「人生も旅も楽しむ」ジャパンハーツ飯塚真奈美のブログ

外国人観光客マーケティング・観光ジャーナリストの仕事の周辺


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2014年秋 パリ・オペラ座の芸術監督を20年近く務めて

退任した ブリジット・ルフェーヴルの後任に

史上最年少の37歳で大抜擢された バンジャマン・ミルピエが

2015年秋に 新作を完成するまでの40日間に密着した

ドキュメンタリー映画 ミルピエ~パリ・オペラ座に挑んだ男~

(監督ティエリー・デメジエール/アルバン・トゥルレー)を

観ました。

 

 

コール・ド・バレエの中から選ばれ

この作品を踊った16人のダンサーたちが

後に インタビューに答えて

意欲とエネルギーがみなぎっていて とてもいい雰囲気だった

と言っているとおり ミルピエも ダンサーたちも

音楽のニコ・マーリーも 指揮のマキシム・パスカルも

ファッションデザイナーのイリス・ヴァン・ヘルペンも

スタッフたちも それぞれが凄まじいまでのプロ意識で

ひとつの作品を創り上げていく その過程は

とてもわくわくするものでした。

 

 

ミルピエのことは 知らなかったので

エトワールを頂点とするパリ・オペラ座の階級制度を 否定し

黒人ハーフのダンサーを 初めて主役に抜擢し

差別的な考えは破壊すべきだと 当たり前のように主張して

きわめてアメリカ的な考え方ではあるけれど

フランス語はネイティブの発音だし・・・

と思いながら観ていたのだけれど フランスで生まれ

ニューヨーク・シティ・バレエのプリンシパルだったのですね。

 

 

ダンサーたちの体のことを だれよりも心に留めて

医療体制を整えたり 床を張り替えたりといった

さまざまな改革を進めようとしたミルピエを 理解するのは

350年以上の歴史と伝統にどっぷり浸かっている人には

易しいことではなかったと 思いますが

歴史と伝統は 折に触れて 新しい風を採り入れるからこそ

廃れることなく 続いていくのではないだろうかと 思いました。

 

 

ミルピエは この公演の後ほどなく

パリ・オペラ座の芸術監督を 辞任したのですね。

就任してわずか1年半後のことでした。

アーティスト活動に専念したい というのが

理由だそうですが 残念でした。

 

 

新作が完成したとき ミルピエが目を輝かせて

これまでの努力は 自分の喜びのためだ

と ダンサーたちにかけた言葉が 忘れられません。

 

 

 

 

 

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Kバレエのくるみ割り人形は

中村春奈さんのマリー姫デビューが うれしくて

12月23日(祝)ソワレを 観ました。

 

 

春奈さんのマリー姫は ねずみから姫に戻った喜びが

全身から伝わってきて 観ている者(私)までうれしかったです。

超速回転も バランスも 軸がぶれず

超絶技巧も 颯爽と踊る

そんな春奈さんの踊りは 喜びにぴったりでした。

 

 

栗山廉さんは 日本人ダンサーさんには珍しく

立っているだけで王子ですが

人形も人形らしくて よかったです。

 

 

丸ビルのくるみ割り人形たち。

 

 

全体としては クララの河合有里子さんと

ドロッセルマイヤーの杉野慧さんが

場数を踏んでいるということもあって

クララとドロッセルマイヤーの物語のようでしたが

それはそれで楽しめました。

 

 

アラビア人形の踊りも バレエ団によってさまざまで

妖しげだったり 退屈だったりすることもありますが

アラビア人形は Kバレエの演出・振付が 秀逸です。

アラビア人形だと思える踊りで 魅せてくれます。

辻久美子さん 石橋奨也さん 堀内將平さんの踊りが

素晴らしかったので よけいにそう思えたのかもしれません。

 

 

井澤諒さんは やっぱり 王子を観たいです。

中国人形も きっちり決めていましたが

脚を上げたときに つま先が本当に美しくて

もっと踊るところを 観たいです。

 

 

あと Kバレエのくるみ割り人形は

劇場が TBS赤坂ACTシアターなので

音楽が オーケストラではなく 録音で

それは オーケストラが残念な演奏をするのと

同じくらい残念だなあと 思いました。

 

 

Kバレエカンパニー くるみ割り人形

2016年12月23日 ソワレ TBS赤坂ACTシアター

 

芸術監督・演出・振付 熊川哲也

音楽 チャイコフスキー

 

ドロッセルマイヤー 杉野慧

マリー姫 中村春奈

くるみ割り人形・王子 栗山廉

クララ 河合有里子

ねずみの王様 酒匂麗

雪の女王 井上とも美

雪の王 篠宮佑一

花のワルツ 浅野真由香 井上とも美 山本雅也 益子倭

アラビア人形 辻久美子 石橋奨也 堀内將平

スペイン人形 松岡恵美 國友千永 奥田祥智 吉田太郎

中国人形 湊まり恵 井澤諒

ロシア人形 酒匂麗 田中勇人

フランス人形 井平麻美 梶川莉絵 涌田美紀

兵隊 兼城将 本田祥平 三浦響基

 

 

ニューヨークで買ったくるみ割り人形。

ツリーに飾れる小ささですが 口がちゃんと動きます。

 

 

どうぞ素敵なクリスマスを。

 

 

 

 

 

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アメリカン・バレエ・シアターのプリンシパルの

ダニール・シムキンが ゲストで踊るというので

東京バレエ団の くるみ割り人形 を観ました。

 

 

くるみ割り人形は 世界じゅうで愛されていて

世界じゅうのバレエ団には ストーリーも 演出も

さまざまな くるみ割り人形があって

東京バレエ団は ねずみがちょろちょろ走り回る

プロジェクション・マッピングとか

冒頭のくるみ割り人形が 人形ではなく人間だったり

最後のくるみ割り人形が がに股の人形だったり

舟の旅をして ふしぎの国に到着するとか

目を引くところが いろいろありますが

ポワントで歩き(客人たち) ポワントで跳ぶ(中国)

というのが わたくし的には 驚異でした。

 

 

ダニール・シムキンは ジャンプの滞空時間は長いし

脚を伸ばせばすらりと真っ直ぐだし

小柄なのにリフトは完璧だし

真っ白の衣装はよく似合っているし

期待どおりの くるみ割り王子でした。

 

 

とても素敵な王子だったので

クララの気持ちも わからないではないけれど

クララはもう少し色気を抑えた方が わたくし的には好みです。

 

 

 

 

東京バレエ団 くるみ割り人形

2016年12月18日 東京文化会館

振付 マリウス・プティパ レフ・イワーノフ ワリシー・ワイノーネン

音楽 チャイコフスキー

 

クララ 沖香菜子

くるみ割り王子 ダニール・シムキン

ねずみの王様 森川茉央

ドロッセルマイヤー 木村和夫

スペイン 二瓶加奈子 岸本秀雄

アラビア 政本絵美 ブラウリオ・アルバレス

中国 岸本夏未 高橋慈生

ロシア 伝田陽美 入戸野伊織

フランス 足立真里亜 中川美雪 山本達史

花のワルツ 吉川留衣 加藤くるみ 小川ふみ 崔美実

        森川茉央 杉山優一 松野乃知 永田雄大

 

 

 

 

 

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