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2010年08月27日(金)

オン・グリーン・ドルフィン・ストリート by 太田忠ピアノトリオ

テーマ:ピアノ演奏動画

6月26日(土)に新宿のPit Innにおいて、第3回Jazzyland Festivalがおこなわれ、『オン・グリーン・ドルフィン・ストリート(On Green Dolphin Street)』にてピアノトリオで演奏をおこなった。


YouTubeによる演奏動画はこちら ↓
    『オン・グリーン・ドルフィン・ストリート』
     (p)太田忠、(b)永塚博之、(ds)正清泉


第1回、第2回のJazzyland Festivalは高田馬場のカフェ・コットン・クラブにておこなわれたのだが、今回は舞台を新宿Pit Innというジャズプレーヤー憧れの場に移し一段とパワーアップされたわけだが、演奏者側ももちろん気合が入る。


『オン・グリーン・ドルフィン・ストリート』は元々は1947年の映画「大地は怒る」の主題歌としてBronislaw Kaper(ブロニスロウ・ケーパー)が曲を書いたのだが、その後でメロディーにNed Washington(ネッド・ワシントン)が詞をつけたものである。歌詞の内容は「かつての恋の舞台、グリーン・ドルフィン通りのことを思い出とともに綴る」というものであり、コーラスに入る前のバースは次のように始まる。


「夢のようだったけれど、それは本当に起こったこと。

男と女、キス、そして別れ。

ロマンスこそが人生。そして、それを演じるのは私たち」


要するにロマンスムードで演奏する曲なのである。曲名に「Dolphin」とあるがイルカとは全く関係がない。


この曲がジャズのスタンダードナンバーになったのはこの映画の封切りそのものによるものではなく、マイルス・ディヴィスがビル・エヴァンスとともに1958年に録音したアルバムが話題をよび、多くのジャズミュージシャンが競って演奏するようになってからである。


「グリーン・ドルフィン? 緑のイルカって変な名前の曲ね」と今回のピアノトリオでの演奏曲目を尋ねてきた妻が言った。確かにそうである。「緑のイルカ」なんて聞いたことがない。しかしながら、この曲をじっくり聴いていただくとわかるのだが、「紺碧」「潮の香り」「大海原」を想起させるようなメロディーであり、私自身がピアノで弾くときは、海のイメージを頭に思い浮かべているのだ。だから、私の『オン・グリーン・ドルフィン・ストリート』にはロマンスのかけらなど一切ない。全くロマンチックではない、ということだね。


演奏は、ピアノソロによるルバートが1コーラス、テーマ、ピアノアドリブ2コーラス、ベースアドリブ1コーラス、ピアノとドラムの4バース、テーマという形で終わり約7分間の演奏時間となっている。曲の1コーラスの前半がラテンリズム、後半がスウィングとメリハリをつけているのがポイントである。


さて、演奏中に私は3回イルカをジャンプさせようと試みたのだが、お分かりになるだろうか?


太田忠の縦横無尽 2010.8.27

『オン・グリーン・ドルフィン・ストリート by 太田忠ピアノトリオ』

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2010年08月23日(月)

「言い訳」「まやかし」ばかりの年金行政などやめてしまえ②

テーマ:経済・社会

前回のブログ の続きである。


ブログの読者の方からメッセージをいくつか頂いたのだが、「役人にクレームをつけると陰湿ないじめを受けるから、気をつけたほうがいいのでは」というものが大半で、これまた私のテンションは下がりそうになった。もう村社会の心配ごとはヤメにして、毅然とした態度であからさまな「間違い」に対してはっきりと主張すべきだと思う。とくに「行政」は我々国民ひとりひとりに直接関わってくる大事なものだ。


さて、「ねんきん定期便」の話である。これこそ「国家的まやかし」の典型的なお手本だと私は言いたい。


ねんきん定期便というのは、国民年金や厚生年金などの公的年金に加入している人あてに、日本年金機構から年に1回送られてくる郵便物であり、これまでの加入記録、ならびに加入期間や加入実績に応じた年金額などの情報を記載したものである。


私が受け取った「ねんきん定期便」は以下の通りである。

1 これまでの年金加入期間

   厚生年金保険 264 月

2 これまでの加入実績に応じた年金額

   年額 1,292,400円

   20年間受給した場合の合計額 25,848,000円

(参考)これまでの保険料納付額

     9,699,785円 


この通知を見たとたん、「これはおかしい!」と思った。約20年間納めてきた納付額の970万円(それにしても長期間だとずいぶんな金額だ)に対して、ほぼ同じ期間の受給額が2584万円になると書いてあるからである。実に2.66倍! 「えっ、日本政府はこんなに運用がうまかったっけ?」と一瞬だが夢のような気分になったのだが、すぐに目が覚めた。肝心カナメの数字が完全に抜け落ちているではないか。


国民年金であればこの記述で全く問題ない。しかし、私のように社会人になってからずっと会社勤めで厚生年金に加入しているケースでは、この表記はデタラメもいいところである。なぜならば、厚生年金というのは本人負担が半分、会社負担が半分で合計額になる仕組みの年金制度だからだ。会社側が納付額の半分を支払うのはそもそも「義務」であり、それを本人が受け取るのは当然の「権利」である。


しかしながら、通知書の納付額は本人負担の金額のみである。しかるに、「これまでの保険料納付額」のところに本人負担と同額の会社側負担額を掲載するのが筋であり、私の場合だと合計額は1940万円となる。であれば、納付額に対する受け取り額は1.33倍となり、非常に現実的なものに落ち着く。会社側の納付額を記載していなければ、誰だってリターンは2倍以上になってしまうのである。


ただし、年金額はあくまでも現在における「見込み」であり、将来的に保証されているものでも何でもない。私のような現在46歳の厚生年金受給額が支払い額に対して1.33倍ということは、いざ年金受給が開始された場合には1倍を割り込んでしまう可能性が大いにありうる。なぜならば、私や会社がこれまで支払ってきたお金は自分の為に積み立てられているわけではなく、現在の年金受給者に支払われているからである。だから、私の年金の出所は私より下の年代の人たちということになる。これが現在の年金の仕組みである。


そうすると、現在の日本の人口のピラミッド構造が変わらないとするならば、私はまだしもおそらく40歳以下の人たちは「納付額」>「受取額」になってしまうだろう。ただし、そうなったとしても、今の「ねんきん定期便」の開示手法ではそれが見えないようになっている(それを見せないようにしている、というのが正しい表現だ)。厚生年金にあまり詳しくない人ならば、たとえ実際は元本割れになっていたとしても通知書を見て納付額よりも受取見込み額の方が多いとぬか喜びしかねない。なぜならば、受取見込み額が納付額の半分になるまでは収支はプラスだからだ。トホホ、である。


そもそもこのような根本的な致命的欠陥のあるフォーマットの通知書を平気で送りつけてくる無神経さは全く理解できないが、すでに近い将来を先回りして元本割れになってもそれが「目立たない」「わからない」ように工作しているのだな、と私は勘ぐってしまうのだ。こういうのが典型的な国民への「まやかし」手法である。


内容に関するご照会は「ねんきん定期便専用ダイヤルへ」ということで、連絡してみた。もちろんこういう問題に答えられるわけはなく、「年金事務所で聞いてくれ」と言われてこちらでも聞いてみたものの「そう思われても仕方がないですね」と担当者は言うだけである。社会保険庁から改名して日本年金機構に変わっても、根本的なものは何も変わりはしない。いかにほころびを繕うか、いかにそれをカムフラージュするか、ばかりを一生懸命やっているような年金行政に未来があるはずがない。さらにこれから国民から税金をくすねて生き延びようとしている。


事業仕分けも大事だが、あれは単に枝葉の部分に過ぎない。日本政府はそもそも年金行政をおこなう能力がないのが明白なのだから、出来る部分と出来ない部分を仕分けて「出来ない部分はやらない」という決断をすることが必要である。さもなければ、国民の疲弊とともに国そのものも傾いてしまう。たとえ公的年金制度を国が提供するとしても、少なくとも自由意志で加入・脱退できる仕組みにしなければ国民は納得しないだろう。


太田忠の縦横無尽 2010.8.23

『「言い訳」「まやかし」ばかりの年金行政などやめてしまえ②』

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2010年08月19日(木)

「言い訳」「まやかし」ばかりの年金行政などやめてしまえ①

テーマ:経済・社会

行政に対する憤りは人一倍強いが、こと年金行政に関する怒りはますます強まるばかりである。1年半前にスタートしたこのブログでもすでに2回、年金行政に関する理不尽や問題を述べている。

公的年金制度から自由意志で脱退できる選択肢を与えよ

確定拠出年金から脱退できない


このような私のもとへ、先日、弊社あてに世田谷年金事務所から封書が届いた。


「御社は厚生年金・健康保険に未加入となっています。

法人企業が厚生年金・健康保険に加入することは義務付けられております。ただちに加入願います。

この件につきましては、委託先の業者よりお電話にてご連絡差し上げます。なお、行き違いの場合はご容赦下さい」。


読んでみると文面はざっと、以上のごとしであった。
どう解釈してみても、この通知は未加入企業のみを対象としたものである。最後の「ご容赦下さい」は肩を押されて加入した企業に行き違いが起こった場合の文言である。


「年金行政のバカさ加減はとうとうここまできたか」と私は思い、怒りがこみ上げてきた。なぜならば、弊社は会社設立と同時に厚生年金・健康保険に加入し、毎月銀行引き落としにて一度も遅延・遅滞なく完全に支払い続けているからである。今の世の中、事務作業はすべてコンピュータ化されている。支払っているのに「未加入」と認識されていることなどありえない。消えた年金問題と同じく、法人向け年金業務においてもその根幹のところがメチャクチャになっているのだろうか? とにかく勝手に未加入と決め付けられた上、督促の電話まで受けるのだけは御免被りたいので、世田谷年金事務所に電話をした。


「うちの会社は設立当初から厚生年金・健康保険に加入しているにもかかわらず、未加入の通知がきているのだが、これはどういうことですか?」

(冷静につとめるが、やや語気が強いのが自分でも分かる)

「え、もう一度お願いします?」

(いかにもやる気のない声。こちらのテンションが下がる)

「ですから、・・・(繰り返し)」

「あ、わかりました。では担当の者に代わります」

(だが、なかなか出てこない。なぜだ?)

「すみません、担当のものが席をはずしております」

(もう逃げ回っているのだろうか? と疑念が湧く)

「まず担当者のお名前を教えてください。折り返しすぐに電話をいただけますか?」

「あ、今戻ってきました。それでは代わります」

(逃げ回っていたのではなかったようだ)


ということで、担当課長と話をした。しかし、私からすると彼の話は言い訳ばかりだった(言い訳が始まると、こちらの言うことを遮って喋り続けるのだ。これもお役所の特徴である)。くどくどしたことは書かないが、わかったことは次の3つの実態である。

①今回の事務作業は「キャリア○○○」という業者にすべて丸投げした

②非常に古いデータ(平成20年5月頃)をもとに、未加入者の認識をしてしまった

③私たちも困っている


①も②も「責任は自分たちにあるのではない」という言い草だったので、カチンときた。そもそも「世田谷年金事務所」という名前で文書を出している以上、すべての責任は世田谷年金事務所じゃないの?


さらに「私たちも困っている」には呆れてモノが言えなかった。こんな不躾な失礼きわまる文書を送りつけられて、困っているのはこちらのほうである。そして、同じ事務処理のミスで同様の苦情が多数寄せられているらしい。


日本の年金業務は毎年何千億円ものコストが投じられて作業されているはずである。これほどの莫大なコストを使って、加入者か未加入者かも判別できないような仕組みで運営されているのが、私には全く理解できない。


今回のミスは私や間違って送られてきた企業だけの問題で済むが、私の怒りはこれだけでは収まらなかったのだ。別の日に受け取った日本年金機構から送られてきた「ねんきん定期便」である。これは年金を受け取る人たちすべてに関係する「まやかし」の問題である(続く)


太田忠の縦横無尽 2010.8.19

『「言い訳」「まやかし」ばかりの年金行政などやめてしまえ①』
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