鉢 お坊さんがお経を読んで歩く 遊女が誘う。//もうちょっと考える。そう ずっと考えとき オープニングのダンスが斬新  中央で並んだ姿は並んだ仏像に見えた。// わが息子よ力強く生きよ もう一度*** // 唯円殿 親鸞様はどう 善鸞は親鸞様の寒気を解けない お前も早く出家して・・・ // 楓 水、働いたのか 体調が // キレイな耳 他の客にも 遊び女 ・・・。 親鸞上人 お聞きしたい事 恋とは 、 // 楓か もうすぐ3年 今では 松之屋の看板。恋とは何やの // 恋と信心 恋しても良いのですか // 本当に寂しそうな人 善鸞様 心が苦しいのでしょう //凉が (3組の会話が重なり進む) 善鸞の恋 あの人のへやで、あの人の枕で、何度も愛してくれた もう一度抱いて下さいませ 震えている。怖い 御仏が見ている それは父上でしょう。止めてくれ 俺は弱い男。// 父はどうしてますか、 人ならぬ恋 従弟の女 前世からの恋なら仏の知る所。私は救われない 父にも罪を課したい。父に会いたいのでしょう。私は酒と女にまみれた鬼 もし父が会うと言えば私は会う。あの唯円の目が私を責める  私は父の望む様に成れなかった。私の父は私を郭に売りました 幸せを望んではだめ。共に罪を犯しましょう // 親鸞上人 私を愛して貰えますか。唯円に何を あいつは会うと言っているのか。喜んで会うと。わしは許している。この世の不条理が重なり 会うと回りの平和が乱れる。崩れる者は崩れよ 確かな者だけが我と共に。それは悲しい物ですね。全ては仏の御心のままに 松之屋 お寺 唯円と楓 // インバイ 何のたしにもならん。私が善鸞様を支えます また罪を重ねたいのか // 唯円と楓が会う 助け出す 汚れていない。貴方は私の命です // 善鸞殿 真仏殿 これを善鸞様から // 何処へ行っていた。楓と会っていた。この寺を出ろ 私が出るか。この寺を作った綱領 人を裁かない 許してあげておくれ。解りました。// 私は何故裁かれた 善鸞か 私は何も信じない。 待て 善鸞 // 浅香  京を出る 見受け 遊女の私を愛したのでしょう あさ様を欲しているのでしょう 横に居た 凉が見える 浅香が泣きます 浅香は身を引く 誰も私を許してはくれんのか この世は地獄 // 私の為に皆様の平和が崩れていきます。桜 一枚も残さず散る 仏の御心。// 前の人を忘れられない 違う 母の思い 私はあの人に救って貰いたかったのかも 定めにまっすぐに向かえ 松之屋を託したい 女と ここに来る男に寂しさを埋めてやっておくれ(寂しさを埋めてくる郭 心の救いを求めてくるお寺 同じに見える) //慈悲の心で 楓ただ1人を愛していたい 親鸞上人の様には成れない 返し刀 真実の愛 何故母を寺の為。苦しむ親鸞 責める善鸞 // 私を責めないで 私を許してない。地獄へは私と父 どちらでしょうな。楓 御客 善鸞様 何かの間違い 2つのお願い 歌を聴かせて もう一つ 本当の名を教えてくれ。一つデタホイノ よさほいのホイ  2つ・・・ 3つ・・・ 私の名は・・・ 良い名や。また。楓 唯円は会えない 善鸞楓に何を 浅香さんがいて。名を聞いた 播州の生まれ 何もしていない 抱いたんですか いいや 抱いてはいない (唯円に嫉妬)・・・ (善鸞は去り際)抱いた 欲望に負けた // 唯円様 浅香さんは見受け断ったらしい 私と善鸞様は何もない 数え歌を唄った 許しているんや 何故隠す 信じられぬ お前は遊女やろ 善鸞様が言ったのですか 貴方は疑っていたのですね でも もう ここに愛は御座いません 私を責める 顔は修羅 楓名を教えてくれ (唯円自分の知らない名を教えた 愛から嫉妬 修羅に) こんな所が有るからあかんのや 行灯を投げる 唯円:私が・・・。手前のタバコの不始末で。もうこりごり。信じていいのやな。仏より確かですよ。楓さん。どちらさん 二度とこんな所へは来ません様に。楓 お帰り // お母さまは許して下さるのですか 愛を下さる 愛は貰う物ではない この郭で生きよ // お父上の容態が悪く成りました フカクサン サイカン寺 そこに九条・・・ 祀られている 善鸞様の人としての弱さも許されなければ そんな事で禅宗の教え 自らも含めた許し 死ぬまで・・・私も同じ // 善鸞様 薬を もういい やって来た様や まだ死をほっせぬ何かがいる 死は全てを許される。 皆を呼んでくれ。医者を。 お前は、比叡の山中 いつか女も男も救われる教えを 6角堂 女を求めるのなら どうして泣くのです 人生は阿弥陀籤 決まっている定め。救われているのですか。わても皆も 仏になる // 親鸞と善鸞 親子が話す最後の時、 善鸞 仏を信じているか 私を天に 行くときに安心させてくれ 平和を。(善鸞は何も言えなかった。) 親鸞上人 皆 ただ一つに 唱えよ。// 朝 楓が唱える   南無阿弥陀仏   南無阿弥陀仏  遊女 親子の親鸞と親鸞 最後の時

 
 

倉田百三『出家とその弟子』

大正時代から昭和時代初期の劇作家・評論家。はじめ、哲学者・西田幾多郎の影響を受けるが、長い闘病生活のなかで宗教的な人生観をもつようになり,文学に関心を向けた。代表作『出家とその弟子』は 1917(大正 6)年作。6 幕。浄土真宗の開祖親鸞とその弟子唯円を中心に、信仰の苦悩と救いを描く。各国語に翻訳され、特にフランスの作家ロマン・ロランに激賞された宗教劇の傑作。

 

千秋楽・14日15時〜アフタートーク スタッフ

 

スタッフ

舞台監督 木下聖浩(kei's Works)
照明 檜木順子
音響 八木進 (bagdad café)
制作 山本直子
広報 渡部征史
写真撮影 飯田拓
映像撮影 武信貴行 ( 観劇三昧 )