僕は話し下手です、、、と書いても誰も信じてくれないのですが・・・


早口で吃音の激しい僕は話すことが下手、というより嫌いです。

できることなら一言もしゃべらずに暮らしたいと思ってます。


が、仕事がら黙ってるわけにはいかないので仕方なく日々トークしているわけで、本当は無口なんですよ僕は。


当然ながら診療していれば患者さんに向かって話さなければならないし、他にも教壇に立ったり講演会をしたりと、大勢の前でしゃべる機会は最近増えてきてまして、実はそれが憂鬱だったりします。



話し下手ってのは医者としては致命傷ですよね。


例えば外科医にしても、たとえ手術の腕前が超一流だったとしても患者さんに上手に説明が出来なければ信用してもらえない。


僕ら医者はいかに患者さんに納得してもらい信用してもらえるかってのが重要で、そのためには高い話術レベルが要求されます。



僕の最大の弱点はおそらくここで、吃音酷くて何言ってるのか分からず去っていく患者さんは相当多いはずで、そこは何としても克服したいのですが・・・なかなかね。。。



ただ、それでも僕が開業医として一応それなりに成り立っていられるのは何故かと考えたとき、それはおそらく「聞き上手」だからなんだと分析します。



人から話を引き出すのは得意です。


どういったスキルで聞きだしてるのかは僕も分からなくて、単純にこっちが黙ってるから間が持たず相手が話し始めるからなのか、それとも僕が物事を相談しやすいオーラを放っているのか、両方なのか。。。


いずれにしても例えば友人からはよく悩み事の相談を受けるし、患者さんからもただの風邪の診察だった

のにいつの間にか育児相談や進路相談をされたり。



トーク下手でトークの引き出しも少ないため、もしかすると明確な回答はしてあげられていないかもしれないけど、少なくとも相手のトークを引き出すことは出来ているようです。



話し下手だけど聞き上手なおかげで僕はなんとか飯が食えているのかもしれません。