嫁姑 路線変更
朝仕事をしていたら。
仕事道具の自転車に乗りながら、アイデアが浮かんだ。
実は先日書いた案は第二の設定である。
しかし、冒頭の場面を考えた時。
「現地を取材するには金がかかる…」
のに気づいた。
前回の課題まで舞台が関東甲信越地域とは言え、やや遠方なのに。
海外にまで手を伸ばそうとしている自分に疑問が湧いて来たのだ。
「いくらなんでも、これは無理だ」
と。
そこで、私の原点に立ち返り、舞台は東村山に戻す事にした。
寺院の家庭と言う案も白紙に戻す。
しかし題名はどうしても譲れないので、『ヨメと虎と木魚たち』から発想を考える事にした。
第二案の原点になっているのは、キャリアウーマンの嫁と伝統ある家を守る姑の対立である。
この嫁姑の立場を逆転させてみよう。
ただし、嫁は外の家からやってきた人なので実家が名門にするかどうかはまだ考えていない。
実は第一案では、
わがままな姑と抑圧された嫁
というアイデアがあった。
元ネタの『ジョゼと虎と魚たち』の主人公くみ子(ジョゼ)は足の不自由な女性で狭い世界に暮らしている。
そこへ恒夫という王子様?がやってくるのだが、現実は厳しい。
実は人魚姫の変奏曲だ。
この幻想と現実のギャップがあの映画を名作にした要因である。
初のテレビドラマ『火の魚』でも、渡辺あやサンは幻想と現実のギャップを使って、小説家と編集者の交流を日常を積み重ねて描くことで丁寧に書いている。
そこで、作品へのオマージュとして、ヨメをジョゼのように抑圧された世界に住んでいる女性にしようと思った。
また姑に憎まれる女性でなくてはならない。
そこで嫁のイメージだけはハッキリと浮かんだ。
味の素のほんだしのCMに出ている宮崎あおいである。
私は味の素が大好きで、製品をよく使っているが、何故かほんだしだけは買っていない。
これは別に彼女がCMをやっている訳ではない。
調理師学校の時代に和食の授業で、だしの取り方を教わったからだ。
そっちの方が手間はかかるが、上手くいけば粉末よりも美味しい。
また会社勤めしていないので、時間はある。
閑話休題。
ともかく私は宮崎あおいが嫌いである。
何故かと言うと、声が気に入らないからだが。
決定打になったのは
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である。
これがまた主題歌が大塚愛で
「なんだかイライラする!」(いとうあさこ風に読んで下さい)
だったのだ。
では、何故宮崎あおいが嫌いなのか?
これをシナリオにすれば、姑が嫁を抑圧するドラマが描けると思った。
姑はどんな人物にしよう?
キャリアウーマンという大まかな設定は決まった。
更に踏み込んでみよう。
実は私の母の知り合いで、
子供に
「母さんは不味いモノが好きなの?」
と言われた料理ベタな母親がいた。
そこで。
キャリアウーマンの姑対主婦の嫁。
料理ベタな姑対料理名人の嫁。
という二つの対立構造を考えた。
そして、次第にお互い自分に無いモノを嫉妬しあっている事に気づく。
そういう話に持っていこう。
では、題名の内の二つ。
虎
木魚
はどうしようか?
虎は一旦没にした設定を憧れの象徴とした。
木魚は東村山にある寺院を取材する。
この対立にはどうしても息子(夫)の存在が不可欠なので、存在が希薄にならないように考え中である。
作るにあたって、他の渡辺あや脚本も研究しようと思っている。
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観よう、ッと(桂小枝風に)。





