北京政権の次世代のリーダーの一人と目されていた、孫政才が失脚したらしい。
一年程前に、ここのブログで「次の国家主席候補の一人」として紹介した、胡春華と孫政才の二人。
この内のどちらかが国家主席となり、もう一人が総理となるだろうと目されて居た。

重大な規律違反と云う話だが、要するに汚職であろう。
ただ、孫政才は真面目が一番の取り柄と言われる程の真面目人間で、彼自身が汚職に手を染めたのでは無いだろう。
汚職に手を染めたのは、彼の夫人であろう。
彼の国では、夫の権力を嵩にきて汚職に手を染める夫人が多い。
何れにしても、その気になれば彼の国では、脛に傷の無い者は居ない。
誰を失脚させるか?が問題なだけである。

孫政才は、習近平の出自派閥と別の派閥であった為に、排除されたのだろう。
自分の引退後も、影響力を行使したい習近平の意思の顕れと云う処か?
彼の国の関心事は、空いたポストに次は誰が着くのか?だけである。

イエスマンに囲まれた独裁者の行き着く先は?