2009年04月08日(水)

最後のブルームバーグTV出演

テーマ:仕事のこと

本日、ブルームバーグTVに出演した。4月末をもってTV放送が終了するため、私にとっても今回が最後の出演となった。インタビューアーは吉川淳子さんで、会社設立の目的や事業内容が前半の5分、経済、株式市場、投資全般についてが後半の15分の合計20分で、1対1形式の出演としては盛りだくさんな内容だった。


ブルームバーグのTV放送が終わることは、2月の初めに「日本語放送を廃止する」というニュースが報じられていたので知っていた。日本語で制作されるコンテンツのみがなくなると私は思っていたのだが、スカパーやケーブルテレビなどで放映されている番組そのものがなくなると知り非常に驚いた。


ブルームバーグには妙な思い出がある。まだ私が新入社員の頃だ。証券会社の国際部というところに所属をしていたため、ビジネス上さまざまな業者との付き合いがあった。下っ端の私にも仕事が割り振られていたが、それは売り込みセールスを断るという役目だった。誰もがイヤがる仕事が新人に押し付けられるのだ。


その断り先の一つがブルームバーグだった。「まだ日本ではほとんど知られていませんが、グローバルの金融情報を提供している外資系の会社です。ぜひ、弊社のサービスを導入させてください」。個人的にはなかなか好感度のもてる営業マンが何度も足しげく通ってくれるのだが、私の役割は「断る」ことだけだ。「申し訳ございませんが…」と毎度毎度立派に自分の任務を遂行した。気の毒だった。


あれから20年以上経つ。もはや金融機関でブルームバーグを導入していない会社はないだろう。隔世の感がある。個人投資家でブルームバーグTVの存在を知らない人は少数派だろう。それくらい世の中は変わってしまった。


だが、今回の決定措置。メディア業界もご多分にもれず、非常に厳しい状況に置かれている。必要に迫られての決断であることは理解できるが、非常に残念である。またいずれの日にかTV番組を復活させてほしい。日本における良質な経済専門番組はブルームバーグと日経CNBC以外にないのが現状であり、その一つがなくなるのは寂しい限りである。


TV放送ははなくなるが、ブルームバーグによる情報サービス提供はもちろん続く。念のため。



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