ナイト・トーキョー・デイ | MusiCinemania by Uzo★mUzo

ナイト・トーキョー・デイ

$Uzo☆mUzo 

監督・脚本 イザベル・コイシェ

出演 菊地凛子、セルジ・ロペス、田中泯、中原丈雄、榊英雄

(あらすじ-ほぼネタバレ)

リュウ(菊地)は夜の築地市場で働いている。
リュウの友人は、彼女に興味を持った録音技師(田中)。
リュウの裏の顔はヒットマンである。

長良(中原)の娘・ミドリが自殺した。
彼女の死の原因は、彼女の夫で、
ワイン商のダビ(セルジ)だ、と恨んだのは、
長良と、彼の部下で、ミドリに思いを寄せていた石田(榊)。
石田はダビの殺害をリュウに依頼した。

だが、リュウはダビに恋をした。

ダビとラブホテルで逢瀬を重ね、
リュウは殺害の契約を反古にした。


しかし、ダビにとってリュウはミドリを一時忘れるための
存在でしかなかった。


ダビは母国・スペインへ帰る決意をし、長良に電話した。

そして、市場へリュウに会いに来るが、
そこへ銃を持った石田が現われた。
ダビを庇ってリュウは撃たれて死んだ。


母国へ帰ったダビは新生活を始めるのだった。

(感想)

東京が舞台となっているスペイン映画。

ラーメン博物館、花やしき、下北沢、築地市場などが登場する。

また、
部屋が電車の車両のようになっている、
イメージプレイ用?(笑)のラブホテルが登場。
ここで菊地とセルジは クンニの音が生々しい
セックス・シーンを演じる。
音譜BGMには
美空ひばりの歌うシャンソンの名曲音譜バラ色の人生のカバー。
浦山桐郎監督の1969年の映画カチンコ「私が棄てた女」なども画面に登場する。

まさに 日本人では考えつかない日本のイメージだった。
そういうのを観るのは面白い。

菊地凛子はチャーミング。
彼女の出演作は、映画バベル と
映画アサルトガールズ  (←リンク)を観たが、
彼女が喋る役を観るのは 初めてだったことに気付く。
声もかわいい。

田中には独特の個性があるし(今回は珍しく近づきやすい感じのする役だった)、
中原もファンだし(こういうおじさんになりたい)、榊もそれなりだった。

セルジは 
映画パンズ・ラビリンスで ヒロインの義父を演じていた人。
多分、日本の女性にはあまりに男臭くて、ウケない風貌だと思う。

心に孤独を背負ったリュウとセルジが惹かれあう過程を
もう少し丁寧に描けばまた印象も違ったんだろうけど、
淋しさを埋めるために誰かと抱き合うこともあるわけで、
この展開はこの展開でリアルだとは思うんだな。

命を賭けるほどセルジを愛したリュウの姿が悲しい。

でも、総合すると・・・どうってことない作品だった。

ちなみにこの作品には押尾学が出演していたのだが、カットされている。

オフィシャル・サイト
http://www.night-tokyo-day.jp/




ナイト・トーキョー・デイ [DVD]/菊地凛子

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