初めて九州国立博物館へ行きました。
目的は、現在開催中の特別展「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」。
平日だけど、それなりに入場者はいて、これが土日だったらホントにゆっくり見れないな、と思ったわー。
チベットの仏像は細身で、金属(銅造鍍金)でできているせいかストイックな感じを受けました。
かといって冷たさや硬さは感じず、体のしなやかさはしっかりと感じとれます。
それはそれで日本と仏像と違う味があって、トルコ石などを埋め込んだ装飾品や頭の青色も素敵でした。
金色の体とその青色の組み合わせが、これがまた豪華さを引き出しています。
表情も多種多様、というか、流し目の仏像は色気があって素敵だし、中でも目を見開いている仏像が迫力!(笑)
昔のマンガで怖いキャラが振り向く時に「クワッ!」という表現があったけど、それ(爆)
チベット仏教の神様って、悪や障害を打ち負かすのでコワイ顔をしているそうだ。
で、会場に入ると、すぐに「守りがみ」というおみくじみたいなのを引いて、自分の守りがみを探しながら見て回るという楽しいしかけもありました。
私が引いたのは「勝利の女神 ペルデンラモ」。
勝負ごとに強い守り神らしい。
でもね、でもね、この神様、ラバ(馬みたいなの)に乗ってるのはまだいいけど、そのラバに敷いているのは人の生皮(なまかわ)。教えに従わない人を食べる、と。像を横から見ると、その生皮、結構キツイ結び方をされてたわ
あと悪い心を征服する意味の生首の首飾りをしてたりインパクトありすぎですって。
ああ、女ってコワイなあ(まるで他人事かい)
これがペルデンラモ^^;
同じ仏教でも色々だし、世の中いろんな仏像があるなあ、と大満足した1日でした。
帰りに私が「ポタラ宮って大きいし自然の中で気持ちよさそうだよなあ」と言うと、一緒に行った友人が「富士山と同じくらいの標高だけど・・・(きついんぢゃね?)」とワンポイントアドバイスをくれた(笑)。
さて、7月は阿修羅展だーー!!!!!
※掲載の写真は「九州国立博物館」から提供をいただきました。