2015-06-30 17:36:06

MASセミナー#19 開催報告

テーマ:建築コラム
もう6月も最後の日。今月はいろいろあったのですがブログを書くのを忘れていて反省。
先の土曜日は。JIAでMASセミナー#19を開催しました。

テーマは「街と建築を日本と海外から考える」という壮大なタイトル。どうなることやら、と思いましたが、会場の皆さんの海外経験もふまえ、さまざまな意見が出て活気のある会になりました。
 

自分がお話ししたのは、25年前、初めてヨーロッパを旅した時、ベネチアの風景のあまりの美しさにびっくりした、という話から・・。。


月並みですが、美しい町というのは、古いものがしっかり残り、新しいものとのハーモニーによって融合したデザインが生まれているもの。ヨーロッパの建築の重層性は、日本の町と、その作られ方が根本的に違うということを再度考えました。2年前に行ったスイスでは、公共空間が美しく手入れされ、同時に十分に使い倒されている、というセンスと技ありの風景に感銘を受けました。

 古いもの、自然を生かしつつ、手入れをし、人がてを入れ、使い続けることが「街」を美しくするということです。

 一方で日本の街の古い歴史を紐解くと、室町の洛中洛外図屏風、江戸図屏風に、庶民の暮らしを垣間見ることができます。木、紙、布などで作られた家に住み、道に向かってリニアに直線的に並んだ縁台やのれんなどが、周辺とのコミュニケーションを図っていた豊かな暮らしが見受けられます。



 ヨーロッパの歴史とは異なる風土、文化、街の成り立ちを考えるとき、単純に何が美しい、素晴らしい、と決めつけることはできないということにあらためて気づかされます。商店街や路地のように、街路に開く建築のあり方が、日本独自の風景をつくり町の活気を生みます。今でも谷中の商店街など、古いものと新しいものが共存する楽しさがあり、日本的な町の可能性を感じます。


一方今の住宅開発地が住まい単一機能で、商品化された家、消費者的な感性が街を閉ざしてしまうことに、それを醸成する「お客様、消費者意識」についても、考えさせられました。
街の未来は過去によって形成される、美しさは、その風土によって異なることを考えながら、今の町をどう作っていけばよいのか、何を残すべきか、これから、継続して考えていくべき問題です。
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2015-06-09 13:07:10

MASセミナー第19回のお知らせ

テーマ:建築コラム
こんにちは。

東京もいよいよ梅雨入りして、アジサイの花が美しい季節になりました。

さて、今日は日本建築家協会 港地域会が定期的に開催しております、MASセミナー 第19回のお知らせです。



A4版チラシダウンロード→




参加建築家のコメントはこちら。→

テーマ:「街と建築を日本と海外から考える」
日時: 6/27(土)  14時~16時
      懇親会: 16時~17時半まで(参加費500円)
     (同会場で簡単な懇親会を行います)

場所:日本建築家協会 JIA館1階 建築家クラブ
    渋谷区神宮前2-3-18
詳しくはこちら→ http://www.jia-minato.jp/



建築やまちづくりに興味のある方、生活環境を改善したい、という方、テーマについて興味がある方など、どなたでも参加いただける無料のセミナーです。
添付ファイルに記載がある複数の建築家が、スライドと一緒員テーマに沿った考えを語り、会場の皆さんと一緒に考えていく時間にしたいと考えています。

終わった後、同会場でワインとおつまみで簡単な懇親会も用意しています。
気軽な交流のひとときとしても、お気軽にお立ち寄りください。


田口知子
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