1 | 2 | 3 |最初 次ページ >> ▼ /
2010年05月31日(月)

10年5月のモデルポートフォリオのパフォーマンス:ヘッジ効果

テーマ:金融・マーケット・資産運用

戦いすんで日が暮れて……。


まさにそんな感じで5月も終了した。相場動向に関係なく、凡人天才に関係なく、貧富の差に関係なく、そしてあらゆる生物に平等に、時間は宇宙のありとあらゆるものに対して顔色ひとつ変えずに同じペースで過ぎてゆく。


今年の初めから問題となっていたギリシャの国債問題がユーロ通貨の信認問題に発展し、欧州の財政緊縮政策が景気減速への懸念にまで発展した今月は世界中のマーケットが大混乱した。日本はこれらの問題からはかなり遠い存在であるにもかかわらず、日経平均は-11.7%と先進国中では最も悪い記録となった。NYダウは-7.9%、英国FTSEは-6.6%、空売り規制するとの宣言で市場に逆効果を与えたドイツに至っては-3.1%というありさまで、またまた今回も日本市場が「とばっちり」で「一人負け」となったことに合点がいかないのは私だけだろうか?


それにしても厳しい展開だった。日経平均は-11.7%だったが、小型株も大きな痛手を負いジャスダック指数-9.7%、マザーズ-18.1%、ヘラクレス-12.7%と4月まで調子の良かった新興市場も激変した。


弊社の個人投資家向け投資講座の「投資実践コース」 におけるモデルポートフォリオの5月のパフォーマンスは-1.7%となり、昨年からの累計では+27.2%、今年からの年初来では+12.3%で着地。「-5%ルール」を守るという大前提があるため、どんなマーケット状況になっても月間-5%を越えるパフォーマンスにならないように「リスク管理」をおこなっているが、それでも5/21の時点で-4.1%にまで追い詰められた。だが、そこから相場がもう一段ガクンと下がったのが幸いした。5/27の反転にてほぼフルヘッジだった先物ショートポジションを安値にて買い戻し、かつ現物株が上昇したことで-1.7%にまで回復した。


ようやく総悲観ムードからは脱却する兆候を見せており、「売り一辺倒」から「割安感重視」に投資家の姿勢が変わりつつあるようだ。ただし、依然としてマーケットのボラティリティが大きいこと、欧州問題は何も変わっていないことから単純な上昇相場を期待するのは時期尚早だろう。世の中そんなに甘くはない。


6月のマーケットの見極めは非常に重要である。


太田忠の縦横無尽 2010.5.31

「10年5月のモデルポートフォリオのパフォーマンス:ヘッジ効果」

        **太田忠投資評価研究所のHPはこちら**



いいね!した人  |  リブログ(0)
2010年05月27日(木)

ホコリの除去でPCのパフォーマンスが大幅向上

テーマ:日常のこと

日頃PCを使っていて、ずっと気になっていたことがあった。


昨年、増設RAMを家電量販店で買って自分で取り付けて従来の512Mバイトの処理能力から一気に2Gバイトにまでパワーアップしたにもかかわらず、数ヶ月前から簡単なアプリケーションを立ち上げて作業しているだけで、PCが「ブーン」という音を立てて唸りだし、CPUの使用率が100%まで上がりきったままの状況が続いていた。「2Gの作業量があるのに、これじゃ使えないな。なぜだ?」というのが本音だった。


これはもちろんPCにとっては良くないコンディションである。フルスロットで連続運転していれば、内部が高熱になりいくら冷却ファンが回っていてもその効果はほとんどない。まさにそういう状況だった。実際に熱が放出される小さな穴が無数に開いている金属板に手を触れると、びっくりするほど熱くなっている。


「大丈夫だろうか」と思いながらも数ヶ月過ごしていたのだが、先日空気を吸い込むフィルターをよく見ると、小さなほこりがびっしりと覆いかぶさるように塞いでいた。その吸い込みフィルターに手をかざすと吸い込む力がかなり弱くなっている。そういえば、フィルターの掃除をしたのは思い出せないくらいずいぶん前のことだった(ように思う)。


「これだ」と私は直感した。早速、掃除機を使ってほこりを除去すると見違えるほどすっきりし、吸引力が5倍くらいアップした。こんな勢いで毎日空気を吸い込んでいたらホコリなどすぐにたまってしまうのがよくわかる。そして、PCから「ブーン」という音もなくなり、複数のアプリケーションを起動していてもCPUの使用率がコンスタントに50%以下のレベルにまで下がったのである。


静かで快適な日々が戻った。些細なことであるが、大きなトラブルに至る前に、その初期症状の段階で適切な処置をすれば、いとも簡単に直るという教訓である。


太田忠の縦横無尽 2010.5.27

「ホコリの除去でPCのパフォーマンスが大幅向上」

        **太田忠投資評価研究所のHPはこちら**



いいね!した人  |  リブログ(0)
2010年05月22日(土)

まさに「リスク管理」が問われた一週間

テーマ:金融・マーケット・資産運用

真夏のような日差しが照りつける日が増えてきた。「ああ、このギラギラ感だ」という忘れていた感覚がよみがえる。夏が確実に近づいてきている。


さて、今週のマーケットは実にスリリングな展開だった。いったん混乱も収まったかに先週は思えたが、やはり「想像以上に現実となって襲いかかってくるまさか」 が起こった。


日経平均は1万円をあっさりと割り込み、米国市場も5/6の注文ミスも交えて引き起こされた一瞬の急落はやはり「幻」などではなく、金曜日のザラ場中に1万ドルを割り込んだ。ほんの数週間前までは「予想以上にファンダメンタルズ好調&力強い景気回復」が株式市場におけるキャッチフレーズだったが、そんなセリフはどこへやら、全く違う国に来てしまったかのような印象である。ギリシャ国債の問題はユーロ通貨という仕組みそのものへの問題に発展し、足元の景気回復もヨーロッパ諸国の緊縮財政による景気減速懸念に転化してしまう。いつものようにマーケットは一瞬にして変わり身を演じてくれる。


まさに「リスク管理」が問われた一週間だった。私が毎度耳タコのように言っている「リスク管理」であるが、何度でも言わせてもらう。日本の個人投資家の最大の欠点が「リスク管理」に無策であり、損失を被ってから「しまった」と嘆くことである。「含み益」は利益確定しない限り「幻」であり、「含み損」は「現実」である。


さて、ここからが実は重要である。マーケット参加者の「恐怖心」という要素をすべて忘れ去って、完全に冷静な状況で現状の株価を見ると、バカげた安値になっているものが多く目につく。マーケットのセンチメントが再度変化して「売られすぎ」が意識される状況になると今度は上昇方向への「まさか」が起こる。「まさか」は下にも上にも想像以上に現実となって起こるのがマーケットの常である。


ということで、かなり面白くなってきているというのが私の個人的見解である。フルインベストメントでリスク管理をしていない投資家は、もはや自分の状況を正視できなくなり始める。「忘れよう」と決め込む人たちが多くなる。なぜなら「含み損」の拡大をこれ以上見たくないし、上昇に転じたとしても「含み損」の縮小を待つだけしか何もできないからである。それに対して「勝ち組」の投資家ならヘッジをいつはずすか、どのタイミングで現物株の投資ウェートを増やすかという大事な戦略を実行できる選択肢がある。一番良いチャンスを生かせるか、生かせないかという大差が生じる。


とはいえ、日本のマーケットの方向性を決めるのはしばらくはすべて海外の外部要因だけなので短期的な予測すら難しい。パニックが起こる前は「サブプライム問題」も「ギリシャ国債問題」もそのマーケットインパクトの大きさを我々は認識できていなかった。この大混乱の最中に新たなパンドラの箱はいつでも開く可能性がある。


太田忠投資評価研究所の個人投資家向け「投資講座」


太田忠の縦横無尽 2010.5.22

まさに「リスク管理」が問われた一週間

        **太田忠投資評価研究所のHPはこちら**


いいね!した人  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 |最初 次ページ >> ▼ /