2011-08-27 21:07:31

スイス旅行記2011 その①~Valsの温泉施設

テーマ:スイス旅行記

今年の夏休みに、友人と二人でスイスをめぐる旅をしました。ZurichからLuzern、そしてValsの温泉に泊まり、その後Bernに2泊。BernからBaselLausanneを日帰りで往復。「スイスパス」のおかげで(交通機関乗り放題)見たいものをちょっとづつたくさん見る、私のいつもの建築行脚もやりつつ、今回はゆっくりと街歩きも楽しみました。

 盛りだくさんで、写真の数が1300枚を超え、ブログをどう書けばよいか考えていました少しずつ小出しにしてぼちぼち書くことにしました。


 ということで、最初の回はVALSの温泉です。


 VALSはスイス中部にある小さな田舎街です。


鉄道を乗り継ぎ、さらにバスで山の中にわけ入った果てにある、小さな小さな街で、日本の温泉保養地のような場所です。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 山間部を赤い列車が走ります。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 鉄道から見える風景はこんな感じ。

そこに現代の建築家Peter Zumthor氏が設計した温泉ホテルTherme Valsがあります。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ Therme Valsの目前はこんな場所です。牧草地に納屋が点在する風景が絵本の世界のようです。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ こちらがZumthor氏の温泉施設。山の影になって暗いですが。


地元産の石を密実に積み上げた壁面は、重厚さとモダンが調和したとても美しい存在感を放ち、環境に自然に溶けていくような、うっとりするような建築です。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 外壁と窓のアップ。

 こちらは温泉といっても水着を着て入るもので、大人がやっと足が立つくらいの深さ。

温水プールのような感じです。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 屋外の風呂。


周辺の豊かな自然を楽しめる露天風呂や、テーマ別に花びらの風呂や洞窟風呂、音を聞く風呂、灼熱風呂(と言っても42度くらい。日本人にはここが中度良い温度。ほかの風呂は33度くらい。外に出たら寒くて風邪をひかと思いました。)など、いろいろな風呂があります。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ こんなふうに建物は半分地下に埋まっています。


中は撮影禁止なのですが、ちょこっとだけ隠し撮り。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 幻想的なトップライトと水中照明が美しい。

 トップライトが繊細にデザインされ、水面下の照明とあいまって幻想的なシーンをつくっています。ほの暗い空間の中に、水面が浮かび上がる様は、人の意識を開放しつつ、新しい空間体験へといざないます。

 自然の美しさと現代の名建築を同時に堪能できる、とても素敵な場所です。


 ここで偶然、日本の知人の建築家にお会いし、夕食をご一緒することに。やはり建築の世界は狭です・・。

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2011-08-08 20:29:30

「玉川学園の家」現場レポート~上棟しました!

テーマ:建築のしごと


先週、「玉川学園の家 」現場に行ってきました。


ついに上棟して、全体の大きさが出現。Yさんご家族にも確認していただきました。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ

この家は、木造2階建てですが、2階は4つの箱に分かれていて、相互の隙間が抜けている、ユニークな構成です。

建坪は小さいのですが、縦の方向にスキップして上がる床と、視線が抜けるのびやかな空間性が、想像以上に広がりを感じさせてくれます。

 
建築家 田口知子の日常をつづったブログ  2階の床は真ん中に吹き抜けをもって、4つの箱が浮かんでいます。




建築家 田口知子の日常をつづったブログ ダイニングから見た2階の床

 構造的には、2階のボックスを屋根の梁から吊っているのですが、その部分には鉄骨おH型鋼を使って、長期的にも耐久性があり引張り力に強い構造になっています。

 
建築家 田口知子の日常をつづったブログ 屋根の真ん中にH型鋼が入っています。


 明快な構造と空間性を持つ建築というのは、上棟したときにインパクトがあって、清々しし気持ちになります。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ

延べ面積は85㎡(25坪)の小さい家ですが、Sさんご一家も「思ったより広いですねえ」と大喜びしてくださいました。


これからがますます楽しみな現場です。

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2011-08-03 18:11:23

「東久留米の家」が住まいの設計 9月号に掲載されました。

テーマ:建築コラム

昨年の10月に竣工した「東久留米の家」 が、住まいの設計に掲載されました。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 住まいの設計 9月号


引っ越しをされて半年後に撮影した家は、毎日お掃除に気を使っている、というNさんご夫婦のおかげで、家の中はさわやかでやさしい空気につつまれていました。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ ダイニングから北側に向かって、リビングとハイサイドライト、サンルームへと視線が抜けます。(写真:大槻茂)

建築家 田口知子の日常をつづったブログ

Nさんご家族のだんらん(写真:大槻茂)


 カメラマンの大槻氏に、今回撮影した写真を何枚かわけていただきました。(ブログ内写真)

 撮影したのはカメラマンの大槻茂氏。職人気質の真面目なカメラマンですが、空間の特徴や住んでいる人の自然な表情をとらえるのが上手ですね。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 階段から見上げたところ。さらに上にはルーフテラスへ上る階段があり、透明なグレーチングの床から光が落ちてきます。


建築写真のカメラマンは、人によってどんなアングルで何を取るか、大きく違っています。写真というのも、ひとつの作品だと思えばあたりまえですが、建築写真というのは、ちょっと独特の特性があるようにと思います。


建築雑誌の写真は、だいたい人のいない写真を完璧なアングルと添景で納める、というケースが多いものです。それもまた大切な文化ではあると思いますが、先月の内田樹氏の講演で、そのことを批判するフレーズがありました。「建築家の写真はいつも人がいない、まるで人が入ってしまったら壊れてしまうかのような、そういう写真ばかり雑誌に載せるのはよくない。実際、建築家は、最初が最高で、生活が入ってきたらもうだめ、みたいな意識があるのではないか?人がいて、年月がたつごとに味わいが出てくるような空間をつくらなくてはいけない。」という話でした。本当に私もそう思います。


住まわれてからの雑誌撮影は建築よりも人の生活にフォーカスがあたっていて、良い写真が撮れるのだなあ、と思います。そういうふうに、人と建築が調和しながら成長していくような建築を作っていきたいと思います。

 


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