2010-02-01 21:23:11

信じるのはどっち?~珪藻土建材の性能について

テーマ:家づくりについて

最近のクライアントの方にアトピーにお悩みの方がいて、お住まいのマンションの空気が原因では、という推論しています。その方は、しっくい壁のご実家に帰ったときや、海外ではアトピーが軽くなるそうなのです。最近はシックハウス予防条例もできて、建材が安全になったと言われますが、身の回りの建材には少量ですが化学物質は含まれていて、シックハウス症候群、アトピーを発症する方もいるのだ、ということを知りました。

 さて、どうしても有害物質がゼロにならない環境を改善する素材として「珪藻土」というのがあります。珪藻土は、湿気やにおい、空中の有害物質を吸着して、分解する機能を持っています。この方には珪藻土の壁や天井をぜひお勧めしたい。


珪藻土の塗り壁、今回は気合を入れて本当によい珪藻土を探そうと決意!まず、吸湿性能 ㎡あたり何グラムの水を吸湿するかのグラム数を確認すること、これなら安心。あと、固化材は安全な海草系の糊を使っている、等、自然素材にこだわっていること、等・・・。珪藻土は何%入っているか、も確認!!数字のデータを見るのは安心感があります。老舗のS社はきっちりとしたデータがカタログに出ています。


ところで、日本珪藻土建材のエコクイーン という製品。前からよく使っていたので、この会社に電話して「珪藻土の含有量はいくらですか?吸湿性能は何グラムなの?」と質問したところ、「そのようなデータはつくっていません。そのかわりお客様の声を読んでください」と言われ、ちょっとムっとしました。「科学的なデータがないなんて、けしからん。ほかのものと比較ができないじゃないですか!」とメーカーの人に文句を言いました。


ところが、送られて来た資料に添付された「お客様からの感想」があまりの多いのでびっくり。「アトピーがよくなった。」「不眠症が治った」「こどものぜんそくが治った」とか「植物が元気なんです」「100人以上の方の手書きのお礼状をコピーしたものが添付されていました。そして、もちろん材料についての詳しい資料とカタログには、なるほどと思わせる根拠があります。これは確かによいかもしれない、と思わせるものがありました。



科学的データはわかりやすいですが、人間に対する効果というのは、数値データでつかみきれるものではありません。使った人や動物・植物の感想(これも微妙な話ですが)を聞くこと、場合によってはそっちを信じたほうがよいかも・・・、と思ってしまいました。




建築家 田口知子の日常をつづったブログエコクイーンをつかったインテリア GARDEN HOUSE





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2009-08-26 21:08:10

ハウスメーカーVS建築家~エコロジー住宅の可能性

テーマ:家づくりについて

先日、ハウスメーカーで長年設計に携わっておられるS氏とお茶を飲みながらざっくばらんな話しをする機会があり、いろいろ考えさせられました。ハウスメーカーと建築家の違いや長所、短所について、あらためて考えてみました。

最近の環境への意識の高まりに加えて、長期優良住宅制度の開始など、わかりやすい宣伝文句が広がって、どのハウスメーカーも主力商品としての長期優良住宅+エコ住宅を売りに出しています。太陽電池や、さまざまな付加機能もついたゼロCO2住宅が2500万円台とか、この価格でこんな家が買えるのか、と思うと、敵陣ながらあっぱれ、と思ってしまいました。圧倒的な着工数を誇る大手ハウスメーカーは、買い手にとって、コンセプトや価格が明快で、できあがったものもモデルルームでイメージできるし、品質も安心できそう、という感覚は、大きな買い物だけに安心感を与えてくれます。・・・とはいえ、多くの場合、実際に建てられるものは、予算も土地も、設計も、モデルルームとは違います。契約前に「間取り」を決めて契約を取るシステムのため、担当の設計士や営業マンが短時間に、お客様の要望をできるだけ満たして図面をつくる、いわゆる「間取り設計」になっています。家づくりの一番大事な「肝」である設計には、時間とエネルギーを使えないシステムです。もちろん、メーカーごとの決まりごとがあって、自由な設計ができないというじばりもあるでしょう。そして、設計料という名前ではお金は取れないものの、広告費や営業経費、モデルルーム代などの固定費が、購入価格のなかの3~4割程度含まれているというのがハウスメーカーの実態のようです。

また、メーカーに相談に来る人のなかで、建築家のつくるユニークで「空間」のある家に住みたいという、目の肥えた住まい手が多くなっているとS氏。メーカーは品質には信頼をもたれているようだが、設計に対して自由度が低いという難点、設計者一人で年間数百棟設計しないといけない、という現実があって時間に制限がある。そこのあたりで、もうちょっとなんとかできないか?ということで試行錯誤されている印象をうけました。

自分としてもエコロジーな家づくりにはコミットがあります。でも、エコロジーな家づくり、といったときに、イコール太陽電池、緑化屋根などのエコ設備を装備しても、そこに住む人の体験として何も変化していなかったら、本当の意味でエコロジーな生活は生まれないと思ってしまいます。

暮らしの中で、空や緑、風のにおいなど、自然を感じるような瞬間の多い空間、夏はほとんどエアコンなしでも暮らせる、冬は、足元から暖かい輻射熱暖房などでエアコンなしで快適。ちょっと手間がかかっても庭に植物を育てたり、無垢の木をオイルで磨いたりしてみてはと思う、自然や環境に向かって意識がひらかれてくる家づくり、というのが私の考えるエコロジー住宅です。もちろん、太陽電池も燃料電池も、経済的に余裕のある家庭なら大いにつけてほしいですし、そのためのサポートもしたいと思っています。でも、最初に考えることは、家の性能としてきちんとした断熱性、通風、直射日光の制御、空間の快適さ、それらの基本的なことをクリアするのは、敷地の条件、周辺環境を配慮した設計をすることです。その上で、そこに住む人の幸せな暮らしに必要なものの優先順位をつけながら、無駄なものを省き、目に見えない基本性能や、人の体験に影響を与える部分にお金をかける、それらの知恵に対する対価として、設計料という認識が広がってほしいな、と思います。
田口知子が日常をつづったブログ 空の鳥をながめる竜馬。

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2009-06-09 13:40:48

恋ヶ窪の家、半年ぶりに訪問しました。

テーマ:家づくりについて

先日、私が設計した住宅に、半年ぶりに訪問してきました。


http://t-taguchi.com/works/house/koigakubo/koigakubo.htm

全体の床面積25坪の小さな家ですが、外の中庭に向かって大きく開いた開口がとても広々感じさせてくれます


SPACE CREATER日記-リビングダイニングとワークスペース

この家のなかには、子供部屋がありません。お子さんは小学4年生と幼稚園の年長さん。

お子さんの宿題もお父さんのダイニングの脇にあるワークスペースで行います。


奥様いわく、「この家、ぜんぜん小さいと思わないんです。収納もたっぷりでぜんぜん余裕があって掃除も楽だし。下の子は最近あのワークスペースの真ん中の席で、すごく本を読むようになりました。あと、かくれんぼう遊びをしょっちゅうやっていて、びっくりするようなところに子供が入ってるのですよ。とにかく大満足です。」


SPACE CREATER日記-ワークスペースから子供部屋へのつながり


子供にとって、いろいろな段差や、小さなスペースはかくれんぼう遊びにぴったり。


私の建築は子供が喜んで遊びまわる要素がたっぷり。子供はSPACEに敏感です。

部屋というと何畳、というふうにかんがえがちですが、スペースによって居場所をつくれば、小さな面積でも空間は無限大の可能性を持っています。


SPACE CREATER日記-リビングの作りつけソファ


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