水嶋ヒロVS奈良の名探偵コナン ポプラ小説大賞記者会見編
テーマ:日常の謎をズバッと解明と、つい綾香の『三日月』を口ずさんでしまう今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
さあ、みなさん知りたいあの情報。
芸能関係のみなさんが猫まっしぐらにとびつくでしょう。
本来ならこち亀並みに連載ができるほどのネタだけど、
そんな小出しにはしません。
特別に一気に書いちゃおうと思います。
ちょっと長いブログになりますが、ご勘弁ください。
まずは、ポプラ小説大賞記者会見前の夜の状況から。
記者会見ということで、知り合いのジャルジャルとスマイルのスタイリストさんから
衣装をスタイリングしてもらった。
というのも一年ほど前、
「ぼくが小説の新人賞とったら、スタイリングお願いします」
と、無茶なお願いをしていたのだ。
なんでも言ってみるもんですね。
衣装も万全、髪の毛にも軽いパーマをかけた。
よーし、用意は完璧だ。
そろそろ結果がポプラのサイトに出ている頃かな。
と、思って、サイトを開いてみた。
ポプラ小説大賞 特別賞 浜口倫太郎
ちゃんと載っている。
と、一人悦に入っていると、大賞の方に目がとまった。
ポプラ小説大賞 大賞 斉藤智裕(26)
おーすげえ、26歳って若いなあ、と感心していると、
「これって水嶋ヒロじゃないの」
という噂がネットで流れていた。
おいおい、そんなわけあるかよ。なあ、ワトソン君
と、ついワトソン君に尋ねてしまうほどだ。
しかし、なんだか気になったので、
二人の弟に意見を求めた。
弟1のブログ
弟2のブログ
一人の弟は、こう言った。
「そんなわけないやろ」
もう一人はこう言った。
「年齢も名前も一緒やったら、そうちゃう」
うちの嫁もこの意見だった。
しかし同姓同名で同じ年齢ということも考えられる。
これでもし大賞者が水嶋ヒロではなく、
左門豊作みたいな人だったら気の毒にもほどがある。
うーん、真実はわからない。
とにかく、朝も早いのですぐに寝た。
そして、翌朝。
ネットをもう一度見てみると・・・
本当に水嶋ヒロだった
そんなことってある?
いくらぼくがドッキリ好きだからといって、
こんな国家レベルのドッキリをしかけてくるなんて・・・
神様ちょっとやりすぎだろう。
まあ、考えていても仕方がないので、
東京に出かけることにした。
ポプラ社の近くに来ると、
弟から電話がかかってきた。
「兄ちゃん、ちょっと行ってええか?」
弟は新宿で働いているので、
昼休みにわざわざやって来たのだ。
こいつのミーハー心には、びっくりさせられる。
ポプラの編集者の方が迎えにこられたので、
しぶしぶ弟を紹介した。
編集者の方は、教えて透明先生を読んでいるので、
弟のブログも読んでくれてたみたいだ。
弟は自分のブログをプロの編集者に褒められて、有頂天になっていた。
こいつは、一体何をしに来たんだ。
建物の周囲には、予想通り報道陣が群がっていた。
ポプラ社の中に足を踏み入れると、
もう一人の特別賞の方、古内一絵さんと会った。
とても上品で素敵な方だった。
記者会見まで時間があったので、
編集者の方と古内さんとで談笑していた。
ふと、編集者の方の手がカタカタとふるえているのに気づいた。
「緊張してるんですか?」
「はい・・・」
さすが水嶋ヒロだ。編集者の方まで緊張させてしまうのだ。
時間が来たので、
古内さんと一緒に下に降りた。
しばらくすると、水嶋ヒロがやって来た。
同じ人なんだろうか?
これはカッコよすぎるだろ。
ぼくも一応業界人なので、数々のイケメンを見てきたつもりだが、
即座に水嶋ヒロが、ナンバーワンになった。
もう、おそらくこれは不動の一位だろ。
そして、奈良の名探偵コナンの目がキラリと光った。
靴が、輝いている!
イケメンだと、靴まで輝くのだ。
靴屋さんでもこの情報は知らないと思う。
ぜひ、参考にしてほしい。
さらに水嶋ヒロは頭を下げて、こう言った。
「本日は、お騒がせして誠に申し訳ありません」
なんていい人だ。
イケメンの上に、性格もいい。
鬼がロケットランチャーを持っているようなものだ。
お互いに受賞した喜びを少し語り合った。
水嶋ヒロが言った。
「なんだか、緊張しますね」
水嶋ヒロで緊張するなら、
ぼくは、もう石化しているだろう。
しかし、不思議と現実感がなさすぎて緊張感はまったくなかった。
早速、特別賞の発表式となった。
まずは、特別賞受賞者の二人が会見を行うのだ。
古内さんと一緒に、会場に入ると、
フラッシュがバシャバシャとたかれた。
とんでもない人数だ。
普通の小説の新人賞の会見でこれほど人数はこないだろう。
直木賞の授賞式よりも多いに違いない。
さすが水嶋ヒロだ。
古内さんの挨拶がすんだので、ぼくも挨拶をした。
まあ当然、報道では挨拶の内容など紹介されないので、
一応、ブログには書いておく。
「スマイルと一緒に、ぼくは小説家になるので、スマイルはMー1の優勝を目標にしようと約束しました。
ぼくは目標達成したので、次はスマイルの番です」
と、こんな感じの内容だ。
そして、水嶋ヒロが登場した。
フラッシュが死ぬほど光った。
小動物ならショック死するほどの光量だ。
水嶋ヒロの挨拶を隣で聞いていた。
なんて、しっかりした挨拶なんだろう。
26歳の若さで、これほど誠実に語れるものだろうか。
横の水嶋ヒロを見ながら、
自分が26歳のときに何をしていたか、回想した。
あの当時は、番組で各地の小学校に訪れ、
小学生に一発芸をしてもらっていた。
水嶋ヒロは、決してそんな仕事はしない
同じ26歳でもこうも違うのかと愕然としてしまう。
水嶋ヒロの会見が終わり、
三人で壇上にあがり、撮影タイムとなった。
殺人的にフラッシュがたかれた。
これはもう失明するだろ。
芸能人って本当に大変だ。
記者の一人が、注文した。
「みなさん、ガッツポーズしてくれませんか?」
ぼくはすぐにポーズを作ろうとしたが、
隣の水嶋ヒロが小声がこう言った。
「ガッツポーズってなんだか恥ずかしいですよね」
ぼくは、即座に拳をおろした。
おいおい、そんな恥ずかしいことできないぜ、
と、その記者に言ってやりたかった。
記者会見が終わり、水嶋ヒロはすぐに帰っていった。
うーん、帰り方もさわやかだ。
帰り方にさわやかさがあることを初めて知った。
その後、テレビのインタビューを受けて、
ようやく記者会見が終了した。
こうして、激動の一日が終わった。
で、今日テレビを見たのだが、
水嶋ヒロと自分の圧倒的な差に愕然とした。
もう、イケメンの隣に二度と立たないことを心に誓った。
最後に、今回のことでネットで水嶋さんのことがいろいろ書かれているので、
ぼくの意見を書いておこうと思います。
(あくまで個人的な意見で、正解も不正解もないです)
最初に水嶋ヒロが大賞だと聞いたとき、
なんて偉いんだろう、と思った。
というのも、水嶋ヒロほど知名度のある芸能人なら小説の新人賞などに応募しなくても、
あらゆる出版社から小説をだせるだろう。
編集者同士の関ヶ原の戦いが繰り広げられるに違いない。
でも、わざわざ新人賞に応募した。
すごく立派なことだと思う。
芸人でも、ちょっと面白いタレントが出てきて、
「俺は、芸人だ!」
と、言い張ったら、不愉快に感じるんじゃないだろうか。
長年、板の上に立ち続け、きちんとした段階を経て、
はじめて芸人と名乗れるのだと思う。
小説家でも同じことだと思う。
きっちりと新人賞をくぐり抜けて、
デビューするという過程をたどることに意味があることじゃないだろうか。
小説家志望者の数は、本当にたくさんいる。
みんな必死で小説を書き上げて、新人賞に応募しているのだ。
別に小説家なんて、儲かる商売ではない。
本を読む人口はどんどん減っているし、ビジネスとしても大きなものではない。
この傾向はさらに加速するだろう。
でも、物語を紡ぎたいから、みんな小説を書くのだ。
そして、小説の新人賞に応募し、受賞することを願う。
ぼくだって今回幸いにも受賞できたが、
二、三作品ほど応募して、一次選考にも残らず落とされている。
そのたびに、試行錯誤しながら、おもしろい物をつきつめた。
そんな小説家志望者からしたら、
有名人というだけで、簡単に小説を出す人のほうが腹立たしいんじゃないだろうか。
(別にぼくはそれが悪いとは思ってないです)
編集者の方も小説の新人賞の選考をするのは本当に大変だ。
普段でも忙しいにもかかわらず、
千編以上ある小説を読まなければならないのだ。
そして、自分が気に入った作品には何度も目を通し、
その作品を次の段階にあげるために会議でプレゼンをし、
何人もの編集者が検討をして、賞を与えるにふさわしい作品を選ぶ。
昨日、編集者の方からそんな想いを聞いて、胸があつくなった。
みんな小説を愛しているし、本が好きなのだ。
だから、小説の新人賞を受賞して、デビューすることには大きな意味があると思う。
水嶋ヒロは、きちんとその過程をたどったのだ。
これって、すごく立派なことじゃなかろうか。
決して、非難されることではないと思うんだけど。
今回、変に注目されたが、
まだ、ぼくもスタートラインに立っただけだ。
新人がデビューしても、すぐに消えていくのが、小説家の世界だ。
これから、どれだけいい作品が作れるかが勝負となってくる。
けれど、ぼくは『競争の中で生きない』と決めている。
何度もブログで書いているけど、
エンターテイメント作品は、なにを面白いと思うか人によって違う。
村上春樹の小説より、蛭子能収の漫画をおもしろいと思う人も大勢いる。
(別に蛭子さんの漫画が面白くないと言っているわけではないよ)
だから、自分がおもしろいと思うことをつきつめて、
多くの人に届く作品を、編集者の方と一緒に作り上げていくことを心がけたい。
ということで、斉藤智裕(水嶋ヒロ)さん、古内一絵さん。
奨励賞の東朔水さん、中山良太さん、おめでとうございました。
同期の仲間として、がんばりましょう。
そして、特別賞に選んでいただいたポプラ編集部のみなさん、ありがとうございました。
と、ちょっとまじめなこと書いちゃいましたが、
明日からは、いつもの東アジア圏で何の役にも立たないブログに戻ります。
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