本人限定受取郵便物
川畑宅を訪問して訴訟費用確定額の20580円を回収した日……。
あの日から約1週間が過ぎた頃……いつもの郵便物に一通……変わった封筒が届いている。
カツヲ市郵便局から届いたその封筒には宛名のワタシのすぐ下に
「本人限定受取郵便物到着のお知らせ」とある。
封筒の表にも裏にも……差出人は書いていない。
ただ、カツヲ市郵便局の住所と電話番号が書かれているだけである。
誰の差出しかわからないので……開封してみる。
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本人限定受取郵便物(特例型)到着のお知らせ
<受取人>
メダカ町1-2-12
山田 タロウ 様
平成17年11月9日
(保管期間11月19日まで)
(差出人)川畑カズオ様より、あなた様あてに、本人限定受取郵便物(受取人ご本人様に限定してお渡しする郵便物)が当局に到着しております。
受取人様のご在宅日・時間帯(以下の時間帯のうち、いずれかご希望の時間帯)に、記載された住所へ配達いたしますので、ご在宅日時を、下記までご連絡願います。
○ 9時頃~12時頃
○12時頃~14時頃
○14時頃~17時頃
○17時頃~19時頃
○19時頃~21時頃
郵便局の窓口で受け取られる際は、このお知らせが必要です。
また、郵便物をお渡しの際には、ご本人様であることを確認させていただく必要がございます。詳細は、別添「受取りの上のご注意事項」をお読み下さい。
連絡先:電話 012-012-1234
カツヲ市郵便局 郵便課
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そして別添の注意書き……
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<お受取りの上の注意事項>
◎この郵便物は、受取人ご本人様に限定して、お渡しできる郵便物です。(郵便局の窓口においては、あらかじめ差出人が指定した代人にお渡しする事もできます。おざいますので、
◎この郵便物をお渡しする際、ご本人様である事を確認させていただく必要がございますので、下記の「お受取りに必要な書類」一覧の中から証明書1点と印鑑(サインでも結構です。)をご用意いただきます。また、確認させていただいた際、証明書類の種類・番号等を記録させていただきます。
◎差出人様が指定した代人の方が郵便局の窓口でお受取りの場合にも、上記同様代人の方の確認をさせていただきます。
<お受取りに必要な書類一覧>
次のいずれかのものを1点(住所、氏名及び生年月日の記載があるものに限ります。)
○旅券
○運転免許証
○外国人登録証明書
○公官庁及び特殊法人の身分証明書で写真付のもの
○健康保険、国民健康保険又は船員保険等の被保険者証
○共済組合員証
○国民年金手帳
○年金手帳
○公の機関が発行した資格証明書で写真付のもの(療育手帳、身体障害者手帳等)
※郵便局の窓口で受け取られる際は、「本人限定郵便物(特例型)到着のお知らせ」が必要となります。
※郵便局では、郵便物を確実にお届けするために、差出しの際に、受取人様の連絡先電話番号の記載をお願いしております。郵便局からお電話を差し上げることがございますので、あらかじめご了承ください。
なお、電話番号につきましては、配達に関することのみ利用させていただきますので、ご理解をお願いいたします。
カツヲ市郵便局
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どうやら川畑からの手紙らしい。
この前、「前向きに考える」と言った謝罪文であろう。
一旦、このような確認の前置きを封書を出す程に、受取りを明確にする「本人限定受取郵便」……
「受け取った・受け取らない」のトラブルを回避するには……実に有効である。
ワタシもミッションQを送った時はこうした(あの時は受け取ってもらえなかったのであるが……)。
当然の事である。
そしてわざわざ本人限定とした理由は……きっともう一つある。
川畑自身が家族と個人を切り離して考えたいタイプだからであろう。
「死んだジイちゃんまで巻き込んでおいて……何を今更……」とも思ったのだが……
川畑には、あの時きっと「いきなり裁判」しか思いつけなかったのだ。
「それでも謝罪文を書くまでに至った」……と納得する事にする。
郵便局に取りにいくのは面倒なので……電話をして配達してもらう事にする。
封筒に書かれたカツヲ市郵便局郵便課にダイヤルする。
「♪♪♪♪♪~~~~」
以下次号。
お正月の報告 2006.1.3
アメブロ様にメール 2006.1.3