毎週、ボランティアで食事会を続けているお宅を、岡本のぶ子世田谷区議会議員のご案内で訪ねました。






杖をついて歩いて来た方、バスに乗って遠くから来た方、一人で、ご夫婦で、あるいはお友達同士で誘い合わせて来た方、一人で食堂に入るのは難しくてもちょっと手助けがあれば自分で動ける方、知り合いはいないけれど誰かと美味しいものを食べたい方、さらには私のように元気な新参者まで、多様な立場の人がちゃぶ台を囲む温かな雰囲気。



美味しい家庭料理を囲んで、話したい人が話し、聞きたい人が聞き、静かに食べたい人は食べる、自然な語らいと見守りの場がありました。

とても優しい空気が溢れていました。




Aさんが高齢となられ、将来ご自分が関わることができなくなったとしても、この食事会を続けていくことができるようにと、テレビで見たNPO法人ふるさとの会に相談し、ご近所のボランティアの方々と共に今は、同会が運営の手伝いをしています。


こうした場は、かけがえのない地域の宝だと思います。


このお宅のおかげで、これまで、どんなに多くの人が家庭料理を囲み、豊かな時を過ごすことができたか計り知れません。


地域の中で孤立を防ぐためにも、このような場所が色々な所にあるといいですが、Yさんの話を伺い、どんな人にも美味しいものを食べさせてあげたいという真心があるからこそ、続いてきたのだということが良くわかりました。


運営に関して、ふるさとの会の方とも意見交換させていただきました。他の地域での取り組みを通じて、場を作っただけでは、Yさん宅のようにすぐに人が集まるわけではないという事例も伺いました。


人と人とのつながりがある支えあう温かな社会を目指して、こうした場を守り、作っていけるよう後押ししてまいります。