2009年06月17日(水)

ドアの向こうの怪しげな人たち

テーマ:経済・社会

「今日は、何が人生において成功といえるのかを、お伝えしにやってきました」


思わず私の心に警戒のスイッチが入った。ピンポーンと家の呼び鈴が鳴ったため、ドアホンの通話ボタンを押して、カメラに移った画像を見ると、若い女性が映っている。


「何の御用ですか」と少し強い口調で言ってみると、急に声がトーンダウン。言葉が途切れたので、「悪質な押し売りですね。結構です」と一段と語気を強めて威嚇すると、敵は即座に退散した。


実はこういうのが最近やたらに増えて困っているのだ。


「人生の不幸から身を守る方法をお教えいたしている○○会です。今日は大事なお知らせがありまして、おじゃましております」。別の日、玄関に立っていたのは中年のおばさんだった。


だが、翌日、その同じ人がまた来たのだ。「Kフクのカガクです。幸せとは何かについてご案内申し上げております」。え、あんた、昨日の○○会の人じゃないの。うちに来たこと覚えてないの?。私の頭の中は「???」状態。


うーん、これはいろいろな宗教法人が外回り営業を外部委託しているのか、それとも、いろいろな名前を語りながら、実は根っこはすべて同じ団体なのか、と様々に思いをめぐらせてみる。だが、とにかく、突然会った見知らぬ人間から「幸福とは何か」「不幸から身を守るには」などと玄関先で説教されたり、勧誘されたりすること自体、滑稽以外の何ものでもない。実に気持ちが悪いものだ。得体も知れぬ人から「人生」を教えていただく必要はございません。


しかし、こうして毎日詐欺行為がはびこっているのだ。先日も「あなたはこのまま生きていると大変な不幸がある。印鑑を買いなさい」ととんでもなく高額な印鑑を売りつけた人たちが逮捕されたが(誰もが名前を聞いたことがあるさる宗教団体との関わりが指摘されていた)、こんなろくでもない詐欺行為があちこちにあるわけだ。


高齢化社会がこれからすすめば、こういう犯罪で何百億、何千億円のお金が「ゆすり」「たかり」「だまし」の手法で狙われる。とにかく常識的な目線でおかしな勧誘には耳を貸さないことを一人一人心がけるのが肝要だが、お金を持ち、かつ判断力を失っていく世代の人たちに対する詐欺犯罪は積極的にビシビシ取り締まってほしい。


本当の宗教に「他人の金をかすめ取る」思想などない!


太田忠の縦横無尽 2009.6.17

「ドアの向こうの怪しげな人たち」

         **太田忠投資評価研究所のHPはこちら**


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