東京大学医科学研究所の東條有伸教授(54)が倫理審査委員会の承認を得たなどと偽って論文を発表した問題で、同大は15日、東條教授を停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。

 処分は12日付。

 同大広報グループによると、東條教授は2008年5月にイタリアの医学誌に発表した論文で、白血病の患者から採取した骨髄や血液の使用について、同研究所の倫理委へ申請をしていないにもかかわらず、倫理委の承認を得たと記載していた。一部には、患者の同意を得ていない骨髄なども使われていた。

 また同大は15日、女子学生にセクハラ行為を行ったとして、同大研究所の30歳代の男性准教授を、諭旨解雇の懲戒処分にしたと発表した。処分は10日付。准教授は、自分の講義を受けていた大学院の女子学生の体を触るなどしたほか、別の女子学生に卑わいな内容が書かれたメールを十数件、送っていたという。

 同大の田中明彦副学長(コンプライアンス担当)は「本学教員として、それぞれの行為は決して許されるものではなく、厳正な処分を行った」とのコメントを出した。

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