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2010年11月26日(金)

焦って婚活をする最大のデメリット

テーマ:経済・社会

私のブログの特徴として「しょうもない記事の方が、読者の感応度が高い」と嘆いてみたが、瑣末な文章の片鱗への感応度が高いというのもどうやら特徴のようで…。


11月17日に書いた前々回のブログ『大卒内定率過去最低vsバブルで浮かれた頃』 において、「シューカツ」という言葉から脱線してトンカツならぬ「コンカツ」という言葉に触れ、「なぜそんなに焦ってコンカツに逸るのだ?」と一行書いたら、いろんなメッセージが飛んできた。すべて女性である。


「やはり、今の時代少しでも若いうちに結婚したいんです。できれば20代でと思って婚活真っ最中です」

「受身で待っているだけでいい人にめぐり合うなんてことはないので、こちらから積極的にならざるを得ません。自分で結婚相手を勝ち取ろうと思います」

という婚活に逸っている人たちがいる一方で、

「30代の半ばから、焦らなくなりました。じっくりいこうと思います。焦って結婚した友人たちを見ているとあまり幸せそうではありません」

というメッセージももらった。


ここからはあくまでも個人的な意見を書いてみる(否定的意見の人たちには反論するつもりはないので、反論メッセージにはお答えしません。悪しからず)。


『結婚相手は自分にふさわしい人しか来ない』


これが私の考え方だ。だから、あまり物の考え方や行動力や精神レベルそして社会的立場の未熟なうちに結婚を焦ると、相手も同じような人になってしまう、ということだ。自分は平凡なのに相手はピカピカなんてことはありえない。ところが、自分の人間としてのレベルが上がっていくと、日々出逢う人、出会うモノ、出くわす出来事が確実に変わってくる。ということはそれだけ、自分にふさわしい人も変わってくるということである。


そういうことがよく分からなかった若い頃は、学生結婚(学生時代の交際相手と早くして結婚した人たちを含む)がとても羨ましく、理想的な形態と思っていたが、今、客観的に私の周りの同年代の人たちを見渡してみるとなぜか早期結婚組はくすんでしまっているカップルが多い印象を受ける。反対に30歳以上になって相手を見つけて結婚したカップルにはユニークかつ楽しそうなのが多い。


親に「いつ結婚するの?」とか「早く孫の顔が見たい」などと言われるので困ってしまうという女性が悲しいことに世間にはあまりにも多い。しかし、「そんな意見はクソ食らえ!」と思わなければならない。あなたのことを本当に心配しているのなら、そんな世間体や自己都合を最優先させたような軽率な言葉を娘に決してかけてこないはずだからだ。そういう親はとても問題だと私は思っている。だが、コンカツに焦って結婚すると自分が親になったときに年頃の娘に対してそういうことを平気で言うようになる。


とにかく焦った結婚をしてうまくいかなかった場合、ずっと後悔することになるので、その点だけは十分に考えたほうがよい。その後悔の度合いは独身でいるよりもずっと根が深い、深刻なものとなる。


太田忠の縦横無尽 2010.11.26

『焦って婚活をする最大のデメリット』

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2010年11月20日(土)

ボジョレーヌーボー2010

テーマ:食のこと

11月の第3木曜日はボジョレーヌーボーの解禁日。

我が家でも早速、取り寄せたボジョレーの1本目を11月18日に楽しんだ(横に転がっている空ビンがそれである)。


太田忠の縦横無尽-ボジョレーヌーボー2010











ボジョレーはフランスのブルゴーニュ地域にある大きなワインの生産地区であり、ブルゴーニュの赤ワインの特色であるが、その色は透きとおった薄い赤である。ブルゴーニュワインの対極がボルドーワインであり、こちらの赤ワインは濃い赤なので透かしてみても写真のようにはならない。長期熟成のワイン(ボルドー)と非長期熟成ワイン(ブルゴーニュ)との違いである。


ボジョレーヌーボーはおそらく日本人に一番耳慣れたワインの種類だと思うが、ボジョレーワインの中でも今年収穫した葡萄のみを使用し、わずか数週間で醸造して試飲新酒(ヌーボー)として出荷されるものである。一般的なワインの造り方とはかなり異なる特殊なものであり、しかもガメイという品種の葡萄が使われるのが特徴である。だから日本においては特殊なものが最もポピュラーということになる。


ボジョレーヌーボーが日本でも有名になったのは確か1980年代の終わりのワインブームの頃だと記憶する。会社の上司が「ボジョレーヌーボーって知ってる?今日解禁日だから皆で飲みに行かない?」などと誘われた時に、私は初めてその名を知った。が、飲んでみるとおいしくないのだ。軽い味わいだが、熟成したブドウのやさしい味がせず、人工的な風味で苦味が口の中に広がる。少しなら飲めるが、とてもたくさん飲める代物ではなかった。


その感覚はずっと続き、結婚した頃に私は妻に言った。

「ボジョレーって、あまり好きではないんだよね。人工的で馴染めない味がする」

「あ、それはたぶんガメイだからよ。来年からちょっと違うタイプのボジョレーを注文するわ」

妻はソムリエの資格を持っているためワインに詳しく、通常のボジョレーは止めて写真のワインに切り替えた。


(写真左から)

フレデリック・コサールのラパン

フィリップ・パカレ

ルロワ

ルイ・ジャド

ジョゼフ・ドルーアン

である。通常は左の3本だけを注文するのだが、今年は嬉しいことにルイ・ジャド、ジョセフ・ドルーアン、フィリップ・バカレの3本をいとこからもらったので、全部で6本である(楽しみが2倍に!)。


これらももちろん品種はガメイであるが、味的にはピノ・ノワールに近いので味わいがまろやかでボジョレー臭さがないので気に入っている。


2009年のボジョレーは50年に1度の出来栄えと言われたが、今年は春の低温に加えて、夏前に雹の被害が出るなど試練の年となり収穫量は例年に比べて少ないそうだが、きちんとした生産者が作ったワインの出来はまずまずらしい。我が家で味見した限りでは、去年とほとんど変わらない。しばらくボジョレーで楽しめそうだ。


太田忠の縦横無尽 2010.11.20

『ボジョレーヌーボー2010』

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2010年11月17日(水)

大卒内定率過去最低vsバブルで浮かれた頃

テーマ:経済・社会

大卒内定率は過去最低の57% ―。


11月16日に発表された来春卒業予定の大学生の就職希望者に占める内定率の数字だ。10月1日時点の数字だが、約1ヵ月半を経過した現在もさほど状況は変わっていないだろう。57%の内訳は男子59%、女子55%、また文系57%、理系58%となっており、いずれのカテゴリーにおいても厳しいことがわかる。現在の方法で調査が開始された1996年度以降、就職氷河期と言われたインターネットバブル崩壊後の03年度に60%というレベルまで落ち込んだが、今回はそれよりも水準が下がり過去最低だ。


「80社近く受けたが、全く内定が出ない」

「何社回っても就職が決まらない」

「どうしたら内定がもらえるのか教えてほしい」

切実な声が聞こえてくる。


大学を卒業したからといって、簡単に就職できる社会ではなくなった。これは何もリーマンショックの影響だけではない。人手という「数」に頼らない経営をどこの会社でも重要課題として取り組んでいること、社員を「一から育てる」という余裕がなくなっていること、グローバル化によって外国人を採用するケースが急増していること、中途採用や派遣社員を積極的に活用していること、などの複合的要因によりどの企業においてもかつてほど新入社員を採用する重要性が確実に下がった。


最近では大学3年生の春から就活(シューカツはとてもダサい言葉、「就職活動」と言ってもらいたい。婚活も同じ。初めて聞いたとき「トンカツ」と間違った。しかし、「結婚活動」というのは私にははなはだ奇妙な活動に見えるのだが…、なぜそんなに焦ってコンカツに逸るのだ?)をしているらしい。いや、大変だね。


ところで、私が社会人になった昭和63年(1988年)はちょうどバブルのピーク時だった。景気が絶好調だったため、どの企業も人が欲しくて仕方が無い(人手増加=業績増加の時代だった)。したがって、一人で5社や6社から内定をもらうなどというケースが続出した。辞退されるのを避けるため、企業は研修旅行と称して長期間学生をあっちこっちに連れまわしたり(確か、10月1日が解禁日で正式に内定を出せる日だった気がする)、派手な懇親会などが連日あちこちで開催されていた。


それと今では考えられないのが、上場企業がファイナンスをして立派な社員寮を建設するのがブームとなったことである。シャンデリア付きの娯楽ルームなども出現した。通常、会社の社員寮は2人1部屋であるが、それじゃ学生に来てもらえないということで1人1部屋にするために新たな寮が必要だったのだ。お手軽に株式市場から資金調達できた時代が1987年~1989年頃だった。バカげているが懐かしいねぇ。その後バブルの崩壊で社員寮は二束三文にて叩き売られてしまったが。


私のような文学部フランス文学科出身というおよそ一般企業が採用したくないような学生にすらホイホイ内定を出す時代はどう考えても「普通」ではなかった。今の時代のほうが普通だと思う。


就職活動の学生よ、頑張れ!

ただし、企業に就職するだけが社会人になることではない、と言っておこう。この意味、わかる?


太田忠の縦横無尽 2010.11.18

『大卒内定率過去最低vsバブルで浮かれた頃』

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