2017-03-30 17:27:42

「高齢者の住空間研究」冊子の発行のお知らせ

テーマ:建築コラム

昨年末、東京ガス都市生活研究所が定期的に行っておられる住空間に関するワーキンググループにて、設計協力させていただいた冊子がまとまりました。

 

テーマは「高齢者の住空間研究」です。都市生活研究所が行ってきた実態調査・研究とともに、私たち建築家が普段の仕事の中で考えていることをあわせて、共同で冊子を制作するワーキングを行いました。

 

私は、高齢者といえば介護、バリアフリーという考えに直結するのではなく、後期高齢者になっても、自立して心身共に健康を保って住み続けられる住まいとはどのようなものか?ということをゼロベースで考えてみました。家事は楽にしたいけれど、適度な運動もできる、回遊型導線や階段が実は大切、階段の勾配がゆるければよい、とか、近隣とのお付き合いが生まれる趣味の土間空間、といった、生活にプラスアルファの要素を加え広がりやきっかけを日々つくっていける家、というイメージが大切ではないかと考えました。

 

 集合住宅についても、親戚や友人などとのゆるやかなコミュニティーを形成するような、いろいろな共用部の在り方、つながり方を提案しています。老人用の施設ではないけれど、高齢者に配慮した集合住宅で多世代交流があり、さまざまな趣味や運動が身近な建物内外で可能になるような工夫をすることで、自立した健康的な暮らし、プライバシーとコミュニケーションを両立できる、そういう集合住宅をつくりたいと考えています。

 

 

 ワーキンググループのおかげで、これからの社会に必要な住まい、ということについて、自分の考えを形にすることができ、とても充実した時間を過ごしました。

 

もし内容にご興味がある方がおられましたら無料で差し上げますので、お気軽にご連絡ください。

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2017-03-16 19:06:35

中野区K邸現場レポート20170316

テーマ:建築のしごと

今日は良いお天気でした。

事務所の近所では桜が早くも開花しています。

 

中野区K邸は、耐火ボードが貼り終わり、塗装下地を施工しています。

木造になったことで必要壁両が増えて、柱も増えて、だいぶ窓が制限されてしまいましたが、壁を2重にすることで半分だけ開口を、という小さな努力の積み重ねが意外と効果的。不思議な光の交錯を生み出す建築のボリューム感がおもしろいです。

 

 外壁は外断熱に通気胴縁をつけています。軒裏のケラバ部分は防水を密着させ裏から板金で押さえます。端部、入隅の防水は、細心の注意を払って施工しています。

地下のスタジオはコンクリートの補修と下地施工中です。

 

空間の形が現れてくると、光の存在が印象的に感じられるようになります。ちょっと傾いた壁の存在は、建築とは違い、何か別の、自然の洞窟のような特別なものを想起させる感じがします。

 

 

 

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