世界一周写真館~World Travel Photo Gallery

30歳の誕生日を迎えた2012年3月~2013年3月まで、360日間世界一周54カ国の旅に出てました。このブログは旅で体験した事や撮り集めた写真を発信してます☆また2014年6月から世界二周目を計画中。出発後は旅のリアルな情報を発信予定です☆


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2012年11月8日、ポーランド南部オシフィエンチム市郊外にある

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所に行って来ました。





ここには年間約1万人の日本人が訪れるそうですが

隣国である韓国人、中国人に比べると非常に少ない数なのだそうです。





興味はあるが、行きたくてもなかなか行けない

というのが現実だろうと思いますので、私の見たもの、聞いた事をまとめ

ここで起こった事を少しでも伝える事が出来るよう書いてみました。






ここに書かせていただいた内容は唯一の日本人ガイドである中谷剛氏の解説と
ウィキペディアなどから一部引用しています。






まず、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所とは

ヒトラー率いるナチス党政権下のドイツが第二次世界大戦中に国家をあげて推進した

人種差別的な抑圧政策により、最大級の惨劇が生まれたとされる強制•絶滅収容所で

主にユダヤ人の絶滅を目的としていました。






被収容者が増えアウシュヴィッツ強制収容所だけでは収容しきれなくなり

後からビルケナウ強制収容所が作られました。





アウシュヴィッツ強制収容所の入口の写真です。

ARBEIT MACHT FREI (働けば自由になる)と記されています。

アウシュヴィッツ強制収容所 働けば自由になる




良く見るとBの文字が上下反転しています。

この門を作らされた被収容者のせめてもの抵抗だと言われています。

アウシュヴィッツ強制収容所 働けば自由になる




アウシュヴィッツはヨーロッパの中心に位置し

広範なドイツ占領下および関係の国々から膨大な数の労働力を集め

戦争遂行に欠かせない物資の生産を行うのに大変適していました。

アウシュヴィッツ強制収容所地図







収容されたのは、ユダヤ人、政治犯、ロマ(ジプシー)、精神障害者、身体障害者

同性愛者、捕虜、聖職者など、その出身国は28国にも及びます。






次の写真はここに連行された人の数が書かれています。




ユダヤ人---1,100,000人
ポーランド人---140,000-150,000人
ロマ---23,000人
ソ連軍捕虜---15,000人
その他捕虜---25,000人
合計---1,300,000人




とユダヤ人が圧倒的に多いのが分かります。



またそのうち110万人がここで死亡し10人に1人も生きて帰れる者はいなかった事が分かります。

アウシュヴィッツ強制収容所 表






門をくぐって中の様子です。

被収容者が収容されていた建物が並んでいます。

修復や補修はされていますが当時とさほど変わらない姿なのだそうです。

アウシュヴィッツ強制収容所 中の様子





この建物を作らされたのも被収容者達です。



1日11時間もの労働を強いられ場合によっては

「午前中は穴を掘り、午後その穴を埋める」といったような

なんら生産性のない作業を命じられることもあったそうです。




また次の写真で監視役になっているのも同じ被収容者です。

被収容者の立場にあえて差をつけて管理を行っていました。





下層の被収容者がいることで上層の者に多少の安心や希望を与えると共に

被収容者全体がまとまって反抗する機運をつくらせない狙いがあったと考えられています。

アウシュヴィッツ強制収容所 労働の様子





収容所の周りは高圧電流の流れる有刺鉄線を二重に張り脱走を防いでいました。




脱走があると、見せしめとして脱走者の10倍の人数を無作為に選び

「飢餓刑」にすることが恒常的に行われていたそうです。

アウシュヴィッツ強制収容所 高圧電流の流れる有刺鉄線





次の写真は列車で連行されて来た被収容者達です。

アウシュヴィッツ強制収容所 被収容者達




お年寄りや子供も多く連行されて来ました。

アウシュヴィッツ強制収容所 被収容者達




強制収容所到着直後、まず選別が行われていました。




次の写真はその様子です。

制服を着た管理者が右方向を指差しているのが分かります。

この右方向はガス室に行く事を意味しています。

アウシュヴィッツ強制収容所 ガス室への指示



選別とは「労働者」「人体実験の検体」「価値なし」などと分けられていました。

75%もの人が「価値なし」と判断され、そのまま何の記録も残されぬままガス室に移動させられました。

その多くが女性、子供、老人であったとされています。





したがって前述した死亡者数110万人というのは一つの予想に過ぎず、
今では150万人というのが有力なようです。




実際に使われたガス缶の山

アウシュヴィッツ強制収容所 実際に使われたガス缶の山




チクロンBという殺虫剤が使われていたそうです。

アウシュヴィッツ強制収容所 チクロンB




被収容者が持ってきた荷物は到着直後に全て没収されましたが、
あえて名前を書かせて元の生活に戻れるという希望を持たせたそうです。

アウシュヴィッツ強制収容所 没収した鞄




靴に塗るクリームなど。

アウシュヴィッツ強制収容所 靴に塗るクリーム




数え切れぬ程の靴の量。

アウシュヴィッツ強制収容所 靴の山




子供の衣服やおもちゃなど。

アウシュヴィッツ強制収容所 子供の衣服など





食器や鍋などもあります。

アウシュヴィッツ強制収容所 食器や鍋



多くの人が、連行されたら二度と帰れないと言う事を噂で聞いて知っていたそうですが、

なぜそれで多くの荷物を抱えて来るのか。




最後の最後まで自分だけは助かるんじゃないか?と思ってしまうのが人間の心理なのか。

希望を捨てたら最後とはまさにこの事かと思いました。





他にも義足などの身体障害者から取り上げた物も多くありました。

アウシュヴィッツ強制収容所 障害者から取り上げた義足など




ガス室送りを免れた被収容者は、男女問わず頭髪をすべて刈り、

消毒、写真撮影、管理番号を刺青するなど入所にあたっての準備がありました。


アウシュヴィッツ強制収容所 入所準備




国家政策なので、完璧なまでに記録が残せれたそうです。

アウシュヴィッツ強制収容所 完璧な記録



このような写真を撮られる際はさも幸せな生活を営んでるような顔つきをするよう強く言われたそうです。

アウシュヴィッツ強制収容所 写真



私には瞳の奥に恐怖が隠れているようにしか見えませんでした。



この方は

1942年4月25日入所

1942年5月27日死亡

平均2,3ヶ月でほとんどの方が亡くなりました。

アウシュヴィッツ強制収容所 写真




縦じまの囚人服には「政治犯」「一般犯罪者」「移民」「同性愛者」「ユダヤ」

などを区別するマークがつけられていました。

アウシュヴィッツ強制収容所 区別するマーク




次の写真は厳しい労働の様子が描かれています。

アウシュヴィッツ強制収容所 厳しい労働の様子



続いて食事の様子が描かれています。



朝食はコーヒーと呼ばれた液体(コーヒーではない)。

昼食は腐った野菜で作られたスープ。

夕食はパンとバター。



被収容者間で内容にかなり差があったようですが、とても満足のいく量の食事は出なかったそうです。




その為、食糧の奪い合いなどの暴動が多くあったそうです。





自分の命、家族の命を守る為に知らぬ人間の食糧を奪う。

奪わなければ死ぬ。

自分がその立場に置かれたらやはり同じ事をするのか…

とても考えさせられました。

アウシュヴィッツ強制収容所 食糧





満足のいく食事を出してもらえずに痩せ細ってしまった女性達です。


アウシュヴィッツ強制収容所 痩せ細ってしまった女性達



アウシュヴィッツ強制収容所 痩せ細ってしまった女性達



アウシュヴィッツ強制収容所 痩せ細ってしまった女性達



アウシュヴィッツ強制収容所 痩せ細ってしまった女性達






こちらの子供達は子供を産めない身体にする為の実験の検体になったそうです。

本当にユダヤ人の絶滅を考えていた事が分かります。

アウシュヴィッツ強制収容所 人体実験



双子の子供も人体実験の検体とされていました。

こちらは逆に優秀な民族を増やす事を目的にした実験だったそうです。

アウシュヴィッツ強制収容所 人体実験




それ以外にも、海水を飲む事の出来る身体を作る目的で行われた人体実験では、

多くの人が海水だけを飲まされ続け亡くなりました。




また、骨や肉の移植などを行う人体実験も、麻酔なしで日常的に行われていたそうです。






次の写真は主に抵抗組織の人々が銃殺された死の壁です。

アウシュヴィッツ強制収容所 死の壁




次は90cm×90cmの狭いスペースに4人を押し込む「立ち牢」の写真です。



他にも一切の水・食料を与えない「飢餓牢」もありました。




これらは体力を確実に消耗させて死に至らせました。

アウシュヴィッツ強制収容所 立ち牢



収容所全体の警備は約6,000名で行われており、対して被収容者は最大で14万人を数えました。

その為、懲罰を利用し圧倒的多数の被収容者に多大の心理的な抑圧を与え、

行使以外にも見せしめによる擬似的な体験、連帯責任制や強烈な恐怖心を抱かせる

懲罰の流布などにより、被収容者をコントロールする要となっていたそうです。






次の写真は連行されて来た人の75%前後の人が送り込まれたガス室の内部です。

シャワーを浴びると言われここに誘導されました。

脱衣所で全て衣服を脱がされた後、この部屋に詰め込まれたのです。

実際にカモフラージュのシャワーが取り付けられていたそうです。

アウシュヴィッツ強制収容所 ガス室






次の写真は焼却炉です。

ガス室の遺体は被収容者達により焼却炉に運ばれました。

シャワー室には天井に小さな穴が空いており、

ドイツ人はその穴からガス缶を投げ入れるだけで一切遺体に手を触れる事はありませんでした。


アウシュヴィッツ強制収容所 焼却炉



この遺体の運搬役や前述した労働の際の監視役などを務めていた被収容者達は

食事など比較的待遇は良かったそうです。

しかし一方で口封じのため数ヵ月ごとに彼ら自身も処分されました。



次の写真は死の門と呼ばれるビルケナウ強制収容所入口の写真です。

アウシュヴィッツ強制収容所 死の門







あまりに広大な敷地の為、収容所内にまで線路が引き込まれていました。

アウシュヴィッツ強制収容所 線路




こちらの施設が閉鎖後、多くは取り壊されましたがまだ一部が残されています。

アウシュヴィッツ強制収容所




被収容者達はこの窓も無い貨物車の中にギュウギュウ詰めにされ連行されて来ました。

アウシュヴィッツ強制収容所 貨物車




引き込み線の最後です。

今でも多くのユダヤ人が追悼に訪れるそうです。

置かれていた蜜蝋はヘブライ語(ユダヤ人の言語)で書かれた物でした。

アウシュヴィッツ強制収容所 ユダヤ人の追悼






次は被収容者達の寝ていた場所です。

一つのスペースに2~3人が寝かされていたそうです。

ひどい場所では一番下が土のままの所もあったそうです。


アウシュヴィッツ強制収容所 寝ていた場所






次の写真はトイレです。

トイレは自由に行く事が出来ず、午前と午後の2回

この目隠しも何も無いトイレで一斉に使用する事を強制されていました。

非衛生的環境であったため、病原性の下痢も蔓延しており、

極めて非人間的扱いがなされていました。


アウシュヴィッツ強制収容所 トイレ




次の写真は証拠隠滅の為に破壊されたガス室です。


アウシュヴィッツ強制収容所 ガス室




写真はこれで最後になります。






これらの写真以外にも撮影禁止エリアには

大きなガラスケースの中に被収容者達から刈り取った髪の毛が大量に保管されていました。

発見当初その量は約7トンにも及んだそうです。



髪の毛は被収容者達により布として加工され、市場に出て、その利益は国家資金となっていたそうです。










ここでは本当に多くの事を感じて、多くの事を考えさせられて、結果的に多くの疑問ばかりが増えました。



正直ほとんど無知のままこの場所へ行ったので当然と言えば当然です。




しかし、やはり自分の目で見て、自分の耳で聞いた事によりとても関心が高まり、しばらくNETで調べてばかりいました。



しかし私は学者でも何でも無いのでこれ以上詳しく書く事は出来ないし伝える事も出来ません。




ただこれを読んでくれた方の関心が少しでも高まってくれれば本望です。




このような事が二度と地球上で起こらない事を切実に願います。








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