2009年03月17日(火)

定年退職後の生活を疑似体験

テーマ:日常のこと

前職の出社最終日から自分の会社を立ち上げるまでの約3ヶ月の間、非常に自由な時間を過ごすことができ、まことに貴重な体験であった。


もちろん、会社設立のためにやらねばならない作業はいろいろと多くあるのだが、何せ朝起きてから会社に行く必要がなく、1日中自分のペースで平日に生活するというのは大学を卒業した1988年3月以来、実に21年ぶりのことである。最初の1週間は奇妙な感じだった。


そこで再確認したのが、自分の自由な時間を過ごせるものをちゃんと持っているかどうかである。今、団塊の世代の人々が次々に退職する時代に入っており、日本の高度経済成長を支えてきた人たちがこの問題に直面している。たとえ仕事で立派な業績を残したからといっても、会社を去れば途端にかつての肩書きやポジション、そして人脈までも次第に消失していくのが自然な流れである。有能な会社人間が定年退職するとたちまち、老いぼれていったという例を身近にも見ている。


定年退職後、人生はまだ20年もあるというのが平均像だ。そこで本当に楽しく生き生きとすごせるのか、それともやることがなく、あるいはやることが見つからずに生きがいを失ってしまうのか、これは大問題である。誰にでも否応なく突きつけられる課題である。


そのことをこの3ヶ月の間に定年退職後の生活を疑似体験するという形で考えさせられた。明確な目標や目的なく、毎日過ごすのは精神的に疲れそうだ。おそらく、いちばん疲れる生き方だろう。することがなくて「くたくた」になるのである。私のような世代の人間ならば、そう遠くはない将来のことを考えて、今から「生き方」の準備をしておく必要がある。また、健康でなければ何も始まらない。日々の健康管理は生きていく上でのきわめて大事な人生戦略となりうることも痛感させられた。長期になればなるほど毎日自分に問われることになる。



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