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【追球】同点阻止したハム西川の
“引く勇気” 試合の流れ決めた
クッションボール
パ・リーグCSファイナルS第5戦 日本ハム7―4ソフトバンク (10月16日 札幌D)
<日・ソ>5回2死一塁、長谷川の打球をすぐに返球する西川 Photo By スポニチ |
一瞬の判断がソフトバンクの反撃を阻んだ。5―4と逆転した直後の5回2死一塁。長谷川の打球は左翼後方に上がった。背走した日本ハムの西川は外野フェンス前で思い切ってグラブを差し出せば、届くか微妙な距離だったが、瞬時にクッションボールを処理することに切り替えた。
「捕れるのが一番だが、捕れないでクッション(ボールを狙う)なら止まるしかない。あとは、しっかりとカットマンまで投げるだけ」
フェンスにはね返った打球を素手でうまくつかめなかったがグラブで捕球し直すと、遊撃手・中島まで素早く返球。一塁走者・内川は三塁を蹴って本塁突入したが、2人の中継プレーは見事なストライク返球で同点のホームインを阻止した。
一見、基本通りの単純な動きに見えるが、その裏には、西川の入念な準備が隠されている。「運もあるが、長谷川さんの(左方向の)打球は飛ぶというのが頭に入っていた。あとは捕手が代わったので配球も変わると思った」。この回から大野に代わって、市川がマスクをかぶった。1、2打席目の長谷川に対しては、先発マスクの大野が内角を攻めた。だから、3打席目は外角の配球になると読んでいた。
川名外野守備走塁コーチも絶賛した。「長谷川の打球の質、クッションの方向まで予測していた。引く勇気も必要だからね」。派手なプレーではないが、試合の流れを決めたビッグプレーだった。 (横市 勇) 【試合結果 CS日程&結果】
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【東尾修の視点】第1戦とは
別人だった大谷
闘志前面165キロはエースの矜持
パ・リーグCSファイナルS第5戦 日本ハム7―4ソフトバンク (10月16日 札幌D)
<日・ソ>9回、165キロを投げる大谷 スポニチ |
3点リードの6回、日本ハム・栗山監督は3番手の谷元をマウンドに送った。継投の仕掛けが早い。試合前から「あるかも…」とは思ってはいたが、そのシーンを見て私も「9回は大谷投入」を確信した。勝利への最善策は何か。指揮官は前日の段階でプランニングしていたに違いない。仮にこの試合に敗れて、第6戦に大谷を中4日で先発起用しても100%勝てる保証はない。ならば…。最高の演出のような形になったが、栗山監督にしてみれば設計図通り。勝負度胸で決めにいった。
大谷自身も、第1戦に先発した時とはまるで違う姿だった。あれほど一球一球、声を出すシーンは初めて見た。短いイニングで、勝てば日本シリーズに行ける。強くて、熱い気持ちが満ちあふれていた。エースとして何より大切なこと。そんなエースとしての矜持(きょうじ)が、165キロにつながったと思う。それにしてもフォークボールも151キロとは…。私は現役時代、直球の最速が140キロ台中盤だった。そのポテンシャルには驚くしかない。
試合の流れの中では、2番手・バースの好投も見逃せない。初回に4点先制され、先発・加藤が1イニングで降板。続く2回から登板して3者凡退に抑えて流れを断ち切り、その裏の中田の本塁打を呼び込んだ。いける。その瞬間、札幌ドームの空気が変わったのを感じた。
広島との日本シリーズ。短期決戦での大谷の起用法も含め、最後も最高の戦いを期待したい。(スポニチ本紙評論家) 【試合結果 CS日程&結果】
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感動の....日本シリーズ進出決定!!
スポーツニュース&報道での、日ハム&大谷投手の取り上げは!
気分よく視聴を!22日からのシリーズ開始に...モード維持を!
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練習日(試合ありません)
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札幌ドーム:ファイナルCSあれこれショット
(写真提供:横浜 Norikoさん)
試合前....ベンチショット!
大谷選手のバッテング.....
国家演奏....ベンチ前の選手
監督・コーチのみなさん....