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2011-07-25 15:01:38

玉川学園の家 現場レポート ~蓄熱床暖房の敷設

テーマ:建築のしごと


先週は台風の影響でずいぶん涼しい日が続きました。

おかげで現場監理もずいぶん楽でした。台風が去ったあけた翌日、玉川学園の現場に行ってきました。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 土間コンクリートを打設完了。

今回は土間コンクリートの中に蓄熱用の温水用パイプの敷設をチェックしました。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 土間の上に温水パイプを敷設しています。この上にさらにコンクリートを5cmほどかぶせます。

このパイプに温水が流れて、コンクリートに蓄熱、蓄冷させることができます。夜間に蓄熱させ、昼間一日、ゆっくりと放熱する仕掛けです。冬が特に効果的で快適な室内をつくりま

す。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ

 温水パイプは、出口と入口がひとつづつ、つまり、一筆描きにしなくてはならないのですが、ひとつの家をくまなく連続するラインで一筆書きにします。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ

なんだかナスカの地上絵のようです。

段差があっても、このように接続して、ひとつながりのルートをつくってしまいます。



建築家 田口知子の日常をつづったブログ 段差部分の温水パイプ。


来週には土台を準備し、8/1には上棟の予定です。


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2011-07-12 19:52:31

内田樹氏のお話を聞きました。~JIA建築セミナー「街場の建築論」

テーマ:日々のこと


先日の日曜日、JIA(日本建築家協会)の建築セミナーに内田樹氏をお呼びして、ご講演いただきました。タイトルは「街場の建築論」。


内田氏は、「辺境としての日本」をはじめ、現代哲学、思想などをとてもわかりやすく軽妙な語り口で、ベストセラーを連発されている超売れっ子の思想家ですが、合気道の師範でもあり、武道の道場を開いておられる方です。


 内田氏は、その卓越した知性とクリアな言語表現が本当に魅力的で、その上、頭だけでなく「身体で考える」とおっしゃるように、武道を通して人を教えておられるということが、世の一般のインテリジェンチャと一線を画す人物かと思います。多様性やコミュニケーション、コミュニティーの重要性など、人を大切にする教えは、そのままに、身近な人たち、出会う人や教え子もとても大切にしている方のようです。神戸女学院の教え子の方と知り合いの実行委員がこの企画を実現させました。(ちなみに私もこのセミナーの企画実行委員です。)

内田氏の本は10冊以上読みましたが、あまりに面白いのでさっと読めてしまう数々のベストセラーより「レヴィナスと愛の現象学」が印象に残りました。フランス現代哲学者の中でも難解なレヴィナスを、独特に読み解くユニークな本です。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ

フッサールの現象学との対比が鮮やかに理解できます。そして、そのことは「人」として存在することの洞察と同時に、「自分の頭」という狭い世界から出る可能性、決して把持することも所有することもできない「他者」を認知することと、その他者とのコミュニケーションの中に自己を投棄することの意味を謳った本でした。

講演の後、内田氏にサインをいただいたりして、ミーハーな私です。見えにくいですが、猫のお顔をシンボルにして愛嬌たっぷりな・・。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ

内田氏の話は、どこまでも「コミュニケーション」がテーマでした。そして、そのことは、内田樹氏という人のあり方に反映していることが印象的でした。

お話の内容は本を読めば理解できますが、今回得られたこととして内田氏の人を見るときの鋭利な刃物のような鋭さと、力の抜けた身体のあり方、出会ったものを虜にする不思議な存在感でした。おそらく、怒ったら「怒髪天を抜く」人だと想像できますが、それは義憤ともいうべき怒りであろうし、一かけらの「甘さ」も「媚び」も無い優しさとはこれほどさわやかで魅力的なものかと、深く感動しました。

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2011-07-06 21:20:53

玉川学園の家 現場レポート~配筋検査の巻

テーマ:建築のしごと

先日の月曜日、真夏のような日差しが照りつける中、「玉川学園の家」 の現場に行ってきました。


の日は、基礎コンクリートの配筋の検査をしました。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 道路から敷地を見たところ。道路より70cm

ほど高いところに床ができます。


夏の現場は照り返しもきつくて、本当に大変です。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 1階の土間スラブ配筋です。

工務店は本間建設さん。この工務店の職人さんは、仕事がとても丁寧だ、という印象がありますが、鉄筋屋さんも同様です。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 段差スラブの梁配筋。

今回の配筋もきちんと寸法がそろっていて、番線の結び方、かぶり厚の確保など、細かい部分を見てもちゃんと施工せれていて感心しました。



構造図面には無いのに、「なんかここ、さびしいから、鉄筋一本入れときましょうか?」という気前の良い発言が職人さんから出てくるのにもびっくりしました。とても仕事熱心です。


現場は日陰もなく照りかえしがきつくて、30分も立っているとめまいがしそうでしたが、そのような中で一日中黙々と仕事をしている職人さんたちの「仕事人魂」には、いつも頭が下がります。

 

 



建築家 田口知子の日常をつづったブログ 梁の寸法チェックをする本間建設の渡辺氏。

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